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絵で学ぶ上級への韓国語文法のレベル(難易度)は??口コミ&レビュー

ご自身の語学習得に関して,韓国語の試験,韓国語学習に関してTOPIK,ハングル能力検定,,韓国語

絵で学ぶ上級への韓国語文法のレベル(難易度)などを口コミとしてレビューする記事です。

韓国語の上級の本は、大型の書店じゃないと在庫が無い場合があります。なので取り寄せて買う、もしくはネットで買うといった場合も多いです。

しかし書店で取り寄せをお願いすると絶対買わなければなりません。また、書店で取り寄せるにしてもネットで買うにしても、中身を確認できない、という怖さがあります。

当記事はそんなお悩みに答える記事で、絵で学ぶ上級への韓国語文法を読んでみての感想などを口コミとしてレビューします。

どんなことが学べるか、どんな内容か、等も書いていますので、本記事が『買う』『買わない』の判断の一助になると嬉しいです。

※主観で記事を書いています。感じ方は人それぞれ、ということを念頭に置いた上でお読みいただければと思います。

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『絵で学ぶ』シリーズとは?

『絵で学ぶ上級への韓国語文法』のレビューをする前に、『絵で学ぶ』シリーズについて少しご紹介します。

『絵で学ぶ』シリーズは白水社さんから出版されている、韓国語の文法の参考書です。定番&ロングセラーなので、多くの韓国語学習者に利用されています。

今回取り上げる『絵で学ぶ上級への韓国語文法』の他に、『絵で学ぶ韓国語文法』や『絵で学ぶ中級韓国語文法』があります。

絵で学べるため、どんなシチュエーションで使われるかがわかりやすいです。特に、初めて見る文法事項は、どんなニュアンスなのか想像もできないことが多いため、絵で解説してくれると理解が早まると言えそうです。

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絵で学ぶ上級への韓国語文法で学べる内容とレベル(難易度)

続いて絵で学ぶ上級への韓国語文法ではどんなことが学べるか、どんな内容か、レベル(難易度)はどれくらいか、について書いていきます。
本の外観は↓です。

絵で学ぶ上級への韓国語文法外観
絵で学ぶ上級への韓国語文法外観

学べる内容としては、本のタイトル通り文法が学べます。例えば下記のような表現が詳しく解説されています。

  • 〜거든
  • 〜건만
  • 〜느니만 못하다 などなど

上の表現を含め、合計84種類の表現を解説してくれています。
これらの表現は似たようなものが多く混同しやすいので、この本のように一覧にしてまとめてくれると非常にありがたいです。

解説されている文法は、唐辛子マークでレベルごとに区分けされています。唐辛子1つがハン検3級、2つがハン検準2級、3つが上級レベル、です。

ですので難易度としてはハン検3級以上、ということになります。
当記事にたどり着いている方はハン検とは何かはご存じの方が多いと思いますが、念のためハン検について解説した記事へのリンクを貼っておきます。

本のメインは文法解説で、本を開いたときの左側のページで主な解説をし、右側のページで練習問題をする、という構成になっています。

左側のページにはPlus ONEという項目があり、単純な文法解説のみに留まらず、関連した文法やさらに一歩進んだ解説もなされています。
なので知っている文法であったとしても、Plus ONEの部分を読むことで新たな発見があることは間違いないと思います。

また、本編の合間にある「お悩み解決コーナー」では、中級や初級でも取り上げられた文法との違いを説明してくれます。
こちらでも25種類もの表現の解説がなされているので、確実に韓国語への理解を深めてくれます。

このお悩み解決コーナーでは下記のようなものが学べます。

  • 「理由」の表現の使い分け
  • 「〜が」지만からの脱却
  • 年配者の威厳を持った言い回し
  • 時代劇などで使われる少し古めの言い方

もう一つ、本編の合間には「5分間の力だめし!」のコーナーがあります。ここでも練習問題問題に取り組むことができます。学んだ内容が順不同で出てくるので、日を変えて少し忘れた頃に取り組むと理解が深まることでしょう。

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絵で学ぶ上級への韓国語文法を読んでの感想を口コミとしてレビュー

それでは、実際に絵で学ぶ上級への韓国語文法を読んでどうだったかについて口コミを書いていきます。

当記事を書いた時点で、TOPIK 6級(240点)、ハングル能力検定試験の準2級を持っています。それぞれの合格体験記を本ブログにて公開していますので、ご参考までにリンクをご紹介しておきます。

TOPIK 6級、ハン検準2級では、文法の理解があいまいになっている部分があります。
ある文法表現を見たときに、思い出すのに時間がかかったり、別の表現と混同していることに気づくことがあります。

絵で学ぶ上級への韓国語文法を読んだときに、下記に気づきました。

  • 〜길에を見たときに〜김에と混同して意味がすぐに出てこない
  • 〜거든と〜거늘はわかったようでわかっていなかった
  • 〜느니と느니만큼の意味が似ていると思っていた
  • 〜ㄹ/을 망정と〜기에 망정이지を混同していた

これらのように、ハングルが似たような表現は理解があいまいになっていることが多いです。
どれもハングルの綴りが似ているために混同するわけですが、下記のように考えるべきだな、と気づくことができました。

  • 길は「道」の意味から来ていて、김は겸(兼)と似ていると考えると覚えやすい。김は「〜するついで」で、겸は「〜するのも兼ねて」だが、意味は大して変わらない。
  • 느니만큼は니(〜だから)の派生系。つまり니까と同列であるわけで、〜(느)니만큼も니까も니の派生で、理由を表す。느니の部分が同じだからといって느니と느니만큼を関連付けて考えてはいけない
  • 거든と거늘、ㄹ망정と기에 망정이지は全く別物(本当に別物なのかは不明。由来を調べると関連があるかもしれないが)

本を読むと、上記のように自分なりの解釈ができあがります。なので似たような文法をまとめてくれた本書はとてもありがたいな、と思います。目次に、この本で扱っている言い回しの一覧がありますので、全部読んだ後に目次を見るだけでも復習になって理解を深めることができます。

また、本の最初の方に『覚えておきたい助詞・助詞相当語句(上級)』があり、これも他の本ではあまり見ない解説で、とてもためになりました。

巻末に単語の索引があるとよりよいのですが、この本には無いのでそこは残念なポイントです。

あと、個人的にこの本の絵はコミカル&独特で楽しく勉強できると感じました。
下記のリンクから試し読みができ、本の構成や絵を見ることができます。気になっている方は参考までにご覧いただくとよいと思います。

絵で学ぶ上級への韓国語文法の試し読みページ

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まとめ。絵で学ぶ上級への韓国語文法は買いか

まとめます。ポイントは下記かと思います。

  • 本編で84種類の文法表現が学べる
  • 本編の合間のお悩み解決コーナーで25種類の言い回しが学べる
  • 解説ページのPlus ONEでも新たな発見が見込まれる
  • 上記3点により、似た表現(綴りが似ているものや意味が似ているもの)を自分なりに整理できる
  • 1〜3個の唐辛子マークでレベル分けがされている。それぞれハン検3級、準2級、上級レベル
  • TOPIK 6級(240点)、ハン検準2級取得状態で読んだところ、買ってよかったと思った

さいごに絵で学ぶ上級への韓国語文法は買いか、です。TOPIK 6級でも260点未満やハン検準2級以下の方には買いです。

ハン検準2級では文法問題が出ますが、この本レベルの問題がかなりの確率で出ると思います。ハン検準2級の受験をお考えの方は買って損はしないかな、と思います。

一方でそれ以上の実力をすでにお持ちの方には買いでは無いでしょう。
本のタイトルの通り『上級への韓国語文法』なので、すでに上級の方にとっては物足りないと思われるからです。

ただ、率直に言ってハン検2級以上を持っている方は多くはないでしょうから、多くの方にとって買い、と言えるのではないか、というのが個人的な感想でした。
当記事が買う、買わないの判断になったのであればうれしいです!!

絵で学ぶ上級への韓国語文法

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さいごまでお読みいただきありがとうございました!!

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