子供に英会話を教えるために
*本記事はすべて読むのに約6分かかります。緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。
現在、このブログ運営者自身は韓国語を勉強していますが、傍らで子供達に英語を教えています。
小職が子供達に英語を教えている方法を記事として書いてみたところ、ずいぶんと長くなったので、分割してシリーズ化することにしました。
こちらにまとめております。
今回は初回として第0弾です。
近年の社会背景と、個人的に考えていることをまとめております。
「お子さまに英語を教える理由を明確化しておきましょう!」、というのがこの記事のテーマです。
お子さまを英語に慣れさせなければ、と考えておられる親御さん方にお読みいただけると運営者は喜びます。
子供に英語を教えている取り組みだけ知ることができれば十分、という方は第1弾より書いておりますのでこちらからお進みください。
目次(この記事の内容)
1. 近年の社会環境
1-1. 大人社会(会社)でのグローバル化について
近年、グローバル化という言葉を聞くようになって久しくなります。
このブログの運営者は海外に拠点を持つ企業で働いていることもあり、人材のグローバル化、という言葉を耳にすることがあります。
グローバル化という言葉を耳にする度に個人的に思うことは下記です。
・グローバル化の定義って何?
・人事や経営層はどんな人がグローバル化だと思ってんの?
・そもそもそういう言葉を使うあなた達自身は、もちろんグローバル人材になっているのですよね?
・グローバル人材のモデルケースを出してみてください。
毎度毎度このようなことを思うのですが、グローバル人材のモデルケースは出てきたためしはありません。
結局グローバル化とは体のいい言葉であって、理想像がぼんやりしているのが実情です。
これが大人社会におけるグローバル化の現実であり、会社員の方にはそこそこ共感いただけるのではないでしょうか。
1-2. 子供の英語教育について
一方、子供社会における教育はどうなっているのでしょうか。
現在は中学校では英語は必修科目ですが、小学校における英語教育の有無は各学校に委ねられているようです。
しかし2020年度からは小学校での英語教育が5年生以上で教科型(要は必修)になるようです。
さらには英語教育の早期化を目標に、小学3年生から活動型の教育を導入するということです。
具体的にはコミュニケーション能力の素地を養うため、週1~2コマ程度とされています(小学3年生)。
→ こちら
私立小学校では英語教育はほぼ実施されているのでは、と推察します。
文部科学省の平成29年度の調べでは、外国語活動を実施している学級数は67,987学級で全体の91.9%、教科として実施しているのは5,964学級(全体の8.1%)とのことです。
→ こちら
教科としては実施してはいないけれども外国語活動は実施しているのが大半、というところでしょうか。
また、上記資料によると、英語教育の担当教師は学級担任であるというのが91.9%のようです。
これまで英語の知識を要求されてこなかった学級担任が、英語教育を担当している学校が大半と言えます。
もちろん、研修等の実施で対策はされていると思いますが。
これを楽観的に捉えると、「教師が英語を習得するのにも時間がかかるんだから、小学校で必修化になったところで大した学力は求められない。だから別に子供に早くから英語教育なんて行わなくてもよいでしょ?」ということです。
悲観的に捉えると、「教師が英語を習得するのにも時間がかかるんだから、小学校で必修化になったところで英語は身に付かない。でも社会に出てからはグローバル化が求められる。学校での教育が不十分ならば家庭でなんらかの対策をしないと。」となります。
子供を取り巻く英語環境はこんな感じじゃないでしょうか。
1-3. ブログ運営者がなぜ子供達に英語を教えているのか
答え)グローバル化に備えさせるためです!
↑の言葉に集約されます。
サラリーマンであるこのブログの運営者は、同僚のお子さんが英語がうまくならない、というお話を聞くことがたまーにあります。
この話を聞く度に非常に共感します。
それと同時に思うこともあります。
そんな簡単に英語がうまくなったら、世の中バイリンガルだらけになっているはずですよ、と。
社会に出てからも10年以上外国語の勉強を続けましたが、未だに実力不足であることを痛感します。
映画なんて完璧に理解できるようになれる気がしません。
少し話がそれましたね。
なぜ子供に英語を教えるか、に対し、グローバル化に備えさせるため、と書きました。
そもそもグローバル化とはなんなのでしょう?
グローバル化は英語を話せることではない、とおっしゃる方もおられます。
これには大反対です。
グローバル化が英語が話せることではないのが本当であれば、「グローバル化」という教科を英語とは別に作ればいいのです。
しかしその教科は現実にはありません。
なぜか?
グローバル化に必要な特殊な能力は英語以外に無いからです。
と、いうことでここで個人的に考える日本人のグローバル化の定義を示しておきます。
・日本以外でも日本と同じ結果を出せる
・他人を尊重し多様性を認める
これができれば良いのです。
二点目の「他人を尊重し多様性を認める」、というのは現在でも教えられている道徳や社会性の広義の内容で、学校でも家でも少しづつ習っていくものです。
習ってもいざ社会に出てみると実践がかなり難しいのですが。
残るは「日本以外でも日本と同じ結果を出す」ためには何が必要か、です。
それはその国の言語運用能力だと信じています。
その国の言語運用能力があれば同僚と一緒に物事を進められますし、多様性を認められれば大きな衝突も起こらないでしょう。
よって、英語でなくとも外国語の習得はグローバル人材のための必要条件だと思っています。
英語を話せる人は世界中ほぼどこにでもいますので、グローバル化に備えさせるために英語を教えています。
広告
2. 子供に英語を教える理由を明確化しておこう!
大層なことを書きましたが、英語を教える理由は、「子供との接点を増やすため」、「小学校での英語教育の早期化に備えるため」というもので十分です。
子供に英語を教えていると悩みがちょこちょこ出てくる場面があります。
特に小学校修学前から英語を教え始める場合、母国語が完全に身に付く前に外国語に触れることになります。
我が家の子供も日本語が身に付く前から英語に触れさせていますが、正直、日本語の習得は遅いように感じます。
また、昨今の教育熱も加わり、他の子より英語が上手にできない場面にも直面することになります。
他の子と比べる必要なんて全く無いのですが、英語が上手な子を羨ましく思ったり、どのように教えているのだろう、とどうしても思ってしまうのです。
そんなときは、英語を教えている理由にもう一度立ち返りましょう。
ちょっと日本語の受け答えにつまづいているなぁ、これではグローバル化うんぬんの前にお友だちと楽しく遊べなさそう、と感じたら英語の勉強をお休みしたらよいのです。
いやいや、子供らは多少の受け答えのつまづきなんて意識していない。気にせず英語を学ばせよう、というのもアリです。
大事なことは親御さんの教える理由がはっきりしていて、どうすればお子さまにとって良いか、の判断軸があれば理想的というわけです。
英語はすぐに身に付くものではないので、長く継続することが秘訣です。
教えるワケを持っておけば例え一時的に中断しても、長い目で見れば結果的に学習時間が長くなると思います。
広告
3. まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本の教育システムは変わりつつあると思いますが、実績が伴うのはまだ先の話になろうかと思います。
こういった理由から、第0弾として心構えについて書かせていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません