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韓国語能力試験(TOPIK)の時間配分と意識すべきこと

2019-08-12ご自身の語学習得に関して,外国語試験関連,韓国語の試験,韓国語学習に関して試験ノウハウ,韓国語情報,韓国語試験

*本記事はすべて読むのに約6分かかります。緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。

語学の勉強を継続する際に必ず必要になるものが目標です。「英語のネイティブと流暢に話したい!」、「K-POPの歌詞の意味を知りたい!」等、もちろんなんでも構いません。しかしながら、最終ゴールに近づくための過程ではなかなかモチベーションの維持が大変です。

そういった中、理解度の中間チェックとしてなんらかの評価は欲しくなります。この意味で外国語の試験を受けられる方も多いことと思います。

今回は受験日が間近に迫った韓国語能力試験(TOPIK)についての記事をかかせていただきます。韓国語能力試験(TOPIK)で高得点を目指すためのコツと試験中に意識するべきことを書いています。ズバリ、コツは「쓰기における時間配分」と「읽기での見直ししない勇気」です。
→ 쓰기(作文)については文体も重要です。こちらの韓国語能力試験(TOPIK)の쓰기(作文)で使うべき文体(한다体)の記事で解説しています。

韓国語能力試験のコツについて、こちらの韓国語能力試験(TOPIK)のコツをまとめますで取り上げていますので合わせてご覧ください!

ブログの運営者自身、外国語の試験をそれなりに受験してきました。感じることは試験の得点を上げるためにはやはりコツや、意識すべきものがある、ということです。

2018年10月21日に受験するので、本記事では当日に意識すべき時間配分とコツを2つほど挙げたいと思います。

(19年4月22日追記:本ブログにて韓国語能力試験のコツをこちらの韓国語能力試験(TOPIK)のコツをまとめますの記事でまとめております。どうぞご覧ください。)

韓国語能力試験を受けられる方、一緒にがんばりましょう!

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1. 韓国語能力試験での쓰기(作文・書き取り)時間配分

쓰기の勉強を放棄しても最高級である6級を取得された方もおられるようです(このブログの運営者も2019年の第65回TOPIKにて6級に合格しました。【TOPIK 6級】合格体験記&対策で記事にさせていただいています)。しかしながら、それだと듣기(聞き取り)と읽기(読解)で挽回しなければならなくなります。

このブログの運営者は、リスニング(듣기)が非常に苦手で他の方のような高得点は望めません。そのため6級合格のためには쓰기を捨てるわけにはいかず、対策をして高得点を目指す必要があります。

前回の試験でボロボロであった쓰기を70点くらいまで上げることを目指します(前回の試験結果はこちら)。前回の試験の反省は、配点の低い箇所に時間をかけすぎ、쓰기の全体の時間配分をしくじったことです。

쓰기の問題数は4問です。そのうち最初の2問はほぼ毎回配点が10点です。にもかかわらず前回はここをパーフェクトに仕上げようとしてしまい、時間をかけすぎました。50分中15分近く使ってしまいました。単に実力が無く韓国語の文章が書けない、という理由も大いにありはしましたが。

この最初の2問は2つ合わせても配点は20点です。쓰기(作文)の満点は100点であることから、かけられる時間はせいぜい全体の二割で、50分×20÷100=10分です。ただし、後半の2問は難易度が上がることを考えると、ここは7分未満で終えるくらいが理想と思います。

3問目は、資料を見てその要約を200~300字程度で書く問題です。

例えば、
「子供を産まなければならないか、を男女に聞いた結果の資料」
「いいえと答えた理由の資料」
を見て、「子供を産まなければならないか」、に対する資料のまとめを書く、といったものです(第52回 韓国語能力試験の問題より)。

ここの時間配分は最初の2問の7分を引いた43分のうちどれくらいかけるべきでしょうか?ひとまず3問目はおいておいて、難問であり配点が50点もある4問目を先に考えてみましょう。

4問目は、ある主題に対し3つの観点から自分の考えを600字~700字で書く問題です。

例えば、
「意思疎通の重要性とその方法」について
「意思疎通はなぜ重要か」
「意思疎通がうまくなされない理由はどんなものか」
「意思疎通を円滑にする方法はどのようなものか」
の3つの観点から自分の考えを書く、といったものです(第52回 韓国語能力試験の問題より)。

4問目の配点は50点で半分を占めること、問題の難易度が一番高いことを考えると30分はかけるべきだと考えます。従って3問目は残りの13分(43分-30分)ということになります。

3問目、4問目の書くスピードを計算すると、各々の文字数が250文字、650文字とすると
3問目 : 250文字 ÷ 13分 = 19.2文字/分
4問目 : 650文字 ÷ 30分 = 21.7文字/分
になります。このスピードを意識して書いていくことが쓰기のコツだと考えています。

その他にも쓰기(作文)のコツや練習方法等も当ブログで記事にしております。쓰기では語尾を下称体、いわゆる한다体にすることが重要です。한다の書き方は韓国語能力試験(TOPIK)の쓰기(作文)で使うべき文体(한다体)で書いております。また、過去問の模範解答から、쓰기で書くべき文字数についてこちらの作文・쓰기(書き取り)の文字数~韓国語能力試験(TOPIK)ノウハウで考察しています。こういったコツを本番の試験同様一行25マスの原稿用紙で練習することが重要で、その方法についてはTOPIK作文の原稿用紙とその使い方&書き方の記事で書いております。よろしければ合わせてご覧ください。

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2. 強く意識すべきこと

2つ目のコツとしては읽기(読解)で見直しをしないことです。
韓国語能力試験の읽기は全問解答が非常に難しいです。難易度自体はそこそこなのですが、時間が足りないのです。

そこで意識すべきことは、見直しをしない、ということです。
このブログの運営者は、읽기では1問解答し終わったあとに再度問題と本文を見直し、解答に間違いないかをチェックしてしまいます。英語の試験でもこれをやっています。

これによりケアレスミスを防ぐことができることは確かではありますが、ケアレスミスなんてせいぜい2~3問程度です。今の実力では、ケアレスミスによって数問落とすことが致命的になるようなレベルには残念ながらいません。それよりも適当に答える問題をできるだけ減らすことに重点を置くべきです。

見直しながら試験の解答を進めていくやり方は間違いではないのですが、今のブログの運営者のレベルでは逆効果になってしまいます。ケアレスミスは怖いのですがここは勇気を持ち、解答を終えるとすぐ次の問題に切り替えることを意識すべきと思います。

읽기(読解)では時間との戦いになりますので、実際の試験のように時間を計りながら練習することが重要です。公式ページでは過去問を使って模擬試験のように時間を計りながら解いてみる機能を提供してくれており、こちらの記事でご紹介しています。

コツはもう少しあるのですが、試験でこれ以上意識すると頭がごちゃごちゃになりますので、また別の機会に記事にしたいと思います。ちなみに韓国語能力試験(TOPIK)の過去問を入手する方法もいくつかあり、こちらの記事で書かせていただいております。合わせてご参考にしていただけますと嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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