こだわり中級韓国語の評価をしてみます

2019-03-08ご自身の語学習得に関して,韓国語学習に関してコストパフォーマンス,安く,,韓国語,韓国語情報


語学を勉強していて迷うことの1つに、どの教材を選ぶか、という悩みがあります。

語学は時が経つにつれて変わっていくものですので、最新の教材で勉強することが重要です。
しかし、フォーマルな文章であれば時代の流れで劇的に変わることは実はありません。
最新の教材で勉強することはとても良いことですが、ほぼ定価で手にいれることになりますので、お金がかかってしまいます。

そこでできるたけお金をかけずに韓国語を学ぶ方法として、発売から比較的年数がたっている本を教材とする方法があります。
これだと古本屋やフリーマーケット、図書館でのレンタルなどでお金を節約しながら教材をゲットすることができます。

当ブログはコストパフォーマンスを意識した外国語勉強の情報を発信していることから、5年以上前に発売された韓国語の本の評価を、ブログ運営者の独断と偏見で行うことをシリーズ化しようと思います。

もし購入をご検討されているのであれば記事をご覧いただければと思います。
第一段は「こだわり中級韓国語」です。

その他、韓国語の学習に関する記事はこちらにまとめております。

         

広告

1. お金を節約しながら韓国語を学ぶ方法について

このブログの運営者欄でも記載しておりますが、現在小職は三人の子供の子育て中です。
また同時に現在は韓国語の勉強に励んでおります。
子育て中は何かとお金がかかります。

でもこのまま語学の勉強も続けていきたいので、いかにお金をかけずに学習効果を最大化できるか常日頃考えています。

そんな中、できるだけ節約しながら韓国語を勉強する方法として、少し古めの本を教材として使用したらよいのではないか、と考えるようになりました。
少し古めの本であれば古本屋やフリーマーケット、図書館でのレンタル利用がしやすくなり、最新の本よりは安く手に入れることができます。

現在の社会情勢、トレンド(芸能やスポーツとか)、IT関連なんかは最新版を利用する必要がありますが、語学の試験なんかで使われるフォーマルな韓国語は、数年~十数年の間では劇的には変わらないのではないかと思います。

日本でもここ20年くらいでフィギュアスケートが強くなったり、買い物も実際の店舗に行かずにアマゾン等でポチったり、といったように大きく変化しました。
しかしフォーマルな日本語、例えば上司への言葉遣い、ニュースでの言葉遣いはほぼ変わっていません。

そのため、フォーマルな文章が多い韓国語の試験(韓国語能力試験(TOPIK)、ハングル検定)で高得点を目指す上では、多少古い本でも問題ないわけです。

また、現在ではフリマアプリやアマゾンなどのネットショップでも本が買えます。
しかしフリマアプリやネットショップの本屋の欠点は、店舗での買い物と違い、中身を一切見られないという点があります。

こういった背景から、小職が使用した韓国語の本の中で、5年以上前に発売されたものの評価をしてみたいと思います。

フリマアプリやアマゾンで安く売っていたとき、勉強教材を探すときなどに参考にしていただけると嬉しいです!

1-1. 5年以上前の本の韓国語関連の書籍を評価します

5年以上前に発売された韓国語の本を評価しますが、評価項目として次のものを挙げました。

○難易度:入門/初級/中級/上級
○文体の系統:フォーマル向き/日常会話向き
・읽기(読解)問題量
・듣기(聞取り)問題量
・쓰기(書取り)問題量
・文法関連の問題量
・解説の親切さ
・その他情報の豊富さ(韓国文化紹介など)
・말하기(話し)への直結度

評価として総合点数を書いており、点数の分布を表すレーダーチャートもつけております。
レーダーチャートの各項目は満点に対する割合で作成しております。

下記に評価方法の詳細について記載しておきます。

1-0-1. 難易度について(このブログの運営者の感覚で)

難易度については下記のように表記しています。
このブログの運営者の感覚で区分しています。

入門:韓国語能力試験1級くらい
初級:韓国語能力試験2~3級くらい
中級:韓国語能力試験4~5級くらい
上級:韓国語能力試験6級以上

1-0-2. 文体の系統について

外国語の系統は大きく分けると日常会話系とフォーマル系がありますので、ご紹介する本がどちらよりなのかを表します。
(もう少し細かく分けると専門系というのもあります。外国語の区分についてはこちらの記事で書いています。)

1-0-3. 읽기/듣기問題量について

各能力(읽기/듣기)20点満点で評価しています。

掲載されている文章(短文、長文)がどの程度の量があるのかを表します。
点数が高い方が文章の数が多い、ということで点数化しており、点数が高ければ純粋に文章量が多い、ということを表します。

文章の質まで評価したいのですが、いかんせん母国語が韓国語ではないので単純に量だけの点数化としました。

1-0-4. 쓰기/文法関連の問題量について

こちらは各項目10点満点で評価しています。

쓰기の問題のある参考書は少ないので少し配点を減らしています。
(この項目の配点を高くしてしまうと全ての本の点数が低くなりやすくなってしまいます……
쓰기を中心に勉強されている方、ごめんなさい)

쓰기の項目では、韓国語能力試験(TOPIK)のように長めの文章を書く問題から一文で終わる問題まで、どの程度の問題数があるかを示します。

また、文法関連の問題量についても10点満点評価としています。
韓国語能力試験(TOPIK)では、純粋な文法問題も無いので配点を下げております(ハングル検定では文法問題がありますが)。

1-0-5. 解説の親切さ

こちらは15点満点です。

英語でも韓国語でもそうなのですが、解説が物足りない本があったりします。
上級者用の本になってくると見られるのですが、問題に対する解答のみを記載し、解説は無い、というものがあったりします。

その参考書の制作者の意図としては、
「わからないものは自分で調べなさい」
とか
「これくらいのものは書かなくてもわかるよね?」
的な考え方なのだと思います。

まぁ確かにその通りではあるのですが、お金を払って参考書を買っているのだから、読者に少しでも多くの知識を与えたい、と考えていただきたいものです。

というわけで本項目では15点満点で解説の親切さを評価しています。
点数が高いほど細かく丁寧に解説してくれています。

1-0-6. その他情報の豊富さ(韓国文化紹介など)

こちらは15点満点で評価しています。
語学の勉強を進めて行くと、その国特有の文化や風習を知らないと理解が難しいものが出てきます。

例えば北緯38度線(北朝鮮との国境線)を휴전선(直訳は休戦ライン)と呼んだり、
종류(チョンノ。繁華街などがある観光の中心地の1つ)には色々なお店がある、KOSPI(韓国経済指標のひとつ。1980年の上場株価の時価総額に対する現在の上昇具合のようなもの)という指標で経済成長を見たりする、などです。

こういった、試験勉強だけでは得られづらい韓国の紹介やプチ情報の豊富さを点数化しています。

1-0-7. 말하기(話し)への直結度

こちらは10点満点で評価しています。
日本人が外国語を勉強すると、どうしても말하기(スピーキング)がおろそかになります。
しかし、実際は말하기ができるとかなりのアドバンテージになります。

そのため、ご紹介する本が말하기力向上にどの程度寄与してくれるかを数値化しています。
本項目も小職の感覚でつけています(笑)。
말하기はできないんですけどね。

2. こだわり中級韓国語の評価

今回ご紹介する本はこちらです↓。

こだわり中級韓国語、という本です。
難易度、文体の系統は
○難易度 : 中級
○系統 : 日常会話向き
です。

総合評価は59点です。
内訳は下記です。
レーダーチャートの各項目は満点に対する割合で作成しております。

읽기(読解)問題量 4/20点
듣기(聞取り)問題量 12/20点
쓰기(書取り)問題量 2/10点
文法関連の問題量 4/10
解説の親切さ 15/15点
その他情報の豊富さ(韓国文化紹介など) 15/15点
말하기(話し)への直結度 7/10点

それでは各項目について見てみましょう。

2-1. 읽기(読解)問題量

こちらは20点満点中4点です。

こちらの本は読解の問題はありません。
しかし、韓国文化の紹介を2ページ程度の韓国語の長文で書いている部分が複数個あります。
この部分は日本語の対訳もあり、とてもありがたい部分でしたので、읽기としての設問はないものの、少し加点をしました。
ただ、全体的な읽기としての読書量は少ないので低めの得点としています。

2-2. 듣기(聞取り)問題量

ここは20点満点中12点です。

試験対策に作られた本ではないので、읽기同様듣기としての設問もありませんが、この本のメイン部分は듣기です。
듣기の力を伸ばすためのトレーニングという意味合いの本です。
(→ CDの音声をスマホに入れて聴く方法をこちらに書いております。通勤中学中などに是非お試しください。)

듣기メインのわりに文章数が少なく(13個)、物足りなさがあります。
13個の文章を、ゆっくり読んだものと普通くらいスピードで読んだものがCDに収録されています。

同じ中級レベルの듣기用教材でも数十個の文章を扱っているものもありますので、文章数は少々不満です。

ただし、内容としては参考になる部分は多くあります。

2-3. 쓰기(書取り)問題量

ここは10点満点中2点です。

韓国語能力試験(TOPIK)のような쓰기のスタイルではありませんが、各章に練習問題が収録されています。

こちらに取り組むことで쓰기の訓練になります。
ただ、一文のみを書く練習となってしまうので、쓰기の訓練というよりは文法理解のため、という意味合いが強いです。

2-4. 文法関連の問題量

ここは10点満点中4点です。

こちらも試験用の文法問題というものではありません。
各章が
長文 → 解説 → 練習問題 → 話のタネ(이야깃 거리) (→ コラム(ある章とない章があります))
という構成になっており、長文解説の確認用として練習問題を用意している、というもので、文法理解を助けてくれます。

取り扱っている文法事項は初中級~中級くらいかと思います。

2-5. 解説の親切さ

こちらは15点満点中15点です。
満点です。

全体的にわかりやすく丁寧に解説してくれています。
扱っている文体は日常会話なので、日常会話でよく使う文法を勉強したい場合はかなり有意義な本になります。
生きた韓国語に近いと言えるのではないでしょうか。

途中から반말(タメグチ)になりますので、丁寧語とくだけた表現を両方とも学ぶことができます。

また、本の後ろのほうの『整理して覚えよう』で文法事項がまとまっているので、とても丁寧に解説してくれています。

2-6. その他情報の豊富さ(韓国文化紹介など)

ここは15点満点中の15点です。
満点です。

13の長文がありますが、ほぼすべて韓国文化をからめています。
韓国語で韓国文化を説明してくれているので一石二鳥です。

また、2-5.でも記載しましたが、各章が 長文 → 解説 → 練習問題 → 話のタネ(이야깃 거리) (→ コラム(ある章とない章があります)) の構成になっています。

話のタネでいろいろな表現を学ぶことができ、また、合計8個あるコラムではいろいろな韓国文化を知ることができます。

この本を手に取られたあなた、コラムも読むことをオススメします(笑)

2-7. 말하기(話し)への直結度

ここは10点満点中7点です。

日常会話が大半を占めている関係で、とっつきやすい表現が多いと感じました。
そのため、耳に残りやすく말하기につながりやすい本であると思います。

広告

3. まとめ

いかがでしたでしょうか。

最新の本で勉強するのもよいことですが、ちょっと古めの本を安くゲットしても、多くのことを学べます。

今回ご紹介した本は듣기メインでしたが同時に韓国文化の紹介も多く、日常会話寄りですので試験勉強より旅行などで韓国語を使いたい方に向いている本です。

試験用の本が高めの総合得点が得られやすい評価方法になっているので得点は59点と伸びませんでしたが、ご興味のある方はお読みになるときっと学ぶことが多いと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

広告