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韓国語(ハングル)の用言活用まとめ

2020-07-19ご自身の語学習得に関して,韓国語学習に関して動詞,基礎,文法,活用,韓国語

韓国語の述語は動詞か形容詞というのが特徴です。これを用言と呼びますが、多くの韓国語学習者の壁となるのがこの用言の活用です。

用言の活用には動詞と形容詞で共通の変化をするものと、連体形や下称体のように動詞と形容詞で形が異なるものがあります。また、正則活用と呼ばれる、比較的わかりやすいものと変則活用と呼ばれるややこしい変化をするものがあります。

本記事では「活用ってなんですか?」から出題頻度が高くない러変則まで網羅しておりますので、韓国語の勉強を始めたばかりの方も、ある程度活用の理解をされている方にも参考になる記事になっていると思います。さらに、敢えて少し難しめの単語を用いて解説している部分もありますので、中級者の方にもきっと満足いただけるのではないかと!

活用をマスターするのはなかなか時間がかかります。さいごの方には練習問題もありますのでがんばって覚えていきましょう!

*本記事はすべて読むのに約6分かかります。緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。

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活用ってなに?

活用ってなんですか?
ごもっともな疑問です。しかし日本語を話せるのであればすでに活用を使っています。例えば下記の表みたいなやつです。

切れている場合は横にスクロールできます。

基本形~ながら~て~ようだ~ほど
寝るながらようだほど
飛ぶながらようだほど
勉強する勉強ながら勉強勉強するようだ勉強 するほど
小さい小さながら小さ小さようだ小さほど

上記を見て、全部使ったことがある!、意味がわかる!のであれば活用を理解しています。この概念が韓国語にもあるだけです。

この表の2列目と2列目より右側の列で黒い文字が文法書チックに言うと『語幹』というものです。言葉は覚えなくて問題ありません。言葉って使っていく上で形を変化させなければなりませんが、そんなときでも変えてはいけない部分のことを語幹と呼びます。

青文字の部分はいろんな動詞や形容詞につく一定の単語です。

それに対し、赤文字の部分は青文字部分をつけようとするとどこからともなく出てくる文字です。この赤文字は動詞の一部と見なされたり、青文字部分の一部と見なされたりします。

では日本語の活用を見てみましょう。例えば「飛ぶ」に「て」をつけようとすると、なぜか「飛んで」になります。「ん」と「ての濁点」はどこから来たのでしょうか?はい、小職もわかりません。活用ってこんなもんです。母国語であれば意識せずに衝動的に使えるものなんですが、外国語になると使う訓練をしていないので、衝動的には使えないんです。

なので韓国語の活用を身に付けるには、韓国に住んで母国語並みに慣れる、か、活用のルールを覚える、かのどちらかになります。普通の学習者は活用のルールを覚えることになります。

活用についてまずは日本語を例にご紹介してみました。韓国語の活用でも、赤文字部分のようによくわからないけどこんな形になる、みたいなルールがあります。「으」変則や「르」変則などはその代表例です。

下記にその韓国語の活用ルールをご紹介していきます。◯◯活用と呼ばれるものと連体形を覚えてしまえばバッチリです!

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まずは活用一覧表と規則的な正則活用を!

韓国語の用言の活用でもっとも分かりやすいのが正則と呼ばれる活用です。韓国語の活用は①語幹がどんな母音で終わっているか②第何語基の活用形になるか、が鍵です!これによって変化の仕方が変わりますが、正則活用は規則的に変化してくれるので覚えやすいです。また、すでに活用をある程度覚えている方向けに、活用一覧表を下記記事の最初に載せておりますし、第◯語基についても解説しています。ブックマークなどに登録していただけると便利かと思います。

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ㅂ変則/ㄷ変則/ㅅ変則/ㄹ変則活用

正則活用以外は変則活用と呼ばれます。変則活用で最初にご紹介するものはㅂ※1(ピウ)変則、ㄷ(ティグッ)変則、ㅅ(シオッ)変則、ㄹ(リウ)変則です。変則活用の中でも結構出現頻度が高いものですのでお目にかかることが覆いはずです。しっかりと覚えていきましょう!

※1 このあたり、「ㅂ」や「ㅅ」のような韓国語(ハングル)の各文字の名前はコピペできるハングル読み方一覧表(韓国語のあいうえお)の記事でご紹介しています。

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으変則/르変則/하変則活用

続いて으変則、르変則、하変則です。こちらも出現頻度は高いです。個人的にはこのあたり、THE・変則活用なイメージです。本記事の上の方で日本語の活用変化の表を例に出しましたが、あの赤文字部分のように特に르変則はどこからともなく「ㄹ」が現れます。詳しくは下記記事で!

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存在詞(계시다,있다,없다)、指定詞(이다,아니다)

韓国語には存在詞と指定詞と言う概念があります。存在詞とは日本語で「(~が)ある/いる/いらっしゃる」であったり「(~が)ない/いない」と訳されるものです。英語では「be動詞」や「exist」の意味で、He is at home.のisの働きです。指定詞は名詞のうしろについて「~だ/である/です」みたいに訳されるものです。英語では「be動詞」にあたり、This is a pen.のisの働きです。

러変則/우変則어変則/ㅎ変則活用

次は러※2変則、우変則、어変則、ㅎ変則活用です。この辺りになると少し出現頻度が落ちてきます。ㅎ変則なんかは이렇다(訳:こうだ)なんかでいつの間にか見たことがある状態になっていることも多いです。率直に言うと、ここを覚えるよりも次の連体形を先に覚えたほうがよいです。まだ連体形の作り方を覚えておられない場合はこの次の記事を先にご覧ください。

※2 「러」や「우」はなんと読むかご存じですか?それぞれ「ロ」、「ウ」と読みます。このあたりのコピペできるハングル読み方一覧表(韓国語のあいうえお)記事で解説しています。

連体形の作り方

あと少しです(笑)!続いては連体形です。連体形とは体言(名詞)を修飾する形のことです。修飾とは、なにかを詳しく説明することと思ってもらえばオッケーです。例えば「小さい靴」とか、「発表する日」とかです。「小さい」が「靴」を修飾していて、「発表する」が「日」を修飾しているわけです。このように、名詞を修飾する言い方も活用に含まれます。ここは動詞と形容詞で形が異なりますし、出現頻度も高いのでがんばっておぼえましょう!

下称体の作り方

活用関連の説明のさいごです!下称体です。これは「~である」とか「~ない」のように、客観的事実を述べるような時に使われる表現です。新聞や小説で使われます。話しことばで使われる場合は「~だ」のように訳されることが多く、目下の人や同年代の相手に使われます。ちなみにこの下称体、ハンダ体(한다体)とも呼ばれるもので韓国語能力試験の作文(쓰기)でとても重要だったりします。下記で解説しています。

活用を勉強するためのオススメの本は?

これまで、韓国語の用言の活用について解説しました。すこし慣れた方のため、あえて少し難しいながらも応用がしやすい第◯語基で説明をさせていただきました。一般的な本ではもう少しとっつきやすく、かつ易しい単語で解説をしています。このブログの運営者が使ったオススメの本を初級編、中級編に分けて下記でご紹介しています!ご興味のある方は参考にされてください!

韓国語の活用練習問題初級編

さて、上記を一通り理解されましたら練習問題をやってみましょう!韓国語の活用は種類が多いので、初級/初中級/中級で分けています。下記、初級の問題になります!

韓国語の活用練習問題初中級編

続いて韓国語用言の活用練習問題の初中級レベルの問題です↓

韓国語の活用練習問題中級編

中級レベルの活用練習問題です!韓国語は中級を越えると参考書の数が減ってしまいますし、辞書を使う機会も増えていきます。下記の中級編では実際に韓国語の勉強をしていく上で、わからない単語に出会ったときにどのように辞書で調べるか、なんてこともわかるよう問題を作成しています。ぜひ取り組んでみてください!

さいごに

韓国語の用言の活用をご紹介しました。活用を理解できれば読める韓国語、聞ける韓国語が増えます。もちろん書ける韓国語、話せる韓国語も増えることでしょう!

その他、韓国語の文法事項や勉強方法を下記の記事でご紹介しています。合わせて読むと効果的です!

さいごまでお読みいただきありがとうございました!

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