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atの攻略【TOEIC 800点突破の前置詞知識】

2020-08-28ご自身の語学習得に関して,英語学習に関して,語学学習の興味が湧く記事800,TOEIC,前置詞

前置詞の中では比較的理解しやすいものがatです。とは言え簡単な用法ばかりではなく、TOEIC 800点を突破するために知っておきたいちょっと上級知識もあります。本記事ではatを攻略していきましょう!

当記事を読むと、
He shooted her.と
He shooted at her.の違いがわかります。
また、The train will be arrivinging at Tokyo.と
They should have arrived in London.で同じ動詞(arrive)の後ろなのに「in」と「at」で違う理由がわかります。このブログの運営者なりの解釈が入っておりますが、こんな考え方で覚えればいいんだ、ということがおわかりいただけると思います。

*本記事はすべて読むのに約7分かかります。緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。

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「at」のイメージ

本ブログではTOEIC 800点を取るために!、をスローガンに少し難易度の高い前置詞の用法を攻略することをおすすめしています!当記事以外の前置詞の攻略記事はこちらのTOEIC 800点レベルを目指すための記事にまとめております。お時間のあるときに覗いてみてください。

それでは本題です。まず、「at」のイメージを掴みましょう。atはピンポイントのものの前につくイメージです。

例えば
I always get up at 6:30.
He is standing at the center of the stage.
I will wait for him at the platform.
のような使い方をされますよね。

最初の例文のように、atの次に時間が来た場合はピンポイントの時間になりますし、2つ目と3つ目の例文のように場所が来た場合もピンポイントの位置を示すことになります。

これがatの基本的なイメージです。

他にも
I was at a loss for words.(言葉に困った)の「at a loss」や、「at ease」のようなイディオム中のatもあります。これらもピンポイントにlossやeaseの状態にいる、ということが言えると思います。

これを踏まえた上で冒頭でご紹介した
①He shooted her.
②He shooted at her.
③The train will be arrivinging at Tokyo.
④They should have arrived in London.
を考えてみましょう。

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前置詞「at」を攻略する!

「at」の有無で意味が変わる

まずは①と②の例文を見てみます。この違いはshootのあとにatがあるかないかです。このatの有無でニュアンスの違いが出てきます。この違いを説明できますでしょうか?

①のようにatが無い場合、shootは他動詞であり、herは目的語になります。一方でatがある②の文ではshootは自動詞となります。

自動詞と他動詞については下記の記事でも解説しています。

下記の記事で自動詞と他動詞を解説しています。

さて、動詞の中には自動詞としても他動詞としても働くものがあり、shootはその中の一つです。英語の他動詞は目的語とのつながりがかなり強くなることが特徴で、①の例文の場合、彼女を打った(彼女に弾丸が当たった)ことを示唆します。

一方でatを伴った自動詞のshootは「ピンポイントに彼女を狙って打った」ことに焦点が当たります。そのため、弾丸が当たったかどうかはこの文ではわかりません。

したがって、それぞれの日本語訳は下記のようになります。

①He shooted her. 「彼は彼女を打った(弾丸が当たったことを示唆)」
②He shooted at her.「彼は彼女に向けて打った(弾丸が当たったかどうかではなく彼女めがけて打ったことが言いたい)」

このように、前置詞atがあるのと無いのとでニュアンスの違いが出てきます。

このように、atはピンポイントに狙うイメージを覚えていただくのと同時に、目的語を取る他動詞は目的語とのつながりが強いことも覚えておきましょう!

場所を表す前置詞に「in」を使う場合と「at」を使う場合の違い

次に③と④の例文を見てみましょう。

③The train will be arrivinging at Tokyo.
④They should have arrived in London.

双方とも場所を表す名詞の前にきていますね。そして動詞はarriveで、それぞれの訳は
③その電車は東京に着くでしょう。
④彼らはロンドンに着いたはずだ。
です。両文とも「どこかに着く」ことを表しているのに前置詞は「at」と「in」なんです。この違い、おわかりですか?

atはこれまでご説明してきたとおり、ピンポイントのイメージです。ピンポイントの場所を指すのですから、狭いところを示すのが通例です。なので大都市のイメージがある東京やロンドンの場合、atが使われづらいんです。

でも「その電車は東京に着くでしょう。」のような場合、atが使われます。

ここからはこのブログの運営者の見解になりますが、大都市につく前置詞は文の主語によって「in」と「at」で変わるのではないかと思います。ピンポイントをイメージさせる「at」に対し、「in」は「~の中に」という訳だけに比較的広くて大きいものをイメージさせます。

③の文では主語は電車です。電車にとって東京やロンドンのような大都市は広いでしょうか。もちろん広いともとれますが、電車は九州にも北海道にも行動範囲が及びます。そう考えると電車にとっては大都市であっても広くはなく、ピンポイントの「at」が使われるのではないのかな、と思います。(同様の理由で主語が飛行機であってもatが使われます。)

一方で④の主語は「they」で人です。人にとって東京やロンドンは広くて大きく、広大な場所に着く、というイメージになり「in」が使われるのだと考えられます。

こう考えれば同じ「arrive」につく前置詞であっても、違うものを使うことに納得できるようになりませんか?

「in」と「at」についての注意

小さい集落などに住んでいる場合を言いたい場合、ピンポイントに近い感覚になるので、例えばABCという名前の集落に住んでいたとすると
They live at ABC.
という文があり得るのではないか、ということです。

ここまでatについてご説明し、inとの違いについてもご紹介しました。上記のようにinは広大な場所をイメージさせることを考えると、以下のような注意点が浮かび上がります。

このように言ってもネイティブには通じると思われますが、少しネガティブのイメージを与えてしまうのではないでしょうか。inは広大な土地をイメージさせるので、なんとなくポジティブな印象になるはずです。しかし小さい場所にat、加えて「住む」のliveが合わさってしまうと「こじんまりした場所に住んでいる」と言っているようにも聞こえます。

主語が「I(私)」であればあえて
I live at ABC.
として少しウケ狙いの自虐ネタともとれるような気がしますが、主語がtheyなど、私以外になる場合はatを使うときは少し考えた方が無難でしょう。

個人的な見解なので合っているかはわかりませんが—

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さいごに

TOEIC 800点突破のための前置詞の知識としてatをご紹介しました。また、

  • He shooted her.
  • He shooted at her.
  • The train will be arrivinging at Tokyo.
  • They should have arrived in London.

の違いを取り上げ、マニアック解説をお伝えしました。

前置詞は使い方を間違えやすく、選定を謝ると意味が変わってしまう場合もあります。本記事が英語を勉強されている方へ参考になればとても嬉しいです!

さいごに独学でTOEIC 800点を取るための情報をまとめた当ブログの記事をご紹介します。お時間のあるときに見てみてください。きっと新たな情報や学びが見つかると思います。

TOEIC 800点を取るための情報が詰まっています!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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