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英語と韓国語を同時に勉強するメリットとデメリット。そして必要なものは?

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英語と韓国語など、2つ以上の言語を同時に勉強するメリットやデメリットをご紹介し、多言語学習に必要なものは何か、について書いている記事です。

当ブログの運営者は英語と韓国語が得意なので、英語と韓国語を同時に勉強する、という視点で書いておりますが、英語と中国語など他の言語を同時に勉強するときにも共通していることが多くあります。

複数の言語を同時に習得することを目指されている方に参考になる記事になっています。

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英語と韓国語など、多言語同時学習は可能か?

いきなり結論ですが可能だと思います。ただし、英語とそれ以外のどれかの言語、とする方がよいです。もちろん、気持ち次第ではありますけれど………

当記事では英語と韓国語が得意なこのブログの運営者(プロフィール)が、英語や韓国語などの多言語学習をする際のメリット、デメリット、必要なもの、なんかを考えてみます。

多言語学習を検討されている方はもちろん、1つだけの言語を勉強されている方にも参考になると思います。

まずは多言語学習のメリット、デメリット、必要なものを列挙してみましょう。一つ一つ下記で説明していきます。

☆多言語学習のメリット

  • 外来語をまとめて覚えられる
  • 耳は慣れやすい
  • ふとした瞬間に見たり聞いたりできる
  • 煮詰まったときにリセットできる
  • 複数言語をマスターするのにかかる期間は短い

★多言語学習のデメリット

  • 1つの言語をマスターするまでの期間が長い
  • ストレスが貯まる
  • 辞書や教材がまとめて必要になる

◎多言語学習に必要なもの

  • 語学学習へのモチベーション(好奇心)
  • 月3,700円程度のお金
  • 片方の言語を忘れる恐怖からの脱却

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英語や韓国語を同時に勉強(多言語同時学習)するメリット

ここからは英語や韓国語など、同時に多言語学習をする際のメリットなどについて解説していきたいと思います。

先ほど、多言語学習をするときには、英語とそれ以外のどれかの言語にするほうがよい、とお伝えしました。

例えば「英語と韓国語を同時に勉強」、「英語と中国語を同時に勉強」などです。それには理由があり、英語を混ぜると確実に効率がよい、と断言できるものがあります。

その辺りを含めて解説していきます。

外来語をまとめて覚えられる

外来語は、英語と別の外国語(韓国語など)を同時に覚えると効率がよいです。

例えばナイフを英語と韓国語で考えてみましょう。

  • 英語:knife
  • 韓国語:나이프(ナイプ)

韓国でも日本でも外来語の多くは英語から来ています。なので、英単語を覚えてしまえば、似たような発音で他の言語の単語も覚えられるということになります。

おそらくこれは日本や韓国以外でも一緒でしょう。英語を混ぜるべき、とお伝えしたのはこれが理由です。

先ほどのナイフの例に戻りましょう。英語でナイフはknifeで、発音は「ナイフ」です。

韓国語では나이프となり、発音は「ナイプ」です。英語と発音が似ていますが微妙に違いますね。

ではフォークを見てみましょう。

  • 英語:fork
  • 韓国語:포크(ポク)

英語はforkで発音はフォークです。
韓国語は포크で発音はポクです。

韓国語では「knife→ナイプ」であり「fork→ポク」なんです。ここから気づくことはないでしょうか?

knifeの最後feが韓国語ではプ(프)であり、forkの最初foがポ(포)なんです。

これを深堀りしていくと、英語のFの発音は韓国語でㅍ(パ行)になるという法則に気づくことが出来ます。

このような法則に気づけば、韓国語の英語由来の外来語の単語を多く覚えられることになります。

効率よく単語を覚えられるので、これは多言語学習の大きなメリットと言えます。

耳は慣れやすい

続いてのメリットは「耳は慣れやすい」というものです。

語学の勉強ではリスニングで勉強を進めたりしますが、どうしても聞いたものを日本語に置き換えてしまいます。ですが毎度毎度日本語に変換していては、会話のスピードについていけないことに気づきます。

対応策としては日本語に変換してしまう癖を消すこと、ということになります。英語なら英語のまま理解できる、という状態に持っていくということです。

とは言え慣れ親しんだ日本語への変換をしない、というのは中々大変です。そのための訓練として、実は英語はとても良いです。

英語は日本語と語順が全然違いますから、日本語に変換がしづらい言語です。従って日本語への変換を早い段階で諦めることができます(笑)。

この「日本語への変換」癖をなくす上では多言語の同時学習は効果的です。日本語以外をインプットしまくるので、日本語で考えてしまうクセを早く消してくれるはずです。

先ほども触れた通り、このときに英語のような日本語と語順がぜんぜん違う言語を混ぜることは、「耳を外国語になれさせる(日本語に変換しない)」上でとても効果的です!

ふとした瞬間に見たり聞いたりできる

次のメリットは「ふとした瞬間に見たり聞いたりできる」というものです。

例えば英語と韓国語を同時に勉強しているとします。そうすると普段の生活において、英語や韓国語を意外にも見聞きすることが多いことに気づきます。

テレビのニュースを見ていると、アメリカのニュース(英語)やレポーターの映像が流れることがあリます。

また、音楽番組を見ているとK-POPアーティストが韓国語を話すのを見かけるときがあります。新大久保など韓国文化が強い町並みが映ってハングルを見かけることもあるでしょう。

このようなとき、少しの時間、それらの言語を理解するように努めましょう。するとちょくちょく勉強中の言語に触れることができます。

語学の勉強は机や本に向かって学ぶのも重要ですが、短時間でもちょこちょこ触れるというのも重要です。

英語や韓国語などを同時に勉強する場合は、脳内のアンテナが敏感になっていますので、このふとした瞬間の英語や韓国語が自然と気になります。結果としていつの間にか学習時間が(意識せずとも自然に)増えることになります。これも大きなメリットです。

煮詰まったときにリセットできる

1つの言語だけを学んでいると煮詰まるときがあります。

複数の言語を同時に学んでいると、煮詰まってしまったときに気分を変えて別の言語に取り組む、なんてことができます。

英語の勉強をしていて、覚えていたはずの単語が思い出せない、テストで点数が下がった、なんていうときはムシャクシャしてしまいます。2時間勉強しようと思っていたのに、1時間くらいで戦意喪失、なんてことが出てきます。

そんなとき、別の言語の勉強に移行すれば勉強を続けられます。英語だけ勉強していては1時間で終わってしまっていたものが、2つの言語を同時進行していれば計画通りに2時間勉強できる場合もあります。

複数言語をマスターするのにかかる期間は短い

最後のメリットは、複数言語をマスターするのにかかる期間は短い、というものです。

例えば英語でTOEIC 800点を取得してからTOPIK(韓国語能力試験)の上級である5級を取得する場合と、TOEIC 800点とTOPIK 5級を同時に目指す場合では、後者の方が早く達成できる、ということです。

ただ、検証はできないので残念なのですが、これまで上げた4つのメリットを考慮すると、2つの言語(片方は英語)をパラレルで学ぶ方が効率が良いでしょう。

繰り返しになりますが
①英語由来の単語の覚えが早い
②日本語脳から抜け出しやすい
③ふとした瞬間の勉強時間で差が出る
④煮詰まったときに別の言語の勉強に移行できる
というメリットがあります。

そのため、複数言語をマスターする!という目標がある場合は、1つをマスターしてから次の言語に進むより、同時に勉強するほうがよいと言えます。

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英語や韓国語を同時に勉強(多言語同時学習)するデメリット

英語や韓国語など、多言語同時学習のメリットをお伝えしました。ここからはデメリットも考えてみます。

1つの言語をマスターするまでの期間が長い

これは当然と言えば当然ですが、1つだけの言語をマスターするまでの期間は、2つの言語を同時に勉強する場合は長くなってしまいます。

例えば英語だけを学んでいるのであれば、今日も明日も英語を習得することを考えておけばオッケーです。

一方で英語と韓国語を勉強している場合、今日→英語、明日→韓国語のような予定になります。もしくは今日→英語30分/韓国語30分、のような形になります。

こうなると、英語だけを勉強する場合に比べて多言語同時学習では英語のための時間が減ってしまいます。英語と韓国語に均等に勉強時間を割り当てる場合、英語の学習時間は半分になってしまいますから、英語をマスターするまでの期間は長くなってしまう可能性があります。

ただし、先ほど挙げたようなメリットがあります。なので、例えば目標到達までの時間が、英語だけ勉強した場合が2年、英語と韓国語を同時に勉強した場合は4年、ということにはならないと思います(個人差はもちろんありますが、3年とか3年半等に縮められるのではないでしょうか)。

ストレスが溜まる

続いてのデメリットは、ストレスが溜まるというものです。

先ほども少し触れましたが外国語を勉強していると、覚えたと思っていた単語が思い出せない、実は覚えられていない、なんてことに頻繁に出くわします。そしてムシャクシャしたり、「なんで覚えられていないんだ」と自分を責めることもあります。

つまり、自分へのストレスを抱えることになります。

これまでの経験上、1つの言語だけを勉強していてもこうなります。なので2つの言語を同時に勉強すると、覚える量がさらに増えますので頭がごっちゃになりやすく、ストレスも増えると思われます。

この、覚えられないストレス増加、というのはデメリットの1つになりそうです。

ですがこのストレスを乗り越えて、聞き取れなかった外国語が聞けるようになると、喜びは格別に大きかったりします(笑)。

辞書や教材がまとめて必要になる

続いてのデメリットは教材関係、そのための費用についてです。

始めは初級や入門の本などを手に入れることから始めると思います。

例えば英語だけを勉強するときは英語の本1冊だけ買えばよいです。が、韓国語も勉強するとなるともう1冊買う必要があります。

同時に2言語を勉強する場合、同時期に2冊必要になるので、出費が一気に来ます。

2言語を学ぶ場合でも、英語をマスターしてから韓国語を勉強する、という場合は結局は2冊買うことになり総額は変わらないのですが、出費を分散できます。が、同時進行すると出費が一気に来ます。これもデメリットです。

辞書にしても同じで、数千円はする辞書を2冊一気に買うとかなりの出費です。辞書は来月にまわそう、など教材を計画的に揃えることを考えないといけなくなります。

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多言語(英語/韓国語)同時学習に必要なもの

これまで英語と韓国語を中心とした多言語学習のメリットとデメリットについてご紹介しました。

多言語同時学習を続けられるかどうかのポイントは、やはりデメリットを克服できるか、になると思います。デメリットを克服するために何が必要かについて考えてみます。

語学学習へのモチベーション(好奇心)

まずは多言語を勉強するためのモチベーションです。言語への好奇心とも言えます。

語学の習得は
覚える→忘れる→イラつく→覚える→テストを受ける→結果が出ない→イラつく
→また覚える→忘れる→イラつく→覚える→テストを受ける→結果が出ない→イラつく
の繰り返しです。

勉強をやめてしまうのは「イラつく」のタイミングであり、ここをいかに乗り越えるかが重要です。

精神論になってしまいますが、これを乗り越えるのは好奇心であり、たまに見られる自分の成長の実感であり、人より語学がわかる優越感です。

継続すれば必ず目標に到達できますので一時的に勉強を中断してしまっても、また再開し、目標に到達しましょう!!

モチベーション維持の一貫として、TOEIC 800点が会社員ではどのように評価されるか、について当ブログの運営者が経験に基づいて下記に書いています。語学ができるとオトクなことがありますのでご一読を!

TOEIC 800点がどう評価されるかについて書いています

また、外国語の試験で点数が上がらなく、やる気を失ってしまったときは下記の記事をお読みいただくと、元気を回復できるかも知れません。

TOEIC 800点を取るための情報が詰まっています!

月3,700円程度のお金

さて、言語の習得にはお金も必要です。先ほど触れましたが、同時に複数の言語を勉強すると出費がドバっと来やすいです。そのため毎月分の予算を決め、封筒に入れておくなどの管理をすると良いです。

そうすることで出費がドバッと来ても封筒からお金を出すだけでオッケーです。

では1ヶ月にどれくらいのお金を封筒に入れるべきか試算してみましょう。

例によって英語と韓国語を例に取り、TOEICを年に1回、英検(個人で2級を受験)を年に1回、TOPIK(韓国語能力試験)を年に1回、ハングル能力検定試験(3級)を年に1回、参考書(英語&韓国語)を2ヶ月に1冊(1500円)とすると下記のような試算表になります。(切れている場合は横にスクロールできます)

英語と韓国語を同時に勉強する場合にの1ヶ月当りのお金
項目1度にかかる費用1年にかかる費用1ヶ月当りの費用
TOEIC7,810円7,810円651円
英検(2級)9,700円9,700円808円
TOPIK (Ⅰ)4,000円4,000円333円
ハン検(3級)4,800円4,800円400円
参考書(英語)1,500円9,000円750円
参考書(韓国語)1,500円9,000円750円
合計44,310円3,693円

試算した結果、1ヶ月3,700円ほどを封筒に入れ続ければ一気に来る出費に耐えられることになります。社会人ならなんとかなりそうですね。学生さんならアルバイトが必要になりそうです。

注意点としては、検定料は級の難易度が上がるにつれて高くなる、参考書も高くなる、という点です。

上記の試算は英語のレベルは中上級(英検2級など)、韓国語は初中級(TOPIK Ⅰやハン検3級)程度を想定しています。ご自身の勉強のペースに合わせて調整してみてください!

ぷち情報ですが、TOEICはレベルによって検定料は変わることはありません。また、TOPIK(韓国語能力試験)は難易度が2種類しか無いので、費用は把握しやすいです。受験する試験を調整することも大事かなと思います。

TOEICの費用やTOPIKの費用は下記でご紹介しています。

片方の言語を忘れる恐怖からの脱却

最後は「片方の言語を忘れる恐怖からの脱却」です。

外国語がある程度わかるようになってくると、忘れてしまう恐怖にかられます。

当ブログの運営者は今は韓国語を勉強していますが、もう1言語学びたいな、と思っています。が、実践できていないのが現実です。

理由は単純に時間がないから、というのもありますが、この「片方の言語を忘れる恐怖からの脱却」ができないからです。

1つの言語でも覚えた単語を忘れてしまうのに、別の言語を勉強したらさらに忘れてしまう……と考えます。さらには、忙しくて一週間勉強しないと読めなくなるんじゃ……、聞けなくなるんじゃ……、と怖がってしまいます。

でも実際のところ、そんなことはないんですよね。

当ブログの運営者は英語力がピークの2016年11月に英検1級を取得し(こちら)、その後、韓国語の勉強に移行しました。

英語からはしばし遠ざかっていますが、それなりに英語は聞き取れます。5年ほど経った今では英語を読むスピードは落ち、英語を見たときに、あれっ?この単語の意味なんだっけ?とは思いますが、以前に覚えていた単語なので辞書使えばすぐ思い出せます(そのうち久しぶりにTOEICを受けてみようかと。その際はまた記事にします!)。

言いたいこととしては、一度身につけた言語は簡単には忘れない、ということであり、「片方の言語を忘れる恐怖からの脱却」は意識1つだな、ということです。

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まとめ

英語と韓国語など多言語を同時に勉強するのは可能か、そしてそのメリットとデメリット、必要なものについて考えてみました。

再度まとめると、

☆多言語学習のメリット

  • 外来語をまとめて覚えられる
  • 耳は慣れやすい
  • ふとした瞬間に見たり聞いたりできる
  • 煮詰まったときにリセットできる
  • 複数言語をマスターするのにかかる期間は短い

★多言語学習のデメリット

  • 1つの言語をマスターするまでの期間が長い
  • ストレスが貯まる
  • 辞書や教材がまとめて必要になる

◎多言語学習に必要なもの

  • 語学学習へのモチベーション(好奇心)
  • 月3,700円程度のお金
  • 片方の言語を忘れる恐怖からの脱却

です。

当ブログでは別の記事にて多言語を学ぶと気づくおもしろいこと、ためになることをご紹介しています。下記にリンクをまとめますので、ご興味のある方はぜひご覧ください!

多言語(英語/韓国語)により気づいた面白い点などについてまとめています!

また、上記以外にも英語や韓国語の勉強について記事を書いておりますので、当ブログをいろいろとあさってみてください!

さいごまでお読みいただきありがとうございました!

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