韓国語の主語の一覧とそれにつく助詞는/은、가/이の使い分け

2021-01-29ご自身の語学習得に関して,韓国語学習に関してハングル,文法,韓国語

韓国語に限らず、言語を理解するということは「誰がどうした」のかを正確に把握することです。なので韓国語を勉強するにあたり、主語にあたる「誰が」を理解することが第一歩と言えます。

そこで当記事では韓国語によく使われる主語の言い方を一覧表としてご紹介します。また、主語を表す助詞である「~は」、「~が」を韓国語にした「는/은」、「가/이」の使い方、使い分けについても解説していきます!

*本記事はすべて読むのに約8分かかります。下記緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。

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韓国語の主語の一覧表!

普段生活しているとあまり意識はしない主語。ですが語学の勉強をすると、主語ってどう言うんだっけ?となります。そこで当記事では韓国語の主語について解説をしていきたいと思います。

まずは結論として一覧表をご紹介します。「自分」を意味する一人称と、「相手」を意味する二人称を主語で使う場合、「~は」と言う場合と「~が」と言う場合で言い方が変わることに注意です!

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韓国語の主語の一覧
韓国語日本語
一人称(~は)
丁寧表現 저는(チョヌン)私は、僕は など
くだけた表現 나는(ナヌン)ぼくは、オレは など
一人称(~が)
丁寧表現 제가(チェガ)私が、僕が など
くだけた表現 내가(ネガ)ぼくが、オレが など
二人称(~は)
くだけ気味の表現
너는(ノヌン)
君は、お前は など
二人称(~が)
くだけ気味の表現
네가(ネガ/ニガ)※1
君が、お前が など
二人称(共通)
使い方注意の表現
당신은(タンシヌン)
あんたは、お前は など
使い方注意の表現
당신이(タンシニ)
あんたが、お前が など
歌詞で 그대는(クデヌン)あなたは、君は など
歌詞で 그대가(クデガ)あなたが、君が など
三人称
男性一般に 그는(クヌン)
그가(クガ)
彼は
彼が
女性一般に 그녀는(クニョヌン)
그녀가(クニョガ)
彼女は
彼女が
あらゆら場面で
그 사람은(ク サラムン)
그 사람이(ク サラミ)
彼は、彼女は、あの人(その人)は
彼が、彼女が、あの人(その人)が

※1 本来の読み方は「ネガ」ですが、それだと「自分」を表す「내가(ネガ)」と区別がつきずらいです。なので「ニガ」と発音されることもあります(ネガと発音されることもあります)。

英語だと一人称(自分)が主語の場合は「I」、目的語の場合は「me」、所有格(~の)の場合は「my」と形が変わります。

韓国語にもこのような独自のルールがあります。
先ほど少し触れましたが、韓国語では一人称と二人称のときに「~は」と言うときと「~が」と言うときで言い方が変わります。

例えば「私は」や「オレは」と言いたいときはそれぞれ「저는(チョヌン)」「나는(ナヌン)」と言うのに対し、「私が」「オレが」と言いたいときは「제가(チェガ)」「내가(ネガ)」を使います。二人称でも同様のルールがあります。

豆知識として所有格のときも一人称と二人称は注意が必要です。所有格(~の)のときは「~が」のときと同じものを使います。例として

  • 私のかばん
  • オレのかばん
  • 君のかばん

を考えてみます。かばんは韓国語で가방(カバンと読みます)なので、それぞれ

  • 제 가방(チェ カバン)
  • 내 가방(ネ カバン)
  • 네 가방(ネ/ニ カバン)

と言います。「저 기방(チョ カバン)」とは言いません。

さらに豆知識として所有格の제、내、네はそれぞれ「저의」「나의」「너의」の省略形です。의(ウィ/エ)は「~の」を表す助詞です。なので「~は」を表す一人称、二人称に의がついた形になっていることに注目です。

さて、話を主語に戻しましょう。ここまでで韓国語には一人称や二人称の言い方が複数あることもおわかりいただけると思います。例えば「自分」を表す一人称では「저(チョ)」「나(ナ)」「제(チェ)」「내(ネ)」といった具合です。

「私」「僕」「オレ」など、一人称が同じく複数ある日本語を操る日本人は、理解しやすい概念ではないかと思います。きっと英語圏の方は理解しずらいでしょう(笑)。

一人称の丁寧表現である저(チョ)、제(チェ)は主に目上の人と話すときやフォーマルな場面で使われます。「私」という日本語訳にすることが多いですが、「僕」も使い方や場面によっては無礼に感じず、저や제並みの丁寧さのときもあるので、「僕」という日本語訳でもOKのときがあります。

「相手」を表す二人称を韓国語で使う場合、注意が必要です。二人称での丁寧な表現が韓国語には無いからです。

日本語では、あなた、と言っておけば無礼にはなりませんが、韓国語にはこれに該当する単語がありません。너や네は場合によっては「あなた」と訳せるニュアンスのときもありますが、基本的にはくだけた表現で、目上の人には使わないと考えておくのが無難です。

당신(タンシン)はさらに注意が必要です。日本語で相手に向かって「自分、どう考えてるの?」と言うときがありますよね。このときの「自分」に当たるイメージに結構近いと思います。前後関係にもよりますが、少しトゲがあるニュアンスの時がありますよね。

韓国語では、相手を呼ぶときは名前+아/야/이、社会人であれば名前+役職、のように名前つきで呼ぶことが多い、ということを合わせて覚えておくとよいです。

残りの二人称表現「그대(クデ)」に関してはK-POPなどで見かけます。会話やフォーマルな文章、韓国語の検定なんかでは出てこないです。少女時代の「다시 만난 세계(タシ マンナン セゲ)」の歌詞に그대의 부드러운 숨결(あなたの柔らかい吐息)というのがありましたね。

三人称については日本語と大きく変わりません。彼、彼女を表す「그(ク)」「그녀(クニョ)」は「~は」「~が」で形が変わることはなく、覚えやすいです。「~は」であっても「~が」であっても、目的語であっても「그」「그녀」です。

「그 사람(ク サラム)」は直訳で「あの人/その人」です。男性にも女性にも使えますので、ニュアンスによって「彼」「彼女」と訳せます。

韓国語の主語につく助詞는/은、가/이の使い分け

ここまでで主語でよく出てくる指示代名詞について解説しました。次は主語につく助詞である「~は」「~が」の解説をしてみます。

ここまでお読みいただいた方であればおわかりかもしれません。下記のようになります。

  • ~は → 는(ヌン)か은(ウン)
  • ~が → 가(カ)か이(イ)

これらの使い分けを表にしますと下記のようになります。

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韓国語の主語につく助詞는/은、가/이の使い分けまとめ
日本語主語の最後助詞使用例使用例訳
~はパッチム無저는私は
パッチム有그 사람은その人は
~がパッチム無그가彼が
パッチム有그 것이それが

는と은、及び가と이はこれらの助詞の前の単語の最後に、パッチムがあるかないかで使い分けをします。パッチムというのは韓国語(ハングル)1文字(ハングル)についている土台のようなものを指します。

例えば라はパッチムが無く、람にはパッチムがあります。パッチム有りの方には土台に四角の「ㅁ」が下についていますね。これがパッチムです。パッチムについては下記の記事で解説しています!

「~は」のときに使う는と은の解説

「~は」と言いたいときに使う助詞는と은について、例文を使って見てみましょう。繰り返しになりますが、助詞는/은の直前の単語の最後にパッチムがあるかどうかで使い分けをします。

例えば「私は学生です」と言いたいときは
저는 학생이에요.(チョヌン ハクセンイエヨ)
となります。助詞の前の単語の最後、すなわち「저」にはパッチムがありません。なので는を使うことになります。

続いて「その人はキムチが好きです」は
그 사람은 김치를 좋아해요.(ク サラムン キムチルル チョアヘヨ)
です。助詞の前の사람の最後の文字「람」にはパッチムがあるので은を使います。

「~が」のときに使う가と이の解説

続いて「~が」と言いたいときに使う助詞가と이について、こちらも例文を使って見てみましょう。「~は」と同様に助詞가/이の直前の単語の最後にパッチムがあるかどうかで使い分けをします。

彼がやります」という言い方は
그가 할 거예요.(クガ ハル コエヨ)
となります。助詞の前の単語の最後の文字である「그」にはパッチムがありません。なので가を使います。

それが私が言いたかったことだ」は
그 것이 제가 말하고 싶었던 일이다.(ク ゴシ チェガ マラゴ シポットン イリダ)
となります。助詞の前の単語の最後の文字「것」にパッチムがありますので、이を使います。

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日本語と違う使い方①「~가/이 되다[~になる]」

ここまでご紹介してきた主語につく助詞는/은、가/이はほぼ日本語と同じニュアンスで使えます。が、日本語とは異なる使い方で使われるパターンもあります。

1つ目は「~가 되다」です。日本語訳では「~になる」です。日本語では「に」を使うのですが、韓国語では「~が」を表す「가」「이」を使い、動詞には「되다(テダ)」を使います。

例えば「歌手になります」は
가수가 되겠어요.(カスガ テゲッソヨ)
となります。先ほどと同じく助詞の前のパッチムの有無で가なのか이なのかが決まります。수にはパッチムが無いので가を使います。

公務員になりたい」と言う場合は
공무원이 되고 싶다(コンムウォニ テゴ シプタ).
となります。원にはパッチムがあるので이を使います。

韓国語の助詞の中には日本語の「~に」にあたる「에(エ)」というものがありますが、~になる、と言うときは日本語の「に」につられて「에」を使わないよう注意が必要です!

日本語と違う使い方②「는/은/가/이 아니다 [~ではない]」

もう1つ、主語につく助詞で日本語とは異なる使い方をご紹介します。それが「~ではない」「~じゃない」のときに使う「아니다(アニダ)」です。

例えば「彼女がやったのではない」は
그녀가 한 것이 아니다.(クニョガ ハン ゴシ アニダ)
となります。

あと、BTSの「Not Today」という歌の歌詞に下記のようなフレーズがありますのでご紹介します。아니다の部分だけ原文(韓国語)の歌詞を引用します。それ以外はこのブログの運営者が日本語訳したものです。

BTSの「Not Today」より引用
————————
いつか花は散るだろう
でも違う、いや、今日じゃない
그 때가 오늘은 아니지(ク ッテガ オヌルン アニジ)
————————

韓国語の部分を訳すと、「そのときが今日ではない」です。

ここでは「今日」を表す「오늘(オヌル)」の最後の文字늘にパッチムがあるので은を用い、아니다をつけることで「今日ではない」「今日じゃない」という意味になっています。

このように「~ではない」と言いたい場合に「~は」や「~が」の助詞である는/은、가/이を使います。どちらも使えますが、가/이を使う方が多いと思います。「~ではない」と言いたいのに、「~が」の助詞を使うというのは日本人には少し違和感がありますががんばって覚えましょう(笑)。

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韓国語を勉強しよう!

韓国語のよく使う主語の一覧表や主語につく助詞는/은、가/이の使い分けなどをご紹介しました。日本語の「~は」「~が」と似た形で使えることがおわかりいただけるとうれしいです。ただ、日本語と全くイコールな使い方ではないことが「~になる」や「~ではない」の言い方からわかります。

今回は는/은について解説しましたが、その他の韓国語の助詞も下記の記事で取り扱っておりますのでぜひご覧ください。

韓国語の助詞についてまとめています!

また、当ブログでは助詞以外にも韓国語の文法をいろいろ解説しています。下記にまとめていますのでお時間のあるときにのぞいてみてください!

韓国語に慣れるには日記を書くのがおすすめ!

韓国語の助詞に慣れてくると、文章が書けるようになります。そしてその文章を、早く正確に書けるようにするにはやはり自分で書いてみるのが近道です。

ただ文章を書くとなると何を書いてよいかわからないので、日記を書くのがおすすめです。日記であれば韓国語のいろいろな表現が学べますので、使える単語や助詞が増えていくはずです!

ご自身でマイペースに日記を書くのもよし!下記のページでご紹介している、韓国語の先生に質問しながら日記を書いてみるのもよし!です。日記、ぜひ試してみてください!

さいごまでお読みいただきありがとうございました!

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