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英語と韓国語の語順を比較してみよう!【多言語学習の豆知識】

2021-09-30語学学習の興味が湧く記事多言語学習,英語,韓国語

英語の文章の語順と日本語の文章の語順は違う、ということは中学や高校の英語の授業を通して習います。この語順の違いは日本人が英語を理解するのに時間がかかる理由の1つでしょう。

では韓国語の語順はどうなのでしょうか?当記事ではそのあたりを考えてみます。

英語、韓国語双方に精通されている方は少ないと思いますが、多言語学習によりいろんな言語を比較するとおもしろいことがわかったりしますので、本ブログを通してお伝えしています。

英語がわかる方には韓国語にも興味を持っていただきたいですし、韓国語がわかる方には英語にも興味を持っていただきたいです!

英語だろうが韓国語だろうがその他の言語だろうが、語学学習の醍醐味は「以前わからなかった言語が理解できるようになるという"伸び"を感じられること」です。そのことが少しでも伝わればよいな、と思っています。

*本記事は約3分で読める記事です。下記緑枠に目次を用意していますので読みたい箇所へお進みください。

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1. 英語/韓国語/日本語について

日本人が英語を学ぶ際は苦労が多いと言われることがあります。一方で日本人が韓国語を学ぶ際は比較的取り組みやすいと言われることがあります。

このブログの運営者が実際にこの2言語を学んでみて、中級くらいまで実力を上げるのは韓国語の方が早いと思います。

その理由の1つとして語順の違いがあります。当記事では英語と韓国語の語順に焦点を当てて解説していきたいと思います!

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2. 英語/韓国語/日本語の語順

2-1. 英語の語順

英語の語順は日本語とは大きく異なります。中学や高校の英語の授業でこのことを習いますね。

例えば
My name is George. (ジョージと申します)
を見てみましょう。

文法として単語の順番を整理すると、これは
主語(My name) ― 述語(is) ― 補語(George:固有名詞)
の順番であると解釈できます。

英語では述語部分にあたる動詞や助動詞が主語のすぐ後に来るため、「誰がどうした」のかがすぐにわかるという特徴があります。

2-2. 韓国語の語順

それでは韓国語ではどうでしょうか?「ジョージと申します」は
저는 George라고 합니다.(チョヌン ジョージラゴ ハムニダ)
と言います。わかりやすいようにGeorgeはそのままアルファベットで書きました。韓国語(ハングルは下記の記事を読むとわかるようになりますので、ご興味のある方は見てみてください!)

저は日本語で「私」
는は日本語で助詞の「は」
라고は「と」
합니다は「言います」
が各単語の意味です。

直訳で「私はジョージと言います」です。

英語と同じように単語の順番を見てみると
主語(저는:私は) ― 補語(George라고:ジョージと) ― 述語(합니다:言います)
となっています。

英語とは順序が違うことがわかると思います。

2-3. 日本語の語順

ては日本語ではどうでしょうか?

「私はジョージと申します」
普通、初対面の方と挨拶するときには"私は"の部分は言わず、「ジョージと申します」と言うのが自然とは思います。
が、比較のため「私はジョージと申します」の主語、述語の順序を見てみると
主語(私は) ― 補語(ジョージと) ― 述語(申します)
となります。

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3. 語順のまとめ

まとめると
英語:主語 → 述語 → 名詞
韓国語:主語 → 名詞 → 述語
日本語:主語 → 名詞 → 述語
です。
韓国語の語順は日本語と全く同じなのです。

このように、各言語には語順の違いがあり、韓国語は日本語と語順が同じであることから日本人が韓国語を習い始めやすい、と言われるのですね。

英語は主語の後ろにすぐ述語が来るので、「誰がどうしたのか」がわかりやすい傾向があります。対して韓国語と日本語は「誰が何に対して」が先に来ることになります。

言い換えると「どうした」の部分(述語)に到達するまでに多くの単語をはさむこともあるため、結果として結論が後回しと感じられることがあります。

これが韓国や日本の文化にも影響を及ぼしているような気がします。

韓国と日本は上司からの指示に、(自分の意思とは関係なく)忠実に従う傾向があると言われます。これは言語の構成上、
『結論(自分の言いたいこと)が後に来る
→ 自分の意見は後回し』
という風習が根付いた、というような面もあると思います。

このように、多言語の語順を比較するだけでもその民族の特徴につながるヒントを得ることもできたりします。多言語学習のおもしろいところの1つですね!

他にも英語と韓国語を比較してわかることを下記の記事でいろいろとご紹介しています。多言語学習のメリットやおもしろみなんかも解説しておりますので、ご一読いただき、語学学習に興味を持っていただけるとうれしいです!

また、当ブログではTOEIC 800点以上を取るための知識や韓国語の検定、勉強方法に関する記事を多数公開しています。ご興味のあるものはぜひ読んでみてください!

☆英語(TOEIC 800点越え目指して)

TOEIC 800点を取るための情報が詰まっています!

☆韓国語の検定や勉強方法に関して

さいごまでお読みいただきありがとうございました!

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