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単語を覚える順番【品詞別優先度】

2020-08-28ご自身の語学習得に関して,英語の試験,英語学習に関して,韓国語の試験,韓国語学習に関して単語,学習ノウハウ,英語,韓国語

言語を学ぶ上では単語の習得は欠かせません。
ですが、単語だけをただ覚えていくのはなかなかつらい作業です。

少しでも楽をしたい場合、単語の勉強順序を意識すると良いです。英語でも韓国語でも様々な単語がありますが、結論としてまず取り組みべきは動詞の暗記です。

本記事では品詞別単語勉強順序についてまとめていきます。単語暗記の順番を意識すると比較的早めに試験の点数が上がるので、結果的にモチベーションを維持しやすい(&続けやすい)、というメリットがあります。単語の本を勉強している中でモチベーション維持に悩んでいる方、息抜きに読んでみてください。

*本記事はすべて読むのに約7分かかります。緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。

いくつか例文をあげてご紹介しておりますが、引用がついていないものは自作の文です。
ネイティブの方が見ると違和感のある文章が含まれているかもしれません。

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1. 品詞について

言語に共通した概念として品詞があります。名詞、(助)動詞、形容詞、副詞、前置詞(助詞)、接続詞、感嘆詞、などです。下記の文でそれぞれを例示します。

I always eat breakfast at 7, uh-oh, I have no time to have it today.
저는 매일 아침 7시에 식사해요. 그러나 어휴 오늘은 먹는 시간이 없어요.
日本語訳:いつも7時に朝食を摂るんですが、おっと、今日は食べる時間が無いですね。

英語
名詞:I, breakfast, 7, time, it
動詞:eat, have
形容詞:no
副詞:always, today
前置詞:at, to
接続詞:and
感嘆詞:uh-oh

韓国語
名詞:저, 7시, 오늘, 시간
動詞:식사하, 없
形容詞:먹는
副詞:매일 아침
助詞:는, 에, 은, 이, 어요
接続詞:그러나
感嘆詞:어휴

韓国語は먹는が連体形であるので、名詞を修飾するという意味で形容詞としました。매일 아침も動詞を就職していることから副詞としました。

この中でどこから暗記を始めるのが効率的でしょうか。下記で説明していきます。

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2. 品詞の優先順位

2-1. 無くなったら困るものは動詞!

結論から言いますと、動詞が一番大切です。動詞がなければ大意が変わります。変わるというか、文として成立しなくなってしまいます。

試しに日本語訳の部分から動詞をとってみましょう。

いつも7時に朝食を◯◯◯が、おっと、今日は△△△時間が□□□。

大事な部分が抜けてしまって文意がとれなくなってしまいます。

このように、動詞が抜けると、「どうなったのか」、または「何が起こったのか」がわからなくなります。なので外国語を覚える中で最初に取り組むべきは動詞です。

2-2. 無くても大意に変化がないものは優先順位を下にできる!

おそらく感嘆詞は知らなくても、実害が出ることが少ないことはご理解いただけると思います。感嘆詞は話し手の感情を表すものなので、これにより話し手がポジティブな感情なのか、ネガティブな感情なのかを理解する手助けにはなり得ます。

しかし、仮に感嘆詞がわからなくてもそれ以外の単語を理解していればポジティブイメージで話しているのかネガティブイメージで話しているのかは把握できます。

試しに、感嘆詞を無くしてみます。

いつも7時に朝食を摂るんですが、◯◯◯、今日は食べる時間が無いですね。

いつも7時に朝食を取っているのに今日は食べる時間が無いとわかるので、普通に考えるとネガティブイメージであることがわかります。

それでは副詞をとってみましょう。

◯◯◯7時に朝食を摂るんですが、おっと、△△△食べる時間が無いですね。

どうですか?
ちょっと物足りない文章にはなりますが、なんとか文意は取れますし、話し手が残念に思っているのではないか、と想像できるのではないでしょうか。

副詞も多くの場合は補助的な内容であったり、詳細を説明する役割であることが多いです。副詞があると情報量が増えるので、親切な文になります。だた、外国人とのコミュニケーションでは最低限の内容は必ず伝えなくてはならないという観点、もしくは試験で点を取るという観点では、基本的に優先順位を下げても問題はありません。

次に接続詞をとってみましょう。

いつも7時に朝食を摂るんです◯◯、おっと、今日は食べる時間が無いですね。

この場合、実害はほとんどありません。接続詞は優先順位を下げても大丈夫そうです。しかし、接続詞はちょっと例外な品詞とお考えいただいた方がよいです。3.にその理由を書いておりますのでよろしければ読んでみてください。

それでは名詞を取ってみましょう。

いつも◯◯に△△△を摂るんですが、おっと、▲▲は食べる□□□□が無いですね。

これはかなり文意を取るのが難しいと思います。通常、文章には名詞が多く含まれているので、全部知らない状態では動詞以上に厳しい現実が待っています。なので名詞の勉強順序の優先順位は高そうです。

形容詞は文にあまり無いので省略させていただき、最後に助詞を取ってみましょう。

いつも7時◯◯朝食△△摂るんですが、おっと、今日□□食べる時間▲▲無いですね。

外国人が話す日本語のようになりました。日本語が母国語である人であれば理解できると思います。助詞は間違えても相手がネイティブであればほぼ意味を汲み取ってくれます。

助詞を間違うとどうなるか、参考までに見てみましょう。下記の文でも理解できるでしょうか?

いつも7時で朝食が摂るんですが、おっと、今日に食べる時間は無いですね。

違和感はあるのですが、理解可能ですね。なので助詞(英語では前置詞)を間違えてもなんとかなると言えます。

2-3. まとめ

ここまでをまとめます。

動詞と名詞がわからない → 文意がつかめない
感嘆詞がわからない → 実害無し
副詞/形容詞 → 物足りないが文意は汲み取れる
接続詞 → ほぼ実害無し(ただし例外あり・・・3.へ)
助詞 → 間違えても大丈夫

名詞は固有名詞も含めると際限無く存在するので、永遠に学習し続けなければいけない品詞です。「わたし」のような良く使う名詞から、「冥王星」のようにほとんど会話にも出てこないものまで含まれています。

従って名詞に関しては、必要があると感じたものは覚える、そうでないと感じたものは単語本などに出てきても飛ばして構いません。

結論としてこのブログの運営者が考える品詞の優先順位は
動詞 → 名詞 → 形容詞 → 副詞 → 接続詞 → 助詞(前置詞) → 感嘆詞
です。

上記で少々触れましたが、この優先順位の例外について記載させていただきます。

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3. 例外について

上記で接続詞は例外と書きました。あと、副詞にも例外がありますのでご紹介します。

3-1. 接続詞

TOEFLのライティング、スピーキング、TOEIC SPEAKING&WRITING、OPIc(今はあまり開催がないみたいですが)、又、韓国語能力試験の쓰기(ライティング)の勉強をされている方は少々例外です。

ライティング、スピーキングのように自分から発信する必要がある場合は、接続詞を使えるかどうかで大きな差が出てしまいます。
meanwhile、on the other hand、thereforeなど、文や段落をつなぐ接続詞を効果的に運用しなければ高得点は望めません。

例として
「あなたが最も尊敬している人はどなたですか?その理由と共に答えてください」
という問題を取り上げてみます。TOEFLのスピーキングはこういった問題が出ます。

答えとして
「最も尊敬している人は、大学の時の指導教官である、教授です。その理由は研究に対し真摯な姿勢であったことが1つの理由です。結果的に私は多くのことを学ぶことができました。
さらに、学生に対しても非常に親切で、他の学生も皆尊敬していました。故に、私が最も尊敬している人はどなたですか?の問いに対し大学の時の先生と回答します。」
といったものが答えられればTOEFLのスピーキングでおそらく24点はもらえるのではないかと思います。私は24点取ったことありませんが(おいおい)。

「The person I respect the most is the professer who was my supervisor when I was a university student. One of the reasons is that he had a very sincere attitude toward his studies. As a result I could learn much from him.
Furthermore, he was generous to all students. And so, every student also respected him.
In summary, in response to the question, “Who is the person you respect the most?" I would say the professor of the university I went to.」

このとき、
As a resuit
Furthermore
In summary
が接続詞です。
もし接続詞がなかった場合、文章の羅列となってしまいます。人間が話している感じが薄れてしまうので、多少減点されるのではないでしょうか。

普段、会社や学校などで、ややオフィシャルな場面で日本語を話しているときにこういうことをふと思い出してみてください。文章の繋がりをよくするために知らないうちに接続詞を使っているはずです。

これが例外として接続詞の勉強順位を上げなければいけない理由です。ライティングやスピーキングを鍛えている時は接続詞を意識しましょう。

3-2. 副詞

副詞にも若干の例外があります。それは、否定の意味を持つ副詞たちです。

英語を聞いているときや読んでいるときは、notが出てきたら否定の文であることを認識できると思います。それと同じように、notまでの否定とはいかなくとも、否定の意味を表す副詞があります。準否定と呼ばれるものです。

seldom
rarely
scarcely
hardly
little
only
がそれに該当します(形容詞ではfewもあります)。

下記の例文を見てみましょう。
You are rarely aware of the quality of the additives you consume.
「日頃消費している添加物の性質を意識することはまずない」
引用:ジーニアス英和大辞典

この文を見たとき、rarelyが準否定であることを知らなければ、「日頃消費している添加物の性質を意識している」となり、真逆の意味で捉えてしまいますので注意が必要です。

ただし、こういった否定を表す副詞の数は限られており、例外として上記に記載させていただいた6つを覚えておけばほぼ問題はありません。

いかがでしょうか?

単語を覚えるのはかなり大変な作業になり、何度も別の問題集に走りたくなる衝動に駆られると思います。単語の習得は最重要項目ですので、品詞によって優先順位をつけ、効率的に勉強をしていきましょう!

ちなみに韓国語の単語には規則性があり、下記の記事でご紹介しています。合わせてご覧ください!

下記の記事を読めば韓国語単語の勉強効率がさらに上がります!

最後に英語や韓国語の試験の点数アップにおすすめの記事をご紹介して終わりたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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