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韓国語能力試験(TOPIK)の単語対策&本の選び方!

2020-07-14ご自身の語学習得に関して,外国語試験関連,韓国語の試験,韓国語学習に関して単語,韓国語,韓国語試験

韓国語能力試験(TOPIK)の単語の対策と、単語を勉強するための本をどのように選んだらよいかについて考えてみた記事です。

韓国語に限らず語学を習得しようとすると単語を覚えるステップは欠かせません。2019年に韓国語能力試験6級を取得しましたが、単語の勉強はどのようにやったかを改めて振り返ってみたいと思います。

韓国語が読めるようになってきたから韓国語の試験を受けたいけど、単語力が心配、学校の単位のために韓国語能力試験(TOPIK)やハングル能力検定(ハン検)で高得点をとりたい!という方に参考になると思います。

*本記事はすべて読むのに約8分かかります。下記緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。

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韓国語能力試験(TOPIK)の単語対策

結論から書きますと

①短期的に点数を上げたい → 単語集の本をやりきる(結構根性論)
②中長期的に点数を上げたい → 長文を中心に勉強し自分の辞書を作る

という対策がベストです。韓国語の場合は漢字語※1がわかるかどうかで大きく語彙力が変わるのが実態ではありますが、TOPIK対策としての単語の勉強はどうしたらよいか、本で勉強するならどんな本を選んだらよいかに焦点を当てていきます!

※1 漢字語については下記でまとめています。漢字語の法則がわかると韓国語の単語の覚え方がガラッと変わりますし、語彙力も一気に上がるのでTOPIK単語対策としても有効です!

まずどのように勉強を進めていくべきか考えてみましょう。

試験対策のための単語習得であれば、その試験専用の単語集の本をやればよい、と思われることと思います。確かにその通りなんですが、単語集の勉強って普通続きません。このブログの運営者含め、一冊が終わる前に挫折したことがある方が大半のはずです。

なぜかというと単語集の勉強って『暗記』だけが目的になってしまうからです。『暗記』ってかなりの苦痛をともなうので、続けるのが難しいんですよね。そのあたり、下記で記事にしています。

単語集の勉強が続かない理由について書いています

韓国語の単語の勉強方法としては、このブログの運営者(プロフィール)の経験上、短期的に点数が欲しいのか、中長期的に点数が欲しいのか、で勉強法を分けるべきです。

そのあたり、解説していきますね。

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短期的に点数を上げるなら単語集の本をやれ!(根性必須)

単語集の本の勉強はおすすめはしません(笑)。でもその理由は、効率が悪いからではなく、さきほどお伝えしたように苦痛で継続ができないからです。

TOPIK用の単語の勉強をするのであればTOPIK単語集をやるのがもっともいいんです!でも続かない(しつこい)ので根性が必要になることを覚悟しましょう(笑)。短期的にTOPIKの点数を上げたい場合は根性で単語集をやりきるしかありません……

TOPIK用の単語集はいくつかありますが、このブログの運営者は下記の2つの単語集をやりました。

おすすめのTOPIK単語対策の本1(韓国語単語スピードマスター)
おすすめのTOPIK単語対策の本1(韓国語単語スピードマスター中級2000)

韓国語単語スピードマスター中級2000という本です。こちらの本、表紙がピンクなので男性にはちょっと・・・ですが。このブログの運営者は通勤時間が主な勉強時間になるので、電車とかで広げると若干人目が気になったりしました。女性であれば全く問題ないですね。

おすすめのTOPIK単語対策の本2(TOPIK Ⅱ必須単語完全対策)
おすすめのTOPIK単語対策の本2(TOPIK Ⅱ必須単語完全対策)

2冊目はTOPIK Ⅱ必須単語完全対策です。こちらはかなりのボリューム(500ページ以上)で、定価は2600円+税ということで単語集としては少々高いです。でもやりきれればかなりのコスパです。

通勤中に見まくったので表紙がぼろぼろなってしまいました。この本の注意点としては付属のCDはMP3 CD-ROMなので音楽用CDプレーヤーでは再生できません。パソコンのwindows media playerやスマホなどにデータを移して聞きましょう。手順は下記でご紹介しています!

mp3 CD ROMをパソコンやスマホで聞く手順がわかります!

さて、これらの単語集を選んだ基準は

◯文章で覚えられるようになっている本
◯2割くらいは知っている単語、2割くらいは意味はわからなくても見たことがあるような気がするもの、という構成の本
(○索引があるものを選ぶ)

です。

3つ目の索引についてはほとんどの本はついています。もし書店などでどの本を買おうか迷ったときは一応索引がついているか見てください。もしなかったらその本は買わない方が良いです。勉強を進めていくと、「あれっ、この本にあの単語が載っていたはずだけどどこだったっけ?」と確認したくなることがあるはずですので。

さて残り2点について、どういうことかご説明していきます。

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韓国語能力試験(TOPIK)単語学習用の本の選び方

単語集の本は文章で覚えられるかどうかで選ぶ!

ご紹介した本は2冊とも文章で単語が覚えられるように工夫されています。工夫とおおげさに書きましたが、各単語の音声だけではなく、その単語を使った文章の音声が収録されている、ということが特徴です。

例えばスピードマスターの本では、道を案内するシチュエーションを想定した対話文の音声を収録しています。もちろんスクリプト(原稿)もあります。そしてスクリプトの次のページに道案内に関連する単語(例えば「標識」「交差点」「右側」など)を紹介する、という形式をとっています。

表紙の上の方にも書いていますが、合計46種類の長文が収録されていて、①日常生活、②社会、③ビジネス、④ニュース、⑤韓国の文化・歴史というテーマ別に長文が作成されているので、いろいろなジャンルの長文に触れることができます。

なので単語の学習はもちろん、TOPIKのリスニング学習にも直結します。TOPIKの長文テーマは、日常会話やエッセイ、ビジネス、一般常識など、いろいろなジャンルから出ますからね。そのほか、「文型チェック」という欄で文法の解説もついていますので、単語集ですが総合的に力をつけられる構成になっています。

韓国語単語スピードマスター 中級2000

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2冊目のTOPIK Ⅱ必須単語は「ザ・単語集」ですが、単語に加え、その単語を使った文章 or 簡単な対話文が読まれます。なのでどういったシチュエーションでその単語が使われるのかを学ぶことができます。

この本もテーマ別に単語が収録されていて、①人間、②行動、③性質/量、④知識/教育、⑤衣食住、⑥天気/生活、⑦社会生活、⑧健康、⑨自然/環境、⑩国家/社会、⑪経済、⑫交通/通信、⑬芸術/文化、⑭その他に分かれています。

各テーマの中で単語が辞書の掲載順で紹介されるので、韓国語のあいうえお順に触れられるというメリットもあります。ちなみに韓国語の辞書の掲載順、辞書の引き方については下記でも記事にしております。

この本は先ほどもご紹介したように500ページを越えるので結構気合いが必要です(笑)。でもすべてやりきれればかなりの語彙力がゲットできます。このブログの運営者は単語集はこの2冊で韓国語能力試験(TOPIK)6級を取得しました(単語集以外の本も合わせるともちろんもっと買いましたが)。

韓国語能力試験TOPIK II 必須単語完全対策

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(楽天市場は2020年5月13日現在取り扱いがないみたいです。上の楽天市場のリンクはこの本の検索をかけた結果ですがたぶん出てこないです。楽天ブックスなら取り扱いがあります。この本、良書なのに供給が不安定なためかたまに高かったりします。定価は2600円+税なのでずいぶん高い場合は時間をおくか書店でお求めになった方がよいかと。)

韓国語能力試験(TOPIK)6級取得の体験記はかきで記事にしています。

TOPIK6級取得の体験記です。

全くわからない単語の収録率が6割以下程度の本を選ぶ

知っている単語2割、見たことがあるような気がする単語が2割くらい、とお話ししました。結果として残り6割は全く知らない単語、というわけです。それくらいのレベルの本を選びましょう。わからない単語だらけの本だと確実にやる気を失います。

見たことがあるような気がする単語、と表現しました。単語の習得にはいくつかの段階があり、下記のようになっています。ある単語を見たときに下記のうちどの感想に近いかで、その単語がどの習得段階にいるのかがわかります。

段階1.「聞いたことないななんだこれ?」
段階2.「聞いたことないななんだこれ?(実は前に聞いたことがあるものの本人が覚えていない)」
段階3.「聞いたことあるな。でも意味忘れた」
段階4.「聞いたことある。(3秒後)あ、この意味だ」
段階5.「知ってる知ってる」
段階6. 単語のみならず文章まるごとその場面を頭の中で再現できる
段階7. 母国語である日本語と同様の使い方ができる

段階4以上にあるものが2割、段階2~3のものが2割くらいにしましょう!というのが主旨なわけです。

このあたり、単語が覚えられない理由を踏まえて記事にしています。

単語が覚えられない理由なんかも交えて外国語の単語についていろいろ考察しています!

この割合は個人差があって、多少前後することはもちろん構いません。「今はTOPIKの勉強のモチベーションが高いから8割以上わからない単語でも覚えきってやる!」という場合は、もちろんそれくらいのレベルの本を買うのもアリです。

ご自身のモチベーション、レベル、根性、時間、と相談して決めましょう。

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中長期的にTOPIKの単語勉強に取り組むなら自分の辞書を作る!

中長期的にTOPIKの点数を上げていきたい!といった場合や、少しづつでいいから韓国ドラマやK-POPで使われている表現の意味を知りたい!といった場合は継続できる方法を採用するのがよいです。おすすめの方法は自分なりの辞書を作る、という方法です!

自分なりの辞書、とは韓国語を勉強しているときに出会った表現の中でわからないものを記録していく、というものです。この方法であればスキマ時間にそれを見返すだけでかなりの効果があります。

この方法のメリットは、自分なりの辞書に加えるものを自分で決められる、という点にあります。

単語集を使った方法だと、本に載っている単語を全部覚えなければ!という一種の強制力が働いてしまいます。正直、「これ覚えなくていいだろ、どうせ出ないし」というものもありますが、その強制力という呪縛のせいで覚えにかかるわけです。

一方で自分なりの辞書を作る方法であれば、「わからない表現だけど、出ないだろ」と判断したものは辞書に載せなければよいんです。

結果として、要らんものを覚えなければならない、という呪縛から解放されやすく継続しやすく、かつ効率のよい方法になるんです。

そのあたり下記の記事でもご紹介しています。

韓国語の単語の勉強方法に関しては下記も参考になります!

具体的に辞書を作っていく方法ですが、ノートでもよいですし、エクセルなどの電子データでもよいです。

このブログの運営者はグーグルドライブを使っています。グーグルドライブはクラウド上でスプレッドシートというアプリ(表計算用のもの。グループ版エクセル)に追記をしていっています。これならスマホとネットがあればいつでも見返したり辞書を編集したりできます。詳しくは上記のリンクにも載せていますのでお時間のあるときにのぞいてみてください!

大事なのはご自身がやりやすい方法で辞書を作る!ということですので、ご自身に合った方法をぜひ探してみてください。

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まとめ

TOPIKの単語対策について考え、単語集の本の選び方をご紹介しました。まとめると

  1. 短期的にTOPIKの点数が欲しい場合と中長期的に欲しい場合では勉強のやり方が変わる
  2. 短期的なら単語本をがんばる
  3. 単語本は文章で覚えられるものを選ぶ
  4. 単語本の難易度は、はじめて見た単語が6割くらいの難易度のものがよい
  5. 中長期的に単語を学んでいくなら自分の辞書を作る
  6. それなら辞書に収録する単語を自分で選べて続きやすい
  7. 自分の辞書はグーグルドライブのスプレッドシートで作れる

こういったところでしょうか。

その他、TOPIKの高得点化を目指すなら下記の記事もおすすめです!

韓国語能力試験で高得点を取るための情報が詰まっています!

さいごまでお読みいただきありがとうございましま!

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