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韓国語能力試験(TOPIK)の読解읽기とリスニング듣기でのテクニック

2019-08-12ご自身の語学習得に関して,外国語試験関連,韓国語の試験,韓国語学習に関して学習ノウハウ,韓国語,韓国語情報,韓国語試験

2018年10月17日に、韓国語能力試験(TOPIK)に関しての記事と受験にあたって意識すべきこと(コツ)を書きました。
韓国語能力試験(TOPIK)の時間配分と意識すべきこと

試験前に自らに対し、試験で意識すべきことを再認識させることを念頭に書いたのですが、結果として手応えはありません。6級合格は次回以降に持ち越しになりそうです。

今回は2018年10月17日の記事の続きとして、韓国語能力試験(TOPIK)のコツについての記事を書きたいと思います。
そのほかの韓国語能力試験(TOPIK)のコツについてはこちらの韓国語能力試験(TOPIK)のコツをまとめますで整理しております。

語学の勉強を継続する際に必ず必要になるものが目標ですよね。
英語でも韓国語でも以前より点数が上がっていると嬉しいものです。

点数アップのためには、実力を上げることが一番の近道です。それでもいくつかのテクニックがあるのも事実ですので、このブログの運営者なりに得たノウハウを発信させていただきます!

韓国語能力試験の쓰기(作文)では韓国語能力試験(TOPIK)の쓰기(作文)で使うべき文体(한다体)でご紹介しているように文体を意識することも重要です。

今回は「最初から(ほぼ)二択にできる問題」と「リスニングで70%の自信なら次へ」と題しましてご紹介します。

コツに関してお伝えすることがメインですので、韓国語能力試験については記事の後半で書いております。
→ 韓国語能力試験についてお知りになりたい方はこちらよりお進みください。

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1.韓国語能力試験(TOPIK Ⅱ)におけるコツ

下記でコツをご紹介します。
韓国語能力試験(TOPIK)は過去問を入手する方法がいくつかあり、こちらでその方法をご紹介しています。

また、公式ページでは時間を計りながら過去問を模擬試験のように練習できる機能を提供してくれており、こちらの記事でその方法を解説しております。

本稿でご紹介するコツを過去問で試してみていただけますと嬉しいです!
それではどうぞ。

1-1.TOPIK Ⅱで意識すべきこと その3「最初(ほぼ)から二択にできる問題」

これは実践されている方も多いと思います。

2-2.でも記載させていただいていますがTOPIK Ⅱは、듣기(聞き取り)、쓰기(書き取り)、읽기(読解)に分かれています。本章の内容は、읽기(読解)で使えるテクニックです(읽기に関し、こちらの韓国語能力試験(TOPIK) 読解읽기の長文の傾向から対策を考えるの記事にて長文の傾向から捨ててもよい問題等について考察しています)。

TOPIK Ⅱの읽기(読解)には四つの文章の内容を読み、意味が成り立つように並びかえる、という問題があります。この並びかえ問題はだいたい3問あります。四つの文章を並びかえますので、組み合わせは合計24通りということになります。しかしながら、읽기の試験はマークシートで、全て四択問題として出題されます。

従って、最初から20通りははじかれている、ということになります。ここの部分は点数を取りやすい問題ですので、なんとしても正解したいところです。

例えば第52回 韓国語能力試験は以下のような問題がありました。
—————-下記、引用です—————-
(가) 개와 고양이는 사이가 나쁜 것으로 유명하다.
(나) 개가 앞발을 드는 해동은 함께 놀고 싶다는 의미이다.
(다) 그런데 고양이는 이런 행동을 공격하는 것으로 오해하는 것이다.
(라) 들 사이가 안 좋은 이유는 표현을 서로 다르게 받아들이기 때문이다.

①(가) – (라) – (나) – (다)
②(가) – (나) – (라) – (다)
③(나) – (다) – (가) – (라)
④(나) – (가) – (다) – (라)
—————- 引用終わり —————-

この並び替え問題のとき、まず見るべきものは選択肢です。
この問題では、(가)もしくは(나)のどちらかから始まることがわかります。

従ってまずは(가)と(나)を読みましょう。こういったオフィシャルな試験に出てくる文章は、起承転結が明確になっていることが圧倒的に多いです。

「起」にあたる部分として適切な方が正解であるわけです。それぞれの訳は下記のような感じです。
(가) 犬と猫は仲が悪いことで有名だ
(나) 犬が前足を上げる行動は一緒に遊びたいという意味だ

どちらが「起」っぽいでしょうか。

(가)は一般的な事実を述べていて、(나)は「犬が前足を上げる」というかなり具体的な内容を記載しています。
(나)のような具体的な内容は、話の肉付けに使われることが多いことから、ほぼ(가)から始まるだろうと予測できます。
そう考えると正解はほぼ①と②のどちらか、と見抜くことができるのです。

こうしてこの並び替え問題は選択肢を見て二つの文章を読むだけで、ほぼ二択問題にすることが可能になります。

「ほぼ」と言っているのは、引っかけ問題としてあえて文章の始まりに(나)のような肉付けっぽい内容が来る、という文章も考えられなくはないからです。

90%以上で①か②が正解だろう、と頭に入れつつも決めつけずに問題を続けていきましょう。

さて、問題に戻ります。
(가)から始まるということは正解は①か②です。
すると次に来るものは(라)か(나)です。

(나)は先程訳しましたので(라)を訳してみましょう。
(라) 二者間の仲がよくない理由は、表現を互いに異なる風に受け止めるからだ

(가)で犬と猫は仲が悪いことで有名、と言っており、(라)でその理由を述べてくれているので、(라)の方がつながりが良さそうです。

そのため正解は①だとほぼ決まります。この時点で次の問題に移っても良いですが、本当に合っているか確かめるためその後の文も見てみます。

①を見ると次は(나)になっていますが、先程訳しましたので飛ばします。

それでは最後の(다)を訳してみましょう。
(다) ところが猫はこのような行動を攻撃するものとして誤解するということだ

順番につなげてみると
(가) 犬と猫は仲が悪いことで有名だ
(라) 二者間の仲がよくない理由は、表現を互いに異なる風に受け止めるからだ
(나) 犬が前足を上げる行動は一緒に遊びたいという意味だ
(다) ところが猫はこのような行動を攻撃するものとして誤解するということだ

意味が通じますね。これで正解が確信できます。TOPIK Ⅱの읽기では時間が本当に足りませんから、できれば全部読むことなく次の問題に進みたいところです。

韓国語能力試験の第52回の問題を取り上げて解説させていただきましたが、二択になることが「ほぼ」確定ではなく「完全に」二択が確定するときもあります。

それは、選択肢と文章を見たときに、「이런 ~」や「그런 ~」といった指示語から始まる文章が、並び替えの最初に来ている選択肢がある、という場合です。

例えば選択肢が
①(가) – (라) – (나) – (다)
②(가) – (나) – (라) – (다)
③(나) – (다) – (가) – (라)
④(나) – (가) – (다) – (라)
だったとして、(가)の文章が「이런 ~」から始まっていれば確実に正解は③か④です。

指示語から始まる文章が起承転結の「起」に来ることはないからです。

これが「最初(ほぼ)から二択にできる問題」を正解するテクニックです。TOPIK Ⅱを受験するときは必ず実践しましょう。

そんな小手先のテクニックは使わない!という方はかなり立派です。でも時間足りませんよ・・・TOPIK Ⅱは・・・

1-2.TOPIK Ⅱで意識すべきこと その4「リスニングで70%の自信なら次へ」

TOPIK Ⅱで意識すべきこと その4としてご紹介するのはリスニングのときのテクニックです。
テクニックというほどのものではないですが……

リスニングで高得点を取るために最も重要なことは何だと思われるでしょうか?

それは「文章を聞く前の予備知識の量をできるだけ増やしておくこと」だと考えています。

例えば下記の例を読んでみてください。

「髪を切りに行きたいと思っているんですけれど、どこか良いところをご存じないですか?」
「いつも行っているところなら紹介できますが。でも今はインターネットで検索すると、写真付きでお店が紹介されていますよ。Aというサイトが掲載数も多くておすすめですよ。」
「そうなんですね。参考になります。ありがとうございます。少し静かな感じのお店が良いのですが、自分に合ったお店を探すのが難しいですよね。初めて入るお店であれば緊張しますし。」
「あっ、来ましたよ」
「うわぁ~、おいしそうですね!」

どうでしょうか?
どんなシチュエーションかご想像できますでしょうか?

母国語で聞くととぼんやりとは浮かんでは来ますが、これが韓国語になるといかがでしょう?散髪の話やインターネットの話をしているときに、いきなり「おいしそう」とか母国語以外で言われるわけです。

試験中は「正しく理解しないと!」とプレッシャーがかかっていますから、急につながりの無い話が出てくると、聞き間違いをしたっぽい、と思って自信が無くなったりするものです。

それでは上記例文を一度頭の中からリセットしていただきまして…………

次のような予備知識がある場合はどうでしょうか。
予備知識1 : 女性が引っ越してきたばかりで困りごとがあり、レストランで男性にある相談をしている
予備知識2 : 男性が女性に示した解決策を知りたい

これを念頭に読んでみてください。

女性の声「髪を切りに行きたいと思っているんですけれど、どこか良いところをご存じないですか?」
男性の声「いつも行っているところなら紹介できますが。でも今はインターネットで検索すると、写真付きでお店が紹介されていますよ。Aというサイトが掲載数も多くておすすめですよ。」
女性の声「そうなんですね。参考になります。ありがとうございます。少し静かな感じのお店が良いのですが、自分に合ったお店を探すのが難しいですよね。初めて入るお店であれば緊張しますし。」
男性の声「あっ、来ましたよ」
女性の声「うわぁ~、おいしそうですね!」

いかがでしょう。かなりはっきりどんな場面かイメージできたのではないでしょうか。

リスニングでは、この「場面をイメージする」ということが最も重要です。これをするためには何が必要でしょうか?

それはリスニングの文章を聞く前に問題文と選択肢を読んでおくことです。

実際の試験であり得るものとして以下のような感じです。

問1) 男性が提示した解決策として正しいものを選択してください
①本屋に行って本を探すこと
②女性の母親に聞いてみること
③混んでいるお店に行くこと
④ウェブでお店のホームページを見てみること

問)2 どこで行われている会話であるか、正しいものを選択してください
①駅の近くの道路
②ビルの屋上
③レストラン
④学会の会場

問1の問題文から、男性が相談にのっていて何か提案するんだな、ということがわかり、何に注目して聞くべきかがわかります。
また、問2の選択肢が頭に入っていれば、急に「おいしそう」とか言われても十分に対応できます。

文章を聞く前に予備知識を蓄えておくことの重要性はおわかりいただけたでしょうか。

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
この「文章を聞く前の予備知識の量をできるだけ増やしておくこと」を実践するために重要なことは、「文章を聞き終わったあとはすぐに回答し、次の問いの問題文と選択肢を読む」、これに尽きます。

しかし試験中にはこれを阻害するものがあります。正解は②だと思うんだけど自信無いんだよなぁ、という気持ちが最大の阻害要因です。

読まれた文章がよくわからなかった場合、適当に答えて次に行けばよいのですが、それなりに聞き取れてしまった場合、その問題を正解したくて迷ってしまうものです。そんなときは勇気を出して、たぶん正解はこれだろう、というものをマークして次の問題文を読むことに集中するのです。

経験上、70%くらいの自信で選んだ場合、その問題の正答率は90%くらいです。50%くらいの自信で選んだ場合、正答率は70%くらいです。ですので、だいたいは正解していると考えて間違いありません。

それなりの自信で問題に解答できた場合は、すぐに次の問題文に移行するようにしましょう。

こんなテクニックを使っていたら、本当の韓国語の実力を測れない、という疑問を持たれますか?
問題ありません。例えば韓国語で行われる会議に向かう場合、または韓国語で行われる授業に出る場合、予習や事前の準備を全く無しで臨むでしょうか?多くの場合は何らかの予習をしていくはずです。

実際に韓国語を運用するに当たって、予備知識無く韓国語を聞くということはまずあり得ません。ですので、試験においても予備知識を得た状態でリスニングの文章を聞くようにすることは極めて合理的だと思います。実務や実際の授業を受けるつもりと思って予備知識を蓄えることに集中しましょう。

1-3. まとめ

いかがでしたでしょうか?
TOPIK Ⅱで意識すべきこと その3とその4をご紹介しました。高得点取得者は間違いなくこの方法を使っています。

その4の方は、TOEICでも意識すべき内容でもあります。「あ~、あるある」と共感いただいた部分もあったと思います。

語学の試験はその言語の実力を上げるのが高得点への近道ですが、意識すべきことを意識するかしないかでいくらか点数が変わってきます。(このブログの運営者も2019年の第65回 TOPIKで6級に合格しました。【TOPIK 6級】合格体験記&対策で体験記などを記事にしております。)

ちょっとしたこともぬかることなく意識し、高得点をゲットしましょう!

下記に韓国語能力試験について書いておきます。
受験されたことの無い方、是非ご参考にしてください。

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2.韓国語能力試験(TOPIK Ⅰ/Ⅱ)とは

2-1.日本で受験できる韓国語の試験と韓国語能力試験の概要

日本で受験できる韓国語の試験は主に二つあります。
ハングル能力検定試験と韓国語能力試験(TOPIK Ⅰ/Ⅱ)です。

ハングル能力検定試験は参考書は数冊持ってはいますが、未受験ですのでいずれまた記事にしたいと思っています。

韓国語能力試験はTest Of Proficiency In Koreanの頭文字を取って、TOPIK(トピック)とも呼ばれています。
韓国の教育省にあたる組織が実施する試験です。

韓国に留学しようと思うと、韓国語能力試験を受験するのが一般的です。
そのため、対象は全世界の韓国語を勉強している方向け、ということになります。

ホームページによると世界70箇所以上で一斉に実施されている*1とのことです。
こちら
*1 2018年11月16日現在

取得できる級としては難易度が高いものから
6級 → 5級 → 4級 → 3級 → 2級 → 1級
となります。
日本での認識とは違い、1級が最も難易度が低い、という分類になっています。

この試験結果がわかるまでに通常一か月半程度かかります。
TOEFLを見習ってよ……と思ったりします。

解答に使うペンは鉛筆やシャープペンシルではなく、試験会場で支給されるペンを使用し、回答用紙に正解を書くということもこの試験の特徴です。

鉛筆やシャープペンは使えないので、修正をするときは持参した修正テープを使います。
修正テープは受験者が用意し、持参する必要があります。
→ 試験管も数個修正テープを持ってきてくださいますが、受験者が用意するようにしましょう。

ちなみに、韓国語能力試験は韓国ではだいたい毎年6回行われます。
しかしながら日本ではこのうち3回しか受験ができません。

受験される場合は日程をしっかり確認しましょう。
また、受験日に対する申し込みの締切日が割りと早いので、締切日のご確認も忘れずに!

2-2.TOPIK Ⅰ

TOPIK Ⅰ は초급(チョグプ)ということで、日本語で言うところの初級に当たります。
受験すると2級、1級、不合格のいづれかの判定になります。

試験をされる技能としては、
聞き取り(듣기-トゥッキと読みます): 30問、40分、配点100点
読解(읽기-イルキと読みます): 40問、60分、配点100点
です。
英語で言うListeningとReadingの技能のみの試験です。

合計140点以上取得すると2級となり、80点以上140点未満であれば1級、80点未満であれば不合格となります。
初級とは言え、100分の試験になりますので集中力の持続力も試されていると言ってもよいでしょう。

1級の全般的な能力は
———————下記、引用です———————
・自己紹介、買い物、飲食店での注文など生活に必要な基礎的な言語(ハングル)を駆使でき、身近な話題の内容を理解、表現できる。
・約800語程度の基礎的な語彙と基本文法を理解でき、簡単な文章を作れる。
・簡単な生活文や実用文を理解し、構成できる。
——————— 引用終わり ———————
といったレベルです。

2級になると
———————下記、引用です———————
・電話やお願い程度の日常生活に必要な言語(ハングル)や、郵便局、銀行などの公共機関での会話ができる。
・約1,500~2,000語程度の語彙を用いた文章を理解でき、使用できる。
・公式的な状況か非公式的な状況かの言語(ハングル)を区分し、使用できる。
——————— 引用終わり ———————
とあります。
引用:韓国語能力試験のページ(こちら)

2-3.TOPIK Ⅱ

TOPIK Ⅱは日本語で言う中級・上級に区分される試験です。
受験すると6級、5級、4級、3級、不合格のいづれかの判定になります。

試験をされる技能は
聞き取り(듣기): 50問、60分、100点
書き取り(쓰기-ッスギと読みます): 4問、50分、100点
読解(읽기): 50問、70分、100点
です。

聞き取り、書き取りを連続して110分行い、休憩を挟んで読解を70分間で解く流れです。
合計120点以上で3級、150点以上で4級、190点以上で5級、230点以上で6級、120点未満で不合格、になります。
合計180分の試験になるため結構長丁場になります。

現在は通訳案内士のガイドラインが多少緩和され、韓国語能力試験6級合格者は通訳案内士の韓国語試験が免除になります。

韓国語能力試験は以前は초급(初級)、중급(中級)、고급(高級 ← 日本で言う上級)と3種類あったのですが、数年前に現在のTOPIK Ⅰ/Ⅱに変更になりました。

最高級である6級はこんな能力です。
———————下記、引用です———————
・専門分野における研究や業務遂行に必要な言語(ハングル)機能を比較的正確に、流暢に使用でき、政治・経済・社会・文化などの全般的なテーマにおいて身近でないテーマに対しても不便なく使用できる。
・ネイティブ程度までではないが、自己表現を問題なく話すことができる。
——————— 引用終わり ———————
引用:韓国語能力試験のページ(こちら)

上記のリンクでは3~5級のレベルの目安も書かれていますので、参考にしてみてください。

TOPIK Ⅱから書き取りというwritingの試験が加わるため難易度が随分上がります。
この書き取りがなかなか厄介です。
書き取りにも意識すべきことがありますのでこちらの記事で書いています。

ご参考にしていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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