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韓国語の文法で最初に知るべき7項目を一覧でご紹介!

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韓国語の文法の中で、まず最初に知っておきたいものを7つ厳選し、一覧でご紹介しています。また、その7つの文法についての解説も加えました。

韓国語に興味のある方、これから韓国語の勉強を始める方、韓国語を勉強中の方に参考になると思います!

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韓国語の必須文法一覧(7項目)!まず最初にこれを知れ!

韓国語の文法がどんなものかまず知りたい!という場合、下記の一覧の7項目を覚えておくと良いです。

もちろん文法としては他にもありますが、はじめに覚えるべき必須文法としてはこのあたりかな、と思います。

1つづつ下記で説明をしていきます。

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語順が日本語と一緒

まず、韓国語の語順は日本語と一緒です。

日本語の語順は
何が、何を、何に(対して)、どこで、どうした
です。

順番を少し入れ替えて
どこで、何を、何が、何に(対して)、どうした
となってもオッケーです。

例えば「お母さんがプレゼントを妹に家であげた」と言っても良いですし、「家でプレゼントをお母さんが妹にあげた」でも伝わります。

重要なのは「どうした」が最後に来ることで、それ以外は多少順番が入れ替わっても通じます。

このことは韓国語でも同様です。

なので、「お母さん」「が」「プレゼント」「を」「妹」「に」「家」「で」「あげた」という韓国語9語を知っていれば、日本語と同じ順番で並べ替えれば立派な韓国語の文にできます。それぞれの単語は下記の表の通りです。

「お母さんがプレゼントを妹に家であげた」で必要な韓国語単語
日本語韓国語韓国語読み
お母さん어머니オモニ
プレゼント선물ソンムル
ウル
여동생ヨドンセン
チプ
에서エソ
あげた주었다チュオッタ

어머니가 선물을 여동생에 집에서 주었다.
オモニガ ソンムルル ヨドンセンエ チベソ チュオッタ
これが韓国語での「お母さんがプレゼントを妹に家であげた」になります。

補足ですが、日本人が義務教育で習う英語はそうはいかないんですよね。英語は最初に「何が(お母さん)」、次に「どうした(あげた)」、次に「何を(プレゼントを)」と決まっています。英語だと

My mother gave a present to my sister at home.

at homeを前に持ってくるのは大丈夫ですが、それ以外の順番は変えられません。

英語とは違い、語順は日本語と韓国語で同じなので、日本人には韓国語は理解しやすいと言えるかもしれませんね!

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韓国語の文は名詞と助詞が交互に来る

一覧表の2つ目は、韓国語の文は名詞と助詞が交互に来る、という文法です。実はこれも日本語と同じです。先ほどの例文をもう一度見てみます。

「お母さんがプレゼントを妹に家であげた」

ここで、名詞を青、助詞を赤で色分けすると

お母さんプレゼントあげた」

となります。
日本語の名詞である「お母さん」や「プレゼント」と、助詞である「が」「を」「に」「で」が交互に並んでいるのがわかると思います。

韓国語にも助詞という概念があって、この文法は一緒です。韓国語の文も同じように色分けすると、

어머니 선물 여동생 에서 주었다.

となり、名詞と助詞が交互に来ています。

参考までに再度英語と比較してみましょう。英語では主語や目的語には助詞がつきません。色分けをすると、

My mother gave a present to my sister at  home.

となり、赤で示した助詞が少ないこと、青と赤が交互にならないことがわかると思います。

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文の最後に来るのは用言

一覧表3つ目は、文の最後に来るのは用言、というものです。

用言という単語は聞き慣れない言葉だと思いますが、韓国語を勉強する際はよく耳にします。言い換えれば動詞、形容詞のことです。

なので韓国語の文は動詞か形容詞で終わる、ということです。先ほどの

어머니가 선물을 여동생에 집에서 주었다.
(お母さんがプレゼントを妹に家であげた)

は最後の単語주었다(チュオッタ)が動詞(用言)です。

また、有名な「アンニョンハセヨ」も用言です。形容詞「안녕하다(アンニョンハダ)」の形が変化し、안녕하세요(アンニョンハセヨ)になっています。これは用言1語だけで成り立っている文ですが、用言で文が終わっています。

韓国語と言えば「○○○セヨ〜」というイメージがあると思います。実はこの「セヨ〜」という表現は用言です。動詞か形容詞が最後に来て○○○セヨ〜という形になっているんです。

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文字は子音と母音の構成

続いては韓国語の文字、すなわちハングルについてです。ハングルとは韓国語の文字のことで、고←こんなのとか、하←こんなやつです。

ハングルを知らないと記号のようにしか見えないのですが、しっかりとした規則に沿って書かれています。

その規則というのは、母音と子音で構成されている、というものです。先ほどの고も하ももちろん母音と子音で構成されています。

母音とは日本語では「あ」「い」「う」「え」「お」の5つですね。英語でも「a」「i」「u」「e」「o」の5つです。子音はそれ以外の文字を指します。

例に出した고をよく見ると、上のパーツㄱと下のパーツㅗに分かれており、上側のㄱが子音を表し、下側のㅗが母音を表します。

ㄱは子音でカ行を表すハングルであり、ㅗはお段を表すハングルです。したがって고はカ行のお段ですから、「コ」と読みます。

続いてもう一つ例に出した하も同じような法則で読むことが出来ます。今度は左側のパーツㅎと右側のパーツㅏに分かれています。

左側のㅎは子音を、右側のㅏは母音を表しており、それぞれハ行、あ段になります。なので発音は「ハ」となります。

このように、ハングルは子音と母音の構成になっています。子音は何行か(カ行、サ行など)を示していて、母音は何段か(あ段、い段など)を示しています。

ですので、子音と母音を覚えてしまえばハングルが読める、ということになります。

下記の記事でハングルについて詳しく解説しており、子音や母音をより深く知ることができます。ハングルは母音が多いので覚えるのは少し大変ですが、慣れれば必ず読めるようになります!

韓国語特有文法パッチム

韓国語で最も特徴的な文法と言えばパッチムではないかと思います。

パッチムとはハングル1文字の下につくことのある子音のことです。

さきほどハングルは子音と母音から構成されていることをお伝えしました。パッチムはさらにその下につく子音です。

さきほど고(コ)というハングルを紹介しましたが、例えばその下に子音ㄱがつくことがあります。すると「곡」となります。

ㄱはカ行を表す子音でした。これがパッチムとしてつくと、「ク」の発音になります。なので곡は「コ」と読みます。パッチムはハッキリ発音するのではなく、弱めに発音します。

サイトによっては読み方を「コk」と書いてある場合もあります。モロに「ク」と発音するのではなく、おまけのように「ク」を発音することを表しています。

さて、先ほどのハングルの構成とパッチムがわかれば、韓国語(ハングル)をスラスラ読むことができるようになります。

パッチムは下記で詳しく解説していますので参考にしてみてください!

日本語に無い発音がある

続いては、韓国語には日本語に無い発音がある、というものです。

特徴的なものは小さい「っ」から始まる発音かな、と思います。

例えば떡볶이(ットクポッキ)という韓国語です。日本でもよく知られた料理で、お餅を炒めたものです。トッポギと呼ばれる料理ですね。

韓国語の発音では小さい「っ」から始まるような、詰まった感じの発音になります。濃音と呼ばれている発音です。

(補足ですが、激音という発音もあります。当ブログの運営者の感覚としては激音日本人にはあまり区別はつかないという印象です。)

濃音以外にも日本語には無い発音があります。

韓国語には「ウ」「オ」「ヨ」にあたる発音が下記のように2つづつあります。

ウ → ㅜとㅡ
ㅜ : 口をすぼめて言うウ(日本語のウはこちらに近い)
ㅡ : 口を横に広げて言うウ

オ → ㅗとㅓ
ㅗ : 唇を真ん中に集める感じで言うオ(日本語のオはこちらに近い)
ㅓ : 口を縦に広げて言うオ

ヨ → ㅛとㅕ
ㅛ : 唇を真ん中に集める感じで言うヨ(日本語のヨはこちらに近い)
ㅕ : 口を縦に広げて言うヨ

このように、韓国語には日本語には無い発音があります。「ウ」や「オ」や「ヨ」は日本人にとって区別がなかなか難しいですが。

濃音やㅜ/ㅡ/ㅗ/ㅕ/ㅜ/ㅓについて、下記の記事で取り上げています。ご興味のある方はのぞいてみてください!

敬語は2種類

一覧表最後の項目は、敬語は2種類、というものです。

日本語では、敬語というと「〜です」という言い方が一般的ではないでしょうか。

ニュースで使われるものも、プレゼンで使われるものも、バラエティー番組などで年上の方へ使うものも「〜です」が多いと思います。

ですが韓国語では敬語が2種類あります。

通称「ヘヨ体」という言い方と「ハムニダ体」という言い方です。ハムニダ体の方がかしこまっていて、敬語のニュアンスがさらに強くなります。

例えば「こんにちは」を表す「アンニョンハセヨ」はヘヨ体です。ヘヨ体と言うだけあって最後はヨで終わります。

一方でビジネスホテルなんかでは、アンニョンハセヨよりも敬語の度合いが増した「アンニョンハシムニッカ」という挨拶をされる場合があります。これがハムニダ体と言われる、すごく丁寧な言い方になります。語尾は「○○ニダ」や「△△ニッカ」となります。

ニュースやプレゼンではハムニダ体が使われることが多いです。とは言え気心が知れている場合や、やや打ち解けている場面ではヘヨ体が使われたりもするので、明確な使い分けがないのが実際のところではあります。韓国人の間でも使い方には個人差があるでしょうし。

かなり偉い人と話す場合はハムニダ体、年上であっても親しい人はヘヨ体、というのは共通しているようです。これを基本として、どちらを使うか迷った場合はハムニダ体を使うようにする、というのが無難でしょう。

下記でハムニダ体とヘヨ体の違いや使い分けについて取り上げています!

まとめ

韓国語の文法で、最初に知っておくべきものについて一覧をご紹介し、解説をしました。韓国語に少しでも興味を持っていただけたのであれば嬉しいです!

改めて一覧表を載せておきますので、わからないところは戻ってもう一度読んでみてください!

当ブログでは韓国語の勉強や文法に関する記事を多数公開させていただいています。下記にリンクを貼っておきますのでご興味のある記事はぜひ覗いてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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