韓国語検定の違いとレベル【実力チェックでTOPIK/ハン検の級を決める】
2020-11-12ご自身の語学習得に関して,外国語試験関連,韓国語の試験,韓国語学習に関してハングル能力検定,勉強準備,試験ノウハウ,試験準備,韓国語試験
日本で受けられる韓国語に関する試験、検定を調べてみると2つあることに気づきます。TOPIK(韓国語能力試験)とハングル能力検定試験です。自分のレベルではどっちを受けた方がいいのだろう、と迷っている方は多いと思います。
どちらの試験もレベル別に試験が分かれていますし、特徴も異なります。
そこで本記事ではご自身のレベルチェックを通してどの試験のどの難易度を受けるべきかを解説していきます。韓国語の検定で迷われている方に参考になる記事です!
*本記事はすべて読むのに約6分かかります。緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。
目次(この記事の内容)
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1. 韓国語検定は二種類!
韓国語検定をお調べになっているということは韓国語に興味を持っていただいているのですね?ようこそ!
韓国は日本から近いですし、韓国料理店やK-POPなどで身近に感じられることもあるので、韓国語がわかるようになると楽しいですよ(韓国語に限らず語学学習全般がそうですが)!
本ブログでは英語と韓国語を勉強してきた(している)サラリーマンが試験のノウハウなど、語学全般について情報発信をさせていただいています(ブログの運営者欄参照)。
すでにご存じの方もおられると思いますが、日本で受けられる韓国語検定には2種類あります。冒頭でもご紹介しました通り、TOPIK(韓国語能力試験)とハングル能力検定試験です。
この2種類の試験の大きな違いを5つにまとめると下記のようになります。
TOPIK(韓国語能力試験)
- 主催が韓国の組織(韓国教育財団)
- 問題文も回答文もすべて韓国語
- レベルは2段階
- 作文がある
- 結果がわかるまで時間がかかり解答を得にくい
主催が韓国の組織ということもあり、韓国政府(教育省)が唯一認定する韓国語運用能力を示すテストになっています。世界で実施されているためか、結果が出るまでに短くても1ヶ月くらいかかります。また、全ての回で解答が出るわけではないので、どこを間違えたか、などの復習(問題用紙も持って帰れません)はしづらいです。その他、特徴として作文(ライティング)があります。なのでメールや書類、学校のレポートを韓国語で書きたい!という方はTOPIK(韓国語能力試験)がいいかもしれません。
一方で、
ハングル能力検定試験(ハン検)
- 主催が日本の組織(ハングル能力検定協会)
- 問題文や回答文に日本語がある
- レベルは6段階
- 作文がない(読む/聞くだけ)
- 解答が即日公開で自己採点が可能(自己採点による合否もすぐわかる)
韓国語は日本語と語順が同じであったり、漢字と対比して意味を推測できたりするので、日本人は少し有利です。でもこれを逆手にとった引っかけ問題が出たりもするのがハングル能力検定試験です。日本人で韓国語を勉強した人ならきっとこう考えるよね、でも実は違うんですよ、的なものが出ることもあります。
また、解答が試験日に出ます。問題用紙も持って帰ることができるので、問題用紙に答えを書いておけば自己採点をしてすぐに合否がわかるのも特徴です。ハン検では問題用紙などへのメモが認められています。下記でハン検の結果確認方法について書いています。
ハン検の結果確認方法について書いています!
ちなみにハン検の問題&解答&解説を含んだ書籍が次の年に過去問として発売になるので、純粋に韓国語のレベルを上げるにはとてもよい試験です。
さらに細かい違いも挙げると、TOPIKは長文主体なので、わからない単語の意味が推測しやすいです。対してハングル能力検定試験は単文の穴埋めが結構あり、単語の意味がわからなければアウト、なんて場合も多いです。
ちなみに各テストの詳細は下記で記事にしております。日程や受験料、会場なんかの比較を3つ目の記事でしています。合わせてご覧いただくと参考になると思います。
合わせて読もう!
以下でこの2種類の韓国語検定のレベルについて考えていきましょう。試験の難易度や違いなどは上記リンク記事でご紹介させていただきましたので、ここではどの級を受けたらよいか?という視点で考えてみます。
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2. 韓国語のレベルチェックをしよう
上記リンク記事と内容が少し重複しますが、まずは韓国語検定2種類のレベルの分け方をおさらいしましょう。
TOPIK(韓国語能力試験)は2段階で、TOPIK Ⅰ(初級)とTOPIK Ⅱ(中・上級)となっています。
ハングル能力検定試験は6段階で、5級、4級、3級、準2級、2級、1級となっています。この中で初級は5級と4級、中級は3級と準2級、上級は2級と1級になります。
ご自身のレベルはどこに属するのかなんとなくわかると思います。が、なんなくしかわからないのが普通です(笑)。ここではレベルチェックをできるサイトをご紹介しますので、チェックして受験級を決めるための参考にしてみてください!パソコンでもスマホでも気軽に試すことができます!
2-1. ハングル能力検定試験の公式ページ練習問題を使う
ハングル能力検定試験(以下ハン検)のページからレベルチェックができるサイトへのリンクがあります。下記がレベルチェックサイトです。
https://www.hangul.or.jp/hanken/
ここから各級の練習問題10問を試しに受けることができます。7問正解できれば次のレベルに行く目安となるでしょう。
この練習問題でも問題文に日本語が含まれていたりしますし、難易度も各級に合わせられているようですのでかなり精度良くレベルチェックができるのではないでしょうか。
何度もやりすぎると同じ問題に遭遇します。なので1~2回受けてみてどこで7問正解ができなくなったか、を見ればどのあたりの難易度が適しているか判断できますね!
2-2. Talk To Me In Koreanのレベルチェックを使う
もう1種類、レベルチェックの方法をご紹介します。以前韓国語を英語で勉強する方法として下記の記事を出しました。
下記でご紹介したサイトでもレベルチェックができます!
下記がTalk To Me In Koreanのレベルチェックへのリンクです↓
https://talktomeinkorean.com/level-test
talk to me in koreanは韓国語学習の教材を販売しておりどの教材がご自身に適しているか、レベルを判定してくれます。基本的に英語を母国語としている方を対象としているのではじめの方は問題文が英語です。
さらに進めていくと、問題文も韓国語になっていきます。
ハン検のレベルチェックは10問でしたが、こちらは正解を続けていくと問題がなかなか終わりません。チェックが終わるとレベル判定画面が出ます。例えば、You are in Level 4 of the TTMIK curriculum.みたいな感じです。
できればご紹介した2つのレベルチェックを受けてみてください。
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3. どの韓国語検定か、何級かを決める
レベルチェックを順調に終わられましたらどの試験のどのレベルが適しているか考えていきましょう。下記は受験級決定のためのフローチャートです。TOPIKかハン検かを決める質問がA~D、そして難易度を決める質問が①~⑥です。質問に対し、Yesなら青矢印に、Noなら赤矢印に進んでください。
まず、Aの質問です。韓国語でメールや書類やレポートを書かれる場合は、作文の試験があるTOPIKを中心に勉強を進められるのがよいです。
Bの質問についてです。問題文が外国語であると抵抗がある場合はハン検を受けましょう。ただ、ハン検もレベルが上がると問題文が韓国語になっていきます。問題文が韓国語になる頃(2級あたり)には、問題文程度の韓国語は難なく読めるようになってはいますが。
続いてCの質問です。将来的に韓国語を生かしたり、韓国系の会社で働きたい場合は履歴書に強いTOPIKがよいでしょう。なんと言っても韓国政府(教育省)が唯一認定する試験ですからね。
最後のDです。ここにこられた方はA~Cの質問にNoを連発された方ですね。ズバリ!勉強の目的はこのブログの運営者のように外国語としての韓国語をマスターしたい感じではないでしょうか。この場合の最終目標はハン検1級です。TOPIK最高級(6級)とハン検最高級(1級)では、知識量がずいぶん違いますからね。
どれにも当てはまらない場合はドラマとかK-POPに代表される韓国文化にご興味がある方ではないでしょうか。この場合はどっちの試験でもオッケーです!受験料や日程が合う方を選んでいただくとよいと思います。
受験料で考えるなら安いTOPIK(2020年現在TOPIK Ⅰ:3500円/TOPIK Ⅱ:4000円※、ハングル能力検定試験:3級以上の難易度で4800円※以上になります)を中心に考えてはいかがでしょうか?
※その他手数料が別途数百円かかります
もちろん日程のみで決めちゃってもオッケーです!日程は毎年変わります。TOPIKは年3回、ハン検は年2回です。各検定試験の日程は下記の記事でご紹介しています。
韓国語検定の日程
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4. おわりに
今回、二種類ある韓国語検定のどちらを受けたらよいか、どの級を受けたらよいか、についてご案内させていただきました。
韓国語検定の受験をお考えであれば、継続的に勉強を進めていくことが高得点への近道です。下記で韓国語を始めたての方に向けた記事とTOPIK(韓国語能力試験)のコツをまとめた記事をご紹介しておきますので、お時間のあるときにご覧ください!
さいごまでお読みいただきありがとうございました!
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