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ハングル能力試験の対策(試験時間/問題構成等)

2020-11-12ご自身の語学習得に関して,外国語試験関連,英語や韓国語を安く勉強する方法,韓国語の試験,韓国語学習に関してハングル能力検定,文法,試験準備,韓国語試験

ハングル能力検定試験の試験時間や問題構成、対策なんかをご紹介した記事です。

ハングル能力検定(ハン検)の対策としては、リーディング(읽기)やリスニング(듣기)の地力をあげることはもちろん必要です。しかしハン検では韓国語能力試験(TOPIK)と違い、文法事項の穴埋めが出題されますのでその対策が必要になります。

その辺り、当記事にてご紹介してみようと思います。

*本記事はすべて読むのに約13分かかります。緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。

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ハングル能力検定の構成

当記事ではハングル能力検定(略してハン検)についてご紹介します。韓国語能力試験(TOPIK)とは別物ですのでご注意ください。TOPIKやハン検全般に関しては下記の記事が参考になります。

テストの対策を練るにはテストの問題構成を知っておかないといけないですね。ハン検は最上級の1級から、2級、準2級、3級、4級、5級、と6段階あります。
それぞれの問題構成をご紹介します。

5級の問題構成と試験時間

5級はリスニング(聞きとり)と筆記問題です。基本的に午前に実施され(2019年9月現在)、リスニング30分、筆記60分の計90分の試験となります。
リスニングと筆記の問題をそれぞれご紹介します。

  • リスニング(聞きとり)問題
    • 絵を見てその内容と合うものを選ぶ
    • 短文の空欄にあてはまるものを選ぶ
    • 疑問文を聞いて正しい応答を選ぶ
    • 疑問文を読んだあとに応答文を聞いて正しい選択肢を選ぶ
    • 対話を聞き内容が一致する選択肢(日本語)を選ぶ
  • 筆記問題
    • 発音の仕方を選ぶ
    • 日本語を韓国語にしたとき正しいものを選ぶ
    • 空欄補充(単文)
    • 空欄補充(複数文)
    • 意味が同じもの(書き換え可能なもの)を選ぶ
    • 空欄補充(用言の活用)
    • 空欄補充(総合)
    • ある場面で使うべき適切表現を選ぶ
    • 空欄補充(対話文で筋が通るように)
    • 長文(5文程度)読解

5級ではリスニングの選択肢が日本語になっている部分もあり、比較的取り組みやすくなっています。また、筆記においても日本語がちょこちょこ見られます。日本人向けの試験なので取り組みやすくはなっていますが、もちろん勉強をしなければ合格は難しいです!

試験時間はリスニング(聞きとり)30分、筆記1時間の合計1時間30分です。途中に休憩はありません。5級は午前に行われ、10時30分※に聞きとりが始まり、12時に試験が終了します。

※集合が10時30分ではないのでお気をつけください。集合はだいたい試験開始の20分前に着席、と指定されます。なので10時10分に着席できるようにしましょう。

4級の問題構成と試験時間

  • リスニング(聞きとり)問題
    • 絵を見てその内容と合うものを選ぶ
    • 短い文と選択肢を聞き内容に合う選択肢を選ぶ
    • 質問を聞き回答文を選ぶ
    • 文章や会話を聞き内容が一致している選択肢(日本語)を選ぶ
    • 対話を二回聞いた後、選択肢を二回聞き質問文(日本語)に対する答えを選ぶ
  • 筆記問題
    • 発音の仕方を選ぶ
    • 日本語を韓国語にしたとき正しいものを選ぶ
    • 空欄補充(単文)
    • 空欄補充(複数文)
    • 意味が同じもの(書き換え可能なもの)を選ぶ
    • 単語の辞書に載っている型(辞書形)を選ぶ
    • 空欄補充(総合)
    • ある場面で使うべき適切表現を選ぶ
    • 空欄補充(対話文で筋が通るように)
    • 長文(6文程度)読解

5級と問題形式の多くが被っています。しかし、全体的に難易度は上がります。辞書を引くときの活用形を問うという問題が筆記で出題されるなど、中級レベルに上がるために必要な知識を身に付けているか、が問われる内容になっています。

試験はリスニング(聞きとり)30分、筆記1時間の合計1時間30分です。5級と違い試験は午後に行われ、14時※からリスニングが始まり、試験終了は15時30分です。

ハングル能力検定は隣接級との併願ができます。例えば5級と4級を受けられるよう隣接級は午前と午後に分かれてスケジュールが組まれているわけです。もちろん4級と3級の併願も可能です。

※集合が14時00分ではないのでお気をつけください。集合はだいたい試験開始の20分前に着席、と指定されます。なので13時40分に着席できるようにしましょう。

3級の問題構成と試験時間

  • リスニング(聞きとり)問題
    • 絵を見てその内容と合うものを選ぶ
    • 短い文を聞いた後に選択肢を聞いて内容に合う選択肢を選ぶ
    • 問題文を聞いて正しい応答(日本語)を選ぶ
    • 問題文を聞いたあとにその内容に一致した選択肢(日本語)を選ぶ
  • 筆記問題
    • 発音の仕方を選ぶ
    • 空欄補充
    • 意味が同じもの(書き換え可能なもの)を選ぶ
    • 二つの空欄に共通で入るものを選ぶ
    • 会話文の意味が通るように適切な文を選ぶ
    • ハングル表記が同じ漢字を選ぶ
    • 長文読解(5~11文程度)
    • ハングルを日本語訳したものとして正しいものを選ぶ
    • 日本語を韓国語訳したものとして正しいものを選ぶ

3級になると難易度が上がってきます。まさに中級です。4級と同じ形式の問題もありますが、空欄補充や長文が長く複雑になっていきます。

試験時間は5級と同じです。リスニング(聞きとり)30分、筆記1時間の合計1時間30分、試験開始は10時30分※で12時終了です。隣接級との併願ができるので、午後に行われる4級や準2級も同時に受験できます。

※集合が10時30分ではないのでお気をつけください。集合はだいたい試験開始の20分前に着席、と指定されます。なので10時10分に着席できるようにしましょう。

準2級の問題構成と試験時間

  • リスニング(聞きとり)問題
    • 短い文を聞いた後に選択肢を聞いて内容に合う選択肢を選ぶ
    • 対話文を聞いて内容に合う選択肢を選ぶ
    • 文章や対話文を聞いてその内容に対する問い(日本語)の答えを選ぶ
  • 筆記問題
    • 発音の仕方を選ぶ
    • 空欄補充
    • 意味が同じもの(書き換え可能なもの)を選ぶ
    • 二つの空欄に共通で入るものを選ぶ
    • 会話文の意味が通るように適切な文を選ぶ
    • ハングル表記が同じ漢字を選ぶ
    • 長文読解(5~11文程度)
    • ハングルを日本語訳したものとして正しいものを選ぶ
    • 日本語を韓国語訳したものとして正しいものを選ぶ

準2級になると、日本語が少しづつ消えていきます。一部問いの文に日本語がありますが、リスニングの選択肢から日本語がなくなります。試験では選択肢を素早く把握することが鍵になるので、選択肢を韓国語で書かれてしまうとかなり苦戦します。そのため準2級からは選択肢をすぐに理解できる速読力が必要になってきます。

筆記は3級と問題形式は非常に似ています。3級と比較し問題形式は同一で難易度だけ上げた、という感じでしょう。

試験時間は4級と同じです。14時※からリスニング(聞きとり)が30分、その後休みなく筆記を1時間行います。合計1時間30分で15時30分に終わります。3級との併願、もしくは2級との併願ができます。

※集合が14時00分ではないのでお気をつけください。集合はだいたい試験開始の20分前に着席、と指定されます。なので13時40分に着席できるようにしましょう。

2級の問題構成と試験時間

  • リスニング(聞きとり)問題
    • 文章と選択肢を聞いて内容に合う選択肢を選ぶ
    • 対話を聞いてそれに続くものを選ぶ
    • 対話文や文章を聞いてその内容に対する問いの答えを選ぶ
    • 文章を聞いて括弧部分の日本語訳を選ぶ
  • 筆記問題
    • 空欄補充
    • 意味が同じもの(書き換え可能なもの)を選ぶ
    • 空欄補充(空欄に当てはまらないものを選ぶ)
    • 文章が間違っているものを選ぶ
    • 三つの空欄に共通で入るものを選ぶ
    • ハングル表記が間違っている文を選ぶ
    • 対話文中に入るものとして正しいものを選ぶ
    • 長文読解(5~17文程度)
    • ハングルを日本語訳したものとして正しいものを選ぶ
    • 日本語を韓国語訳したものとして正しいものを選ぶ

2級になるとすべて韓国語表記になります。韓国語を日本語訳したものを選ぶ形式でやむを得なく選択肢に日本語が来ているもの以外はすべて韓国語です。それと同時に難易度が急上昇します。

また、筆記において空欄補充問題が多くなります。韓国語能力試験(TOPIK)では韓国語の運用能力を見るのに対し、ハングル能力検定では詳細まで理解しているかの知識を問う問題が上級では増えてきます。

それらの対策については当記事の下の方でご紹介しています。

試験は2級から長くなります。リスニング(聞きとり)30分、筆記1時間20分の合計1時間50分です。試験開始は5級や3級と同じ10時30分※からです。準2級との併願もしくは1級との併願ができます。

※集合が10時30分ではないのでお気をつけください。集合はだいたい試験開始の20分前に着席、と指定されます。なので10時10分に着席できるようにしましょう。

1級の問題構成と試験時間

  • リスニング(聞きとり)問題
    • 文章と選択肢を聞いて内容に合う選択肢を選ぶ
    • 対話を聞いてそれに続くものを選ぶ
    • 対話文や文章を聞いてその内容に対する問いの答えを選ぶ
    • 文章を聞いて括弧部分の日本語訳を書く
    • 括弧部分をハングルで書き取る
  • 筆記問題
    • 空欄補充
    • 意味が同じもの(書き換え可能なもの)を選ぶ
    • 空欄補充(空欄に当てはまらないものを選ぶ)
    • 間違っている表現を含んでいる文を選ぶ
    • 文章中の表現で意味が近いものを選択肢から選ぶ
    • 文を見て最も自然なものを選ぶ
    • 対話文中に入るものとして正しいものを選ぶ
    • 長文読解
    • 韓国語を日本語翻訳する
    • 日本語を韓国語翻訳する

ハングル能力検定最高級である1級はすさまじい難易度です。選択式の問題ではないものまで登場し、記述しなければならない問題が出てきます。

単語のレベルも非常に高く、問題数も多いためかなりの勉強時間が必要になります。

試験は午後からで、14時※から30分間リスニングを行い、その後1時間20分で筆記を行います。この一次試験に合格すると3週後に面接試験があります。

※集合が14時ではないのでお気をつけください。集合はだいたい試験開始の20分前に着席、と指定されます。なので13時40分に着席できるようにしましょう。

ここでご紹介した各級の試験内容はハン検の前回試験状況・試験問題サンプルのページからサンプルを入手し、ご紹介したものです。実際に見てみたい!という方はページに訪問し、ご覧になることをおすすめします!

また、もしハングル能力検定の受験に興味を持たれましたら、受験申し込みの仕方や合格基準、結果の確認方法などを下記の記事でご紹介しています。お時間のあるときにご覧ください!ちなみにハングル能力検定は試験が終わった日に解答が公開されるので、記憶が新しいうちに自己採点ができます(自己採点による合否も推測できます)。

ハン検の申し込みや各級の合格基準、結果確認について書いています!

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穴埋め問題の対策

さて、ここまでハングル能力検定の問題形式などについてご紹介しました。問題形式を見ていただくとわかりますが、すべての級で空欄補充が出題されます。

特に筆記では長文問題が多いとは言えず、文法や単語に精通していないと解けない空欄補充や書き換え表現などが出題されます。

韓国語能力試験(TOPIK)は反対に空欄補充の割合は少なく、長文の割合が多いので、TOPIKからハン検に移行する場合は文法知識や単語力不足を感じやすいです。

こういったことを考えると、ハン検合格を目指す場合、空欄補充に耐えられる知識をつける必要がありそうです(もちろん、通常のリスニング力や速読といった基本技能は継続して鍛えることも必要ですが)。そのために必要な対策について、下記で二つの方法をご紹介します!両方無料です!

公式ページのレベルチェック機能を利用!

まず1つ目はハングル能力検定のページからリンクされているレベルチェック機能を使う方法です。

この機能はハン検の受験を考えている方向けにどの級を受けたらよいかの目安を与えてくれる機能です。空欄補充に特化していて解答もすぐにわかる非常にありがたい練習問題です。

チェックする度に違う問題が出題されるので何度もやる価値があります。問題は5級~1級まですべて用意されています。スマホでもできますので、スキマ時間などで十分活用できます。

こちらです。
https://www.hangul.or.jp/hanken/

しかしながら、毎度違う問題を出題してくれるとは言っても、何回もやると同じ問題に出くわします。ですのでこれだけではやはり足りないと思われます。そこで不足分は下記の方法で空欄補充対策をするとよいと思います。

第32回以前の韓国語能力試験(TOPIK)の過去問を使用

空欄補充を鍛えるためにはもう1つの韓国語の試験であるTOPIK(韓国語能力試験)の過去問を使いましょう。

TOPIKは公式ページ(全て韓国語)で過去問を無料で公開してくれています。これを利用します。とは言え現行のTOPIK Ⅰ/TOPIK Ⅱになってからは空欄補充の問題が消えています。しかしTOPIKが初級、中級、高級の三段階に別れていた頃は空欄補充問題がありました。

その空欄補充有無の境目が第32回と第33回です。そのため第32回以前の問題をダウンロードすれば良質な空欄補充の問題を手に入れることかできるわけです。

TOPIKの過去問の入手方法は↓で記事にしています!

第32回以前のTOPIKでは「어휘문법・쓰기(語彙文法・書き取り)」「듣기・읽기(聞きとり・読解)」で問題用紙が分かれていました。「어휘문법・쓰기(語彙文法・書き取り)」の問題の半分くらいは空欄補充ですのでこれを利用しましょう!というわけです。

ご自身のレベルに合わせて初級/中級/高級(上級のこと)がありますので、ダウンロードして勉強してみてください。空欄補充以外でも単純に文法の勉強にも役に立つので非常にオススメです!

少し話が脱線しますがTOPIKの第26回以前の過去問をダウンロードは少し注意点があります。下記の図はダウンロードページで、多くの過去問が収納されているのでページが36ページあります。下記の通り10ページずつがひとかたまりになっているのですが、11ページ目に進むのにはちょっと苦戦します。※図が切れている場合は横にスクロールできます

TOPIKの過去問ダウンロード最初のページ(左)と最後のページ(右)
TOPIKの過去問ダウンロード最初のページ(左)と最後のページ(右)

普通だと10ページ目に進んで、それから「>」をタップすれば進めるはずですが、リンクが間違っているためか進むことができません。

めんどくさいですが「>>」をタップして一度36ページ目(上記図の左)まで進み、それから戻るようにしないとなぜか11ページ目には到達できません。進む手順は
1ページ目 → 「>>」をタップして36ページ目へ飛ぶ → 「31」をタップして31ページ目に飛ぶ → 「<」を押して30ページ目に飛ぶ → 「21」を押して21ページ目に飛ぶ → 「<」を押して20ページ目に飛ぶ → 「11」を押して11ページ目に飛ぶ
こんな手順を踏む必要があります。面倒ですね。ご注意ください。

当ブログの文法練習問題を解く!

当ブログでは文法の練習問題として韓国語の用言の活用に関する問題をご用意しています。おまけとしてこちらもご紹介します。初級、初中級、中級で用意していますのでぜひ取り組んでみてください!

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まとめ

ハングル能力検定の対策として、ハン検の問題構成をご紹介し、空欄補充問題の対策方法についてご紹介しました。

どちらも無料で取り組むことができますので、試してみるハードルは低いと思います。

ハン検では運用能力もさることながら、ハングル全般への知識を問われます。上級になればなるほどマニアックなことまで出題されますので、諦めずに吸収し続ける姿勢が必要になりそうです。

最後に韓国語の勉強に役立つ記事へのリンクをご紹介します。

さいごまでお読みいただきありがとうございました!

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