韓国語(ハングル)の連体形

2020-01-10ご自身の語学習得に関して,韓国語学習に関して学習ノウハウ,活用,韓国語情報

*本記事はすべて読むのに約8分かかります。緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。

以前の記事で韓国語(ハングル)の用言の活用について記事にさせていただき下記の記事にまとめております。

韓国語の用言についてのまとめです。

用言の活用とは、動詞と形容詞の活用を指します。上記の記事などでご紹介している第一語基~第三語基、及びこのブログのオリジナルの呼び方である第四語基は動詞と形容詞で同じ活用の仕方をしてくれます。ただ、活用形はこれだけにとどまらず、名詞を就職する形である「連体形」というものもあります。この連体形は動詞と形容詞で違う形をとるので、慣れていないと、試験でつまづく可能性があります。

本記事では用言の連体形の作り方をご説明します。第一語基~第四語基、及びこの連体形をマスターすれば韓国語の用言の活用は完了です!ルールを覚えるのはたいへんですが、細かく解説していきますのでがんばりましょう!

広告

1. 連体形とは?

ハングルの読み方をまず知りたい!という方はまずは下記の記事をご覧ください!

さて、まず、連体形とは何ですか?ということですが、これは動詞や形容詞が名詞を修飾するときに取る形式です。日本語に例えてみましょう。
「さっき食べたお菓子おいしいよ!」
このとき、「食べる」という動詞が「お菓子」を修飾しています。動詞が名詞を修飾するとき、基本形「食べる」を変化させて使ったりします。また、形容詞でも同様のことが言えます。
「細かいことは気にするな!」
なんかでは形容詞の「細かい」が「こと」という名詞を修飾しています。

連体形とはこういう働きをする形のことをさします。韓国語で連体形を作るときはルールにのっとって変化しますので、そのルールをご紹介しますね。 

2. 連体形の種類

韓国語の連体形の種類としては3つあります。

  • 過去連体形
  • 現在連体形
  • 未来連体形

言葉から意味は何となくわかると思います。過去連体形は過去の形で名詞を修飾するもので、先ほどの例にあげた「食べたお菓子」なんかは過去連体形です。


現在連体形は現在の形で名詞を修飾するもので、先ほどの例に挙げた「細かいこと」なんかは現在連体形です。未来連体形は日本語では現在連体形と同じような形をとると思います。
例えば
「日本代表になる人は誰だと思う?」
なんかは「日本代表になる」というまだわからない未来のことをさしていますので未来連体形です。ですが、日本語では未来形は明確に区別された形を取らないんですが、韓国語では区別した形が存在します。

まずは動詞からご紹介していきます。ちょっと例外があったりするので厄介ですが避けては通れません!

広告

3. 動詞編

動詞の連体形は基本的に下記になります。語幹にパッチムがある場合と無い場合でわかれます。
パッチムって何!?という方はこちらのハングル(韓国語)のパッチム一覧の記事をご覧いただけますとわかるようになります!

ここでは説明を省きましたが動詞の過去連体形には回想過去連体形として語幹に던をつける、というものもあります。いずれ記事にさせていただこうと思います。

3-1. 動詞の語幹にパッチム無し

例:가르치다 語幹:가르치 意味:教える
過去連体形:語幹にㄴパッチムをつける (가르친)
現在連体形:語幹のあとに는をつける (가르치는) ← 例外はㄹ変則のみ
未来連体形:語幹にㄹパッチムをつける (가르칠)それぞれ「것(意味:こと、もの)」を修飾するものとすると
가르친 것  :教えたこと
가르치는 것 :教えること
가르칠 것  :(未来に)教えること
となります。

3-2. 動詞の語幹にパッチム有り

例:잃다 語幹:잃 意味:失う
過去連体形:語幹のあとに은をつける (잃은)
現在連体形:語幹のあとに는をつける (잃는) ← 例外はㄹ変則のみ
未来連体形:語幹のあとに을をつける (잃을)こちらもそれぞれ「것(意味:こと、もの)」を修飾するものとすると
잃은 것  :失ったもの
잃는 것  :失うもの
잃을 것  :(未来に)失うもの
となります。ただ、パッチム有りの時には例外がありますので下記で説明します。
現在連体形は例外が少なくㄹ変則以外は는をつければOKです。

3-3. 例外「ㅂ」「ㄷ」「ㅅ」「ㄹ」変則(動詞)

パッチムがある動詞で、変則活用をする動詞は過去連体形と未来連体形は上記のルールに従いません。順番にご紹介していきますね。

3-3-1. 「ㅂ」変則(動詞)

ㅂ変則の連体形は二種類あります。一般的なㅂ変則のものはパッチムㅂを取り、過去連体形は운を、未来連体形は울をつけます。
例:굽다 語幹:눕 意味:焼く
過去連体形:구운
未来連体形:구울「ㅂ」変則のもう一つは「여쭙다」です。小職が知る限り、「뵙다」と「여쭙다」しか知りませんがもしかしたら他にもあるかもしれません。
過去/未来連体形はここでもパッチムㅂを取ります。過去連体形→ㅂパッチムとㄴパッチムを取り替えます。未来連体形→ㅂパッチムとㄹパッチムを取り替えます。
例:여쭙다 語幹:여쭙 意味:伺う
過去連体形:여쭌
未来連体形:여쭐

3-3-2. 「ㄷ」変則(動詞)

ㄷ変則で過去/未来連体形を作るときはパッチムㄷをㄹに取り替え은/을をつけます。
例:깨닫다 語幹:깨닫 意味:悟る
過去連体形:깨달은
未来連体形:깨달을

3-3-3. 「ㅅ」変則(動詞)

ㅅ変則で過去\未来連体形を作るときはパッチムㅅをとり、은/을をつけます。
例:젓다 語幹:젓 意味:振る
過去連体形:저은
未来連体形:저을

3-3-4. 「ㄹ」変則(動詞)

ㄹ変則は現在連体形も不規則な形を取ります。
過去連体形は語幹のパッチムㄹをパッチムㄴに変えます。
現在連体形は語幹のㄹをとって는をつけます。
未来連体形は語幹のままです(語幹のパッチムㄹをパッチムㄹに変えると覚えてもよいですが)
例:갈다 語幹:갈 意味:替える
過去連体形:간
現在連体形:가는
未来連体形:갈

4. 形容詞編

続いて形容詞の連体形です。こちらもパッチムがある場合と無い場合でわかれますが、過去連体形はパッチムがあろうがなかろうが、変則活用であろうがなかろうが例外なく던をつければOKになります。頻繁には出てこないですが…

また、形容詞の現在連体形が動詞の過去連体形に似ていますので気を付けてください。

4-1. 形容詞の語幹にパッチム無し

例:빠르다 語幹:빠르 意味:速い
過去連体形:語幹に던をつける (빠르던) ← 例外無し
現在連体形:語幹にㄴパッチムをつける (빠른) ← 動詞の過去連体形に似ている
未来連体形:語幹にㄹパッチムをつける (빠를)それぞれ「것(意味:こと、もの)」を修飾するものとすると
빠르던 것  :速かったことこと
빠른 것   :速いこと
빠를 것   :(未来に)早いこと
となります。

ちなみに存在詞の「계시다」と指定詞の「이다」は動詞ですが、こちらの活用を取ります。ただし、「계시다」の現在連体形には「계시는」という形もあります。

4-2. 形容詞の語幹にパッチム有り

例:얇다 語幹:얇 意味:薄い
過去連体形:語幹に던をつける (얇던) ← 例外無し
現在連体形:語幹のあとに은をつける (얇은) ← 動詞の過去連体形に似ている
未来連体形:語幹のあとに을をつける (얇을)こちらもそれぞれ「것(意味:こと、もの)」を修飾するものとすると
얇던 것  :薄かったもの
얇은 것  :薄いもの
얇을 것  :(未来に)薄いもの
となります。

4-3. 例外「ㅂ」「ㄷ」「ㅅ」「ㄹ」変則

形容詞の連体形もパッチム有りの時には例外があります。
しつこいですが過去連体形は던をつければよいので現在連体形と未来連体形のみご説明しますね。

4-3-1. 「ㅂ」変則(形容詞)

形容詞のㅂ変則のものはパッチムㅂを取り、現在連体形は운(動詞ではこの形が過去連体形でした)を、未来連体形は울をつけます(動詞と一緒です)。
例:가깝다 語幹:가깝 意味:近い
現在連体形:가까운
未来連体形:가까울

4-3-2. 「ㄹ」変則(形容詞)

形容詞のㄹ変則のものは下記のようなルールになります。
現在連体形は語幹のパッチムㄹをパッチムㄴに変えます(動詞ではこの形が過去連体形でした)。
未来連体形は語幹のままです(語幹のㄹパッチムをㄹに変えると覚えてもよいです。未来連体形は動詞と一緒です)
例:길다 語幹:길 意味:長い
現在連体形:긴
未来連体形:길

4-3-3. 「ㅎ」変則(形容詞)

ㅎ変則のものは下記のようなルールになります。
現在連体形は語幹のパッチムㅎをパッチムㄴに変えます。
未来連体形は語幹のパッチムㅎをパッチムㄹに変えます。
例:하얗다 語幹:하얗 意味:(とても)白い
現在連体形:햐얀
未来連体形:햐얄

広告

5. 있다/없다の連体形

最後に存在詞「있다」「없다」の連体形です。これらは動詞のパッチム有りの活用に似ていますが、過去連体形は던の形しか取りません。過去連体形は있은となったり없은という形にはなりませんのでご注意ください。

過去連体形:回想過去の던をつける(있던/없던)
現在連体形:는をつける(있는/없는)
未来連体形:을をつける(있을/없을)

6. まとめ

いかがでしたでしょうか。
韓国語(ハングル)の連体形の作り方について変則活用を含めて解説しました。

まとめますと動詞は下記になります。
  • 現在連体形は語幹に는をつける(例外はㄹ変則のみ)
  • パッチムがなければ過去連体形はパッチムㄴを、未来連体形はパッチムㄹをつける
  • パッチムがあれば過去連体形は은を、未来連体形は을をつける
  • 「ㅂ」変則は過去連体形はパッチムとって운を、未来連体形はパッチムをとって울をつける
  • 「ㄷ」変則は過去連体形はパッチムㄷをㄹに変えて은を、未来連体形はパッチムㄷをㄹに変えて을をつける
  • 「ㅅ」変則は過去連体形はパッチムㅅをとって은を、未来連体形はパッチムㅅをとって을をつける
  • 「ㄹ」変則は過去連体形はパッチムㄹをパッチムㄴに変え、現在連体形はパッチムㄹをとって는をつけ、未来連体形は語幹のまま

形容詞はこのようになります。
  • 過去連体形は語幹に던をつける(例外無し!)
  • パッチムがなければ現在連体形はパッチムㄴを(動詞の過去連体形と一緒)、未来連体形はパッチムㄹをつける(動詞と一緒)←「계시다」もここ
  • パッチムがあれば現在連体形は은を(動詞の過去連体形と一緒)、未来連体形は을をつける(動詞と一緒)
  • 「ㅂ」変則は現在連体形はパッチムとって운を(動詞の過去連体形と一緒)、未来連体形はパッチムをとって울をつける(動詞と一緒)
  • 「ㄹ」変則は現在連体形はパッチムㅎをパッチムㄴに変え(動詞の過去連体形と一緒)、未来連体形は語幹のまま(動詞と一緒)
  • 「ㅎ」変則は現在連体形はパッチムㅎをパッチムㄴに変え、未来連体形はパッチムㅎをパッチムㄹに変える
存在詞있다/없다は次のようになります。
  • 過去連体形:있던/없던(있은/없은という形は無い)
  • 現在連体形:있는/없는
  • 未来連体形:있을/없을

もし韓国語の勉強に興味を持っていただけて試験でも受けてみようかなぁ、と思っていただけたのであれば韓国語能力試験(TOPIK←トピックと読みます)とハングル能力検定という試験があります。下記で各試験の概要や試験の特徴の比較などを行っていますので、受験をお考えの方はご参照ください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

広告