韓国語で「~の」を表す「의(ウィ/エ)」の読み方/使い方を解説します!【所有格だけじゃない】

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韓国語で「~の」を表す助詞は「의」です。発音としては通常「ウィ」です。が、「ウィ」と読まれない場合もあります。

そんな摩訶不思議な「의」について解説します。「~の」なんだから、所有格でしょ?確かにそうなんですが、それだけではないんです!

*本記事は約5分で読める記事です。下記緑枠に目次を用意していますので読みたい箇所へお進みください。

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日本語の「~の」という助詞の役割

「~の」という単語はよく使いますね。普段は何気なく使いますが、どのように使われているか改めて見てみましょう。

例えば「お父さんの車」に入っている「の」の役割は「お父さんが所有している車」という意味なので、一般的に所有格と呼ばれます。これが「~の」の基本的な意味です。

捉え方を少し変えると、「~の」は後ろに来る名詞を修飾(詳しく説明)しているとも言えます。「お父さんの車」の場合は、「お父さんの」をつけることでどんな車なのかを説明しています。

この修飾の意味では「~の」は所有格だけではなく下記のような使い方もされますね!

  • 少し
  • 拍手
  • 住む街
  • 至高喜び

これらの「の」はすべて後ろの名詞(量/音/街/喜び)を修飾しています。しかし、これらの「の」は所有格を表しているわけではないですね!

このように多くの役割を担う「の」という助詞は韓国語ではどうなのでしょうか。当記事で見ていきます!

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「~の」を表す韓国語の「의」の読み方は?

「~の」を表す韓国語は「~의」です。どのように読むのかご存じですか?

의は子音「ㅇ」に母音「ㅢ」が合わさった形になっていて、発音は基本的に「ウィ」です。韓国語(ハングル)の構成や読み方については下記でご紹介しています。

韓国語(ハングル)が読めるようになります!

母音「ㅢ」は発音が少し厄介で、子音に何が来るかで読み方が変わります。原則は「ウィ(wi)」ですが、例えば子音に「ㅎ」が来た場合「희」となり発音は「ヒ(hi)」となります。「ヒゥィ(hwi)」とは発音されません。この場合、「ㅢ」は「イ(i)」の発音になっていますね。

肝心の「의」の発音を見てみましょう。

의が単語の最初の文字である場合は「ウィ」と読みます。例えば「意見」を意味する「의견」は「ウィギョン」という発音になります。ですが、「~の」を表す의の場合、最初に来ることはありませんね。この場合の「의」は「エ」となることもあり、「ウィ/エ」どちらも使われます。

辞書には、
標準発音→「ウィ」
「エ」→これも許容される
と書いているものもあります。

ですがこのブログの運営者の感覚としては「エ」という読み方の方が多い気がします。

K-POPの歌詞でも「창작 고통(創作の苦しみ)」を「チャンチャ コトン」、「시대 호통(時代の怒号)」を「シデ ソトン」というのが見られますし。

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所有格を表す韓国語の「의」

의の読み方がわかったところで実際の使い方を見ていきましょう!ほぼ日本語の「の」と同じ感覚で使えます。カッコはこのブログの運営者だったらこう発音する、ということを表します。

①누나 신발(ヌナ)
お姉ちゃん

※読み方の部分で下付き文字になっているところはパッチムの発音です。パッチムについては下記の記事でご説明しています!

これはお姉ちゃんが所有する靴ということで、モロに所有格ですね!ほぼ日本語と同じニュアンスで使われることがおわかりいただけると思いますが、韓国語では의をかなりの高頻度で省略します。省略した場合は

②누나 신발(ヌナ シ)
お姉ちゃんの靴

意味は同じですが、의をつけた場合は「お姉ちゃんのもの」であることが強調されるニュアンスです。下記も所有格の一種かと思います。

③공원 주차장(コウォ チュチャジャ)
公園駐車場

公園が所有する駐車場ということですね。こちらも의がよく省略されます。

④공원 주차장(コウォ チュチャジャ)
公園の駐車場

わかりやすいですね!

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所有格以外の韓国語の「의」

所有格以外の의も見てみましょう。

⑤새 지저귀는 소리(セ チジョグィヌ ソリ)
さえずる声

こちらの「의」は主格と呼ばれるものです。의の前のものが、後ろに来るものの主語になっているパターンです。

この例文では의のあとに用言(動詞/形容詞)の連体形が来ています。この場合は의の省略ができません。

補足として、主格の의は「~が」を表す「가」に書き換えても同じ意味です。

⑥새가 지저귀는 소리(セ가 チジョグィヌ ソリ)
鳥がさえずる声

ちなみにこの「~が」を表す助詞は、主語につく助詞として下記の記事で解説しています!

韓国語の主語につく助詞「~が(가/이)」「~は(는/은)」がわかります!

では、次の의はどんな役割でしょうか?

⑦발주서 송부(パチュソブ)
発注書送付

これは「発注書所有の送付」ではないので所有格ではないですね。「発注書が送付」もイマイチです。「発注書を送付」がしっくり来ます。これは、의の前の単語が後ろの単語の目的語になったパターンです。⑤~⑦の例文を見ると、의の前の単語は後ろの単語の主語にもなり得、目的語にもなり得ることがわかります。この例文の의も省略可能です。

使用例を続けましょう!下記はどんな役割でしょうか?

⑧최고 선물(チェゴ)
最高プレゼント

所有格でも無いし、主語にもなっていないですし、目的語にもなっていないですね。

この例における의の前の「최고(最高)」のように、程度やレベルを表す単語に의をつけると名詞を修飾する役割を与えることができます。こんな의の使い方もあるんですね!

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紛らわしい韓国語の「의」

一通り「~の」を表す의の使用例をご紹介しました。上記を理解した上で下記の例文を読んでみてください。의はどんな役割をしているでしょうか?

⑨나 방문을 그는 귀찮게 여길 것 같아요.(ナムヌ クヌ クィチャケ ヨギ コッ カタヨ)

単語)
나:僕
방문:訪問
그는:彼は
귀찮게:やっかいに
여기다:思う
것 같아요:~ことでしょう、ようです

訪問を彼はやっかいに思うようです

ここで何がまぎらわしいかわかりますか?
この文で訪問するのは誰でしょう?僕でしょうか?彼でしょうか?

答えは文脈によりどっちもありえる、です。

ここの의を主格として見た場合、「僕が訪問することを彼はやっかいに思うようです」となります。訪問するのは僕ですね!

의の前の単語が目的語である場合、「僕を訪問することを彼はやっかいに思うようです」となります。こちらの解釈の場合、訪問するのは彼です。

まとめ

「~の」を表す韓国語の「의」の読み方や使用例を解説しました。ほぼ日本語と同じ感覚で使えることがおわかりいただけたら嬉しいです。

ですが韓国語では의を省略できる場合、特に日常会話では省略されまくることを覚えておくとよいと思います!

今回、韓国語の助詞의の解説をしましたが、それ以外の助詞の説明を下記の記事でまとめています!お時間のあるときにご覧ください!

韓国語の助詞についてまとめています!

その他、韓国語の勉強方法に関する記事も多く公開させていただいています!下記にまとめていますので是非ご覧ください!

さいごまでお読みいただきありがとうございました!

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