ハムニダ(합니다)体の意味と使い方を詳細に解説【イムニダもわかる!】

2020-06-30ご自身の語学習得に関して,韓国語学習に関して基礎,文法,活用,韓国語

韓国語のプレゼンやニュースを聞いたことがあるでしょうか?聞いたことがある方、ハムニダ(합니다)体にすでに触れています!

テレビのバラエティーっぽい番組ですとヘヨ(해요)体が使われていることが多いですが、プレゼンテーションやニュースのように少しフォーマル感が強まると、ハムニダ体を使うことが一般的です。

そんなハムニダ体の意味とともに使い方、ハムニダ体の作り方を解説していきます。韓国語に興味を持たれた方、これから韓国語を勉強しようかな、とお考えの方に参考になる知識があると思います!

*本記事はすべて読むのに約12分かかります。下記の目次より読みたい箇所へお進みいただき、少しづつ覚えていきましょう!

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ハムニダ(합니다)体の意味

まずハムニダ体の意味から解説します。

ハムニダ体は韓国語の文末の形の1つで、韓国語の中で一番丁寧な言い方です。目上の方やかしこまるときに使う表現なので、上称体と呼ばれたりもします。

意味は「~します」「~です」「~なります」のように訳します。韓国語を勉強されたことのある方なら、ヘヨ体も同じ訳じゃないか!と思われるかもしれません。ヘヨ体の意味や作り方、違いや使い分けかたなんかは下記の記事で取り上げています!合わせてご参照ください!

当記事では少し詳しくこのハムニダ体を見てみましょう。

ハムニダは韓国語で書くと합니다と書きますが、本当に重要で覚えなければならない部分は「ㅂ니다(読み:ムニダ)」の部分です。場合によっては「습니다(読み:スムニダ)」となることもあります。

ハムニダというのは「する」を意味する하다(ハダ)という動詞に上称表現「ㅂ니다(ムニダ)」がついた形になっています。ハダを上称体にするときはダをとってムニダがつくという変化をするのでハムニダとなるんです。

このハダ、日本語の「野球をする」、「勉強する」の「する」と全く同じように使えます。なので使う頻度が最も高い動詞と言えます。そんな背景からこの丁寧な表現の呼び方を、ハダを上称体にした形であるハムニダ体という名前にしたのだと思います。

意味は先ほどご紹介したように、「~します」「~です」「~なります」です。

例えば野球(야구 読み:ヤグ)をします、は하다(ハダ)を使って야구를 합니다(ヤグルル ハムニダ)と言えますし、勉強(공부 読み:コンブ)します、は공부합니다(コンブハダ)と言うことができます。

これがハムニダ体と呼ばれる理由や意味です。

補足として、先ほど「ハムニダ(합니다)」の中で重要な部分は「ㅂ니다(読み:ムニダ)」の部分で、場合によっては「습니다(読み:スムニダ)」にもなると書きました。

韓国語にはパッチムという概念があり、語幹の最後にパッチムが無い場合は「ㅂ니다(読み:ムニダ)」、ある場合は「습니다(読み:スムニダ)」をつけるとハムニダ体をつけることができます。パッチムや語幹、といった文法事項は下記の記事で説明しておりますのでご興味のある方はご覧ください。

イムニダ(입니다)の意味

さて、韓国語にはハムニダと並んで有名な表現に「イムニダ(입니다)」というものがあります。イムニダは名詞の直後に置くことで、「~です」ということができる表現です。

例えば自己紹介の時に「日本花子です」と言いたい場合は「日本花子イムニダ」と言えば通じます。それ以外にも、学生(학생 ハクセン)です、と言いたい場合は「ハクセンイムニダ」と言えばオッケーです。なので、イムニダの意味は「~です」と覚えてもらえるとバッチリです。これもハムニダ並みに便利ですね。

ここでイムニダ(입니다)をすこし分解してみましょう。

これ、先ほどのハムニダ(합니다)と見比べてみると「ムニダ(ㅂ니다)」の部分がまったく一緒ですね。そしてこの「ムニダ(ㅂ니다)」はパッチムが無い時に使う表現でした。

イムニダは実はイダ(이다)という単語(指定詞といいます)に「ムニダ(ㅂ니다)」をつけて上称体にした表現なんです。指定詞というのは名詞の直後につけて「~だ」を意味する品詞のことで、これが丁寧表現(上称体)になることでイムニダの「~です」を意味する表現にすることができるんです。

これがイムニダ(입니다)の正体&意味であり、使う頻度がとても高いので、ハムニダ並みに有名な理由だったりします。

ちなみに指定詞は2つしかなく、「~だ」を意味する이다と、その否定形「~ではない」を意味する아니다(アニダ)だけです。この指定詞の活用は下記で記事にしていますので合わせてどうぞ。

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ハムニダ(합니다)体の作り方

続いてハムニダ体の作り方を見てみましょう。

ハムニダ体は動詞や形容詞につくのですが、つき方には法則があり、それを活用と呼びます。韓国語の活用はハムニダ体以外のものもあるので、数が多い&複雑※1で、とても一度に覚えられるものではないんですが、今ご紹介しているハムニダ体は比較的覚えやすいです。

※1 ちなみに韓国語の活用の種類をすべてあげると下記です。

切れている場合は横にスクロールできます。

表:韓国語の活用の種類
パッチム無しパッチムあり
正則(規則)活用正則活用
으変則活用ㅂ変則活用
르変則活用ㄷ変則活用
러変則活用ㅅ変則活用
우変則活用ㄹ変則活用
하変則活用ㅎ変則活用
어変則活用았다/없다の活用
계시다の活用
指定詞の活用

ハムニダ体を作るための法則を知るためには、語幹を中心とした韓国語の構造や用言の活用という概念を知っている必要があります。勉強を始めて間もないからそんなの知らない!という方は上の青枠でもご紹介した韓国語(ハングル)の正則活用と活用一覧表のリンクに記載しておりますのでご覧になってみてください。

語幹などを理解できましたら前準備はオッケーです。ここからはハムニダ体作りのルールをご紹介していきます。

上の表で活用の種類をすべてご紹介しました。16種類あげていますが、これらに「~고」や「~요(ヘヨ体)」、「~면」なんかがつく場合を覚えないといけないわけです。

でもさきほどお伝えしたように、ハムニダ体は変則活用であっても比較的わかりやすく、語幹のさいごにパッチムがあるかないか、そしてパッチムがあるならㄹ変則かどうかで変わるだけです。ルールをまとめると以下のようになります。

  • 語幹の最後にパッチムが無い場合 → 語幹の最後にㅂパッチムを追加して니다をつける(ㅂ니다をつける)
  • 語幹の最後にパッチムがあってㄹ変則じゃないもの → 습니다をつける
  • 語幹の最後にパッチムがあってㄹ変則のもの → 語幹の最後のㄹパッチムをㅂパッチムに変えて니다をつける

このルールだけではちょっとよくわからん!というのが自然な感想ですので、実際の動詞や形容詞を使ってハムニダ体を作る方法をいくつか見ていきます!お知りになりたいところだけを抜粋して読んでみてください!

上の表やこれからご説明するハムニダ体の作り方は、あえて一般的な本よりもやや難易度が上がった動詞や形容詞を使って解説しています。もっと易しい単語で解説して!という方は、下の方の練習問題の直前でご紹介する、このブログの運営者が使った初級レベルのオススメの本をご紹介した記事をご覧いただくのがよいと思います!

ハムニダ(합니다)体の一覧表

いきなりですが結論です。上でご紹介した用言(動詞と形容詞のこと)をハムニダ体にしたときの意味や形は下記になります。

表:色々な動詞&形容詞のハムニダ体
品詞基本形読み方意味活用の種別ハムニダ体の作りかたハムニダ体読み方
動詞①세우다セウダ立てる正則語幹にㅂパッチム追加+니다세웁니다セウニダ
動詞②서두르다ソドゥルダ急ぐ르変則語幹にㅂパッチム追加+니다서두릅니다ソドゥルニダ
動詞③섞다混ぜる正則語幹に습니다をつける섞습니다ニダ
動詞④눕다横になるㅂ変則語幹に습니다をつける눕습니다ニダ
動詞⑤불다吹くㄹ変則ㄹパッチムをㅂパッチムに変えて니다をつける붑니다ニダ
形容詞⑥질기다ギダ丈夫だ正則語幹にㅂパッチム追加+니다질깁니다ニダ
形容詞⑦서투르다ソトゥルダ不慣れな正則語幹にㅂパッチム追加+니다서투릅니다ソトゥルニダ
形容詞⑧괜찮다クェンチャンタ大丈夫だ正則語幹に습니다をつける괜찮습니다クェンチャンスニダ
形容詞⑨질다柔らかいㄹ変則ㄹパッチムをㅂパッチムに変えて니다をつける집니다ニダ
形容詞⑩까맣다ッカマッタ黒いㅎ変則語幹に습니다をつける까맣습니다ッカマッスニダ

下記でそれぞれの動詞/形容詞のハムニダ体の作り方を詳しく見ていきます。

パッチムが無い正則活用動詞세우다のハムニダ体

まず最初にご紹介するのはパッチムが無い正則活用動詞である세우다(セウダ)を取り上げてみます。当ブログでは活用の解説記事をいくつか公開しておりますが、韓国語の勉強に少し慣れてきた方にも参考になるよう、やや難しい単語を取り上げています。

세우다は計画などを「立てる」の意味です。このハムニダ体を作りましょう。

세우다は語幹が「세우」ですので語幹の最後にパッチムがありませんね。なのでハムニダ体を作るルールは「語幹にㅂパッチム追加+니다」ということになります。

語幹の最後の文字は「우」ですのでこれにㅂパッチムを追加して니다をつければオッケーです。

세우다 → 語幹:세우(語幹の最後の文字にパッチム無し)
意味:立てる
ハムニダ体:세웁니다(セウニダ) → 意味:立てます

パッチムが無い르変則活用動詞서두르다のハムニダ体

お次はパッチムが無い르変則活用動詞の서두르다です。ソドゥルダと読みます。下の方で서투르다(ソトゥルダ)という、つづりと読みが似ている単語がありますので、ごっちゃにならないよう気を付けてください。

서두르다は「急ぐ」の意味で動詞です。
서투르다は「不慣れな」の意味で形容詞です。

서두르다は語幹が서두르ですので語幹の最後にパッチムがありません。르変則と呼ばれますが、ハムニダ体を作るときはパッチム無しの正則活用の時と同様です(ヘヨ体を作るときなんかは変わります)。ルールは「語幹にㅂパッチム追加+니다」ということになります。

서두르다 → 語幹:서두르(語幹の最後の文字にパッチム無し)
意味:急ぐ
ハムニダ体:서두릅니다(ソドゥルニダ) → 意味:急ぎます

パッチムがある正則活用動詞섞다のハムニダ体

続いてパッチムがある動詞を見てみます。

まずはパッチムがある正則活用動詞である섞다(ソタ)です。意味は「混ぜる」です。

섞다の語幹は「섞」なので語幹の最後にパッチムがあり、ㄹ変則ではないですね。なのでハムニダ体を作るルールは正則活用と同じで「語幹に습니다をつける」です。

섞다 → 語幹:섞(語幹の最後の文字にパッチムがありㄹ変則ではない)
意味:混ぜる
ハムニダ体:섞습니다(ソニダ) → 意味:混ぜます

パッチムがあるㅂ変則活用動詞눕다のハムニダ体

次はパッチムありのㅂ変則である눕다(ヌタ)を見てみましょう。意味は「横になる」です。

눕다の語幹は「눕」なので語幹の最後にパッチムがあり、ㄹ変則ではないですね。なのでハムニダ体を作るルールは正則活用と同様「語幹に습니다をつける」です。

눕다 → 語幹:눕(語幹の最後の文字にパッチムがありㄹ変則ではない)
意味:横になる
ハムニダ体:눕습니다(ヌニダ) → 意味:横になります

パッチムがあるㄹ変則活用動詞불다のハムニダ体

さて、厄介なㄹ変則動詞のハムニダ体です。「吹く」を意味する불다(プダ)を例にとります。

불다の語幹は불で、語幹の最後にㄹパッチムがあります。불다のように語幹の最後にㄹパッチムがある場合はㄹ変則と考えておいてよいです。ハムニダ体を作るときのルールは「ㄹパッチムをㅂパッチムに変えて니다をつける」です。

불다 → 語幹:불(語幹の最後の文字にパッチムがありㄹ変則である)
意味:吹く
ハムニダ体:붑니다(プニダ) → 意味:吹きます

パッチムが無い正則活用形容詞질기다のハムニダ体

続いて形容詞のハムニダ体を見てみます。ルールは動詞と一緒なので、確認&復習程度に見ていただくとよいと思います。

パッチムが無い正則活用形容詞として질기다(チギダ)を見てみます。意味は「丈夫だ」です

ハムニダ体を作るルールは、「語幹にㅂパッチム追加+니다」でしたので、下記のようになります。

질기다 → 語幹:질기(語幹の最後の文字にパッチムがない)
意味:丈夫だ
ハムニダ体:질깁니다(チニダ) → 意味:丈夫です

パッチムが無い르変則活用形容詞서투르다のハムニダ体

パッチムが無い形容詞をもう1つ見てみましょう。르変則の서투르다(ソトゥルダ)です。意味は「不慣れだ」です。

動詞の서두르다(ソドゥルダ。「急ぐ」の意味)とつづりと読み方が似ているのであえて取り上げてみました。混同しないように気を付けましょう!

르変則のハムニダ体は「語幹にㅂパッチム追加+니다」がルールでした。なので下記のようになります。

서투르다 → 語幹:서투르(語幹の最後の文字にパッチムがない)
意味:不馴れだ
ハムニダ体:서투릅니다(ソトゥルニダ) → 意味:不慣れです

パッチムあり正則活用形容詞괜찮다のハムニダ体

続いてパッチムありの正則活用形容詞を取り上げます。괜찮다(クェンチャンタ)、意味は「大丈夫だ」の形容詞です。語幹は괜찮でハムニダ体づくりのルールは「語幹に습니다をつける」です。

なので、ハムニダ体は下記のようになります。

괜찮다 → 語幹:괜찮(語幹の最後の文字にパッチムがありㄹ変則ではない)
意味:大丈夫だ
ハムニダ体:괜찮습니다(クェンチャンスニダ) → 意味:大丈夫です

パッチムありㄹ変則活用形容詞に질다のハムニダ体

厄介なㄹ変則活用の形容詞版を見てみます。「(水分や水気が多くて)柔らかい」を意味する질다(チダ)です。

ちなみに「柔らかい」を意味する単語として一般的なのが부드럽다(プドゥロプタ)です。その中でも水や水気でふやけて柔らかいものが질다となります。

질다の語幹は질で、語幹の最後がㄹパッチムであり、ㄹ変則の形容詞です。ハムニダ体づくりのルールは「ㄹパッチムをㅂパッチムに変えて니다をつける」です。

질다 → 語幹:질(語幹の最後の文字にパッチムがありㄹ変則である)
意味:(水気が多くて)柔らかい
ハムニダ体:집니다(チニダ) → 意味:(水気が多くて)柔らかいです

パッチムありㅎ変則活用形容詞까맣다のハムニダ体

さいごに語幹の最後にパッチムがある形容詞を取り上げます。ㅎ変則の까맣다で、意味は「黒い」です。

까맣다の語幹は까맣で、語幹の最後にパッチムがあり、ㄹ変則ではないので、ハムニダ体づくりのルールは「語幹に습니다をつける」です。なので下記のようになります。

까맣다 → 語幹:까맣(語幹の最後の文字にパッチムがありㄹ変則ではない)
意味:黒い
ハムニダ体:까맣습니다(ッカマッスニダ) → 意味:黒いです

これまでご紹介してきたハムニダ体の作り方なんかは用言の活用と呼ばれる文法です。韓国語の活用はとても複雑なのでいっぺんに覚えるのはほぼ不可能です。本や当ブログを中心としたサイトで繰り返し活用のルールを確認して覚えていきましょう!ちなみにこのブログの運営者が初級レベルの頃に使ったオススメの本を下記でご紹介していますので、活用などを解説をしている本をお探しの方は参考にしてみてください!

当ブログの運営者が使った初級レベルの本をご紹介しています!

韓国語の用言の活用/活用語尾の練習問題

いろいろな動詞や形容詞を使ってハムニダ体の作り方や意味をご紹介しました!一度で覚えるのはとても難しいので、何度もご覧いただき少しづつ覚えていきましょう!

当ブログでは韓国語の用言の活用、活用語尾に関して練習問題を作っております。初級/初中級/中級に分けて作っています。下記のリンクよりどうぞ!

さいごまでお読みいただきありがとうございました!

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