으変則、르変則、하変則 ~ 韓国語(ハングル)の活用

2020-07-01ご自身の語学習得に関して,韓国語学習に関して学習ノウハウ,活用,韓国語情報

本記事は韓国語の不規則活用のうち으変則、르変則、하変則がわかる記事です。

韓国語(ハングル)の用言の活用について全5回に渡って取り上げていて、今回は第3回目になります。으変則、르変則、하変則は。パッチム無しの変則活用ですね。

ちなみに第1回では正則活用を、第2回ではㅂ変則、ㄷ変則、ㅅ変則、ㄹ変則を取り上げました。下記の記事に韓国語の用言に活用についてまとめています。

下記の記事で韓国語の用言全体がわかります!

本ブログにてご紹介している活用表では番号㉙まであり、第1回は正則活用の⑤番まででした。第2回は⑲~㉗番まででした。今回は⑪~⑭、及び⑰を解説させていただきます。引き続き韓国語に少し慣れた方向けとして、少々難易度が上がった動詞を使って活用例をご紹介させていただきます!また、当記事さいごには練習問題へのリンクもありますので、ぜひやってみてください!

*本記事はすべて読むのに約5分かかります。緑枠の目次より読みたい箇所へお進みください。

本記事の 「1. 韓国語(ハングルの)用言の活用の概要と活用表」と 「 2. 述語の成り立ち 」 は第1回、第2回と同じものです。すでに読まれた方はこちらの3. 으変則活用からお読みください。

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1. 韓国語(ハングルの)用言の活用の概要と活用表

『用言』と、小難しい言い方をしていますが、要するに動詞と形容詞のことです。いろいろな覚え方がありますが、日本人にとっては動詞&形容詞の変化形の4つの形(+連体形&下称体)を覚えれば良いです。

4つの変化形 : 第一語基、第二語基、第三語基、第四語基*
*は当ブログで勝手につけたものです。多くの解説は第三語基までです

4つと聞くとやれそうな気がしてきませんか?(実際はその中に不規則活用があってめんどくさいのですが……)まずは下記に表でまとめておきます。ブックマークなどしていただけると便利かと思います。表が切れている場合は横にスクロールできます。

韓国語の用言は規則的に変化する正則活用と、その規則から外れた活用をする変則活用があります。まずはまとめとして活用一覧を下記の表にまとめていますので、ブックマークなどしていただけると便利かと思います。

韓国語(ハングル)の正則活用の活用一覧表
韓国語(ハングル)の正則活用の活用一覧表

存在詞(계시다、있다、없다)と指定詞(이다、아니다)の活用一覧表
存在詞(계시다、있다、없다)と指定詞(이다、아니다)の活用一覧表

韓国語(ハングル)の不規則活用の活用一覧表
韓国語(ハングル)の不規則活用の活用一覧表

上記の第一語基~第四語基は動詞と形容詞で変化は一緒です。動詞と形容詞で変わってくるのは、連体形を作るときと下称体を作るときです。連体形と下称体については下記で解説しています。ちなみに下称体は韓国語能力試験(TOPIK)で重要です。

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2. 述語の成り立ち

韓国語での述語部分は
動詞又は形容詞の活用形(語幹) + 語
という形になります。日本語でもそうなんですけどね。 日本語での例として、「帰る」を取り上げると
帰ります
帰る
帰らない
帰った
のように使います。

このとき、「かえ(帰)」の部分が動詞の活用形(語幹)で、それ以外は語尾、ということになります。 「寝る」を例にすると、
寝ます
寝る
寝ない
寝た
となり、「ね(寝)」が語幹でそれ以外が語尾です。
上の例のように、語幹は語尾によって変わらない部分をさします。

このとき、「帰る」は「帰ります」なのに、「寝る」は「寝ります」ではないんです。わかりづらいですよね?きっと日本語を勉強している外国人はこんがらがっているはずですよ。普段は意識しませんが、日本人は知らず知らずのうちに活用の世界で生きているのです。

韓国語も同様の世界です。
話はそれますが、英語は違います。「帰る」は「get home」で、「帰ります」も「get home」なんです。便利ですよね。

話を戻すと韓国語の活用は語尾に何が来るかで形が決まり、下記の4つのうちのどれかになります。
第一語基 (動詞や形容詞の語幹にそのままつけるだけ。最もわかりやすい形)
第二語基 (語幹の最後にパッチムがあるときに으や우がついたりパッチムが脱落するもの)
第三語基 (最もいろいろ変化する形。おそらく最も難しい形)
第四語基 (当ブログで勝手につけた名称。上称体である합니다体を作る形。多くの参考書のリスニングはこの形なので第一語基の次に覚えやすい)

第一語基から第四語基に続く活用語尾にはどんなものがあるかは活用関連第一回記事のこちらをご覧いただくとよいです。

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3. 으変則活用

ここは語幹末にパッチムがなく、かつㅡ(으の横棒です)の母音で終わっている単語群の活用形態です。ㅡ(으の横棒)母音で終わっている単語、特に語幹が르で終わっているものは、으変則であったり르変則であったり러変則であったりするので慣れても迷うことがあります。

一つ一つ覚えていくしかないのでがんばって覚えましょう。

으変則活用は2パターンです。下記に順に解説します。⑪のあとに으変則のみの活用表を載せておりますので説明と見比べながら理解をしていってください。

3-1. ⑪따르다系

語幹末にパッチムが無く、ㅡ(으の横棒)母音で終わっており、かつㅡ(으の横棒)の1つ前の母音が陽母音である単語群です。もし語幹が1文字でㅡ(으の横棒)より前に母音がない場合は次の⑦쓰다系の活用をします。

⑪따르다系は第一語基と第二語基は語幹そのままでO.K.です。
第三語基は語幹末のㅡ(으の横棒)母音をㅏ母音に変えます。
第四語基は語幹末にパッチムㅂを追加します。
例) 잠그다 語幹 : 잠그 訳 : (鍵を)かける
☆第一語基
잠그고
☆第二語基
잠그면
☆第三語基
잠가요
☆第四語基
잠급니다

(下記表の左右が切れている場合はスクロールできます。)

韓国語(ハングル)の으変則活用の一覧表
韓国語(ハングル)の으変則活用の一覧表

3-2. ⑫쓰다系

語幹末にパッチムが無く、ㅡ(으の横棒)母音で終わっており、かつㅡ(으の横棒)の1つ前の母音が陰母音である単語群です。もし語幹が1文字でㅡ(으の横棒)より前に母音がない場合はここの活用群に属します(쓰다が代表例です)。

⑫쓰다系は第一語基と第二語基は語幹そのままでO.K.です。
第三語基は語幹末のㅡ(으の横棒)母音をㅓ母音に変えます。
第四語基は語幹末にパッチムㅂを追加します。
例) 애쓰다 語幹 : 애쓰 訳 : 努力する
☆第一語基
애쓰고
☆第二語基
애쓰면
☆第三語基
애써요
☆第四語基
애씁니다

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4. 르変則活用

ここは語幹末にパッチムがなく、かつ르で終わっている単語の一部の活用形態です。르で終わっている用言はだいたい르変則か러変則(第5回で取り上げます)に入ります。

르で終わっていて으変則活用する用言はあるのでしょうか……ちょっと思い付きません。ちなみに러変則は数が少なく、動詞は이르다(形容詞の러変則は3つ)のみですので、르で終わっている動詞はほぼ르変則になります。

이르다にしても意味によって르変則と러変則するものがあります。「言う」の이르다は르変則ですが、「着く」の이르다は러変則です。非常に厄介ですね。

韓国語に慣れてくると感じることとして、韓国語の語幹末にㄹを使っている単語は活用がめんどくさい!ということがあります。めげずにがんばりましょう!

さて、르変則活用も2パターンです。またしても語幹末直前の母音が陽母音か陰母音かで分類します。下記に順に解説します。⑬のあとに르変則のみの活用表を載せておりますので、説明と見比べながら理解をしていってください。

4-1. ⑬오르다系

語幹末にパッチムが無く、르で終わっており、かつ르の前の母音が陽母音である単語群です。⑪と非常に似ています。⑪との違いは第三語基のみですので、⑪を覚えておられる場合はさほど苦労は無いと思います。

第一語基と第二語基は語幹そのままでO.K.です。
第三語基は語幹末の르の前の文字にㄹパッチムを追加しさらに라をつける、というルールです。
第四語基は語幹末にパッチムㅂを追加します。
例) 가르다 語幹 : 가르 訳 : 分類する
☆第一語基
가르고
☆第二語基
가르면
☆第三語基
갈라요
☆第四語基
가릅니다

(下記表の左右が切れている場合はスクロールできます。)

韓国語(ハングル)の르変則活用の一覧表
韓国語(ハングル)の르変則活用の一覧表

4-2. ⑭부르다系

語幹末にパッチムが無く、르で終わっており、かつ르の前の母音が陰母音である単語群です。⑫と非常に似ています。⑫との違いは第三語基のみですので、⑫を覚えておられる場合はさほど苦労は無いと思います。

第一語基と第二語基は語幹そのままでO.K.です。
第三語基は語幹末の르の前の文字にㄹパッチムを追加しさらに러をつける、というルールです。
第四語基は語幹末にパッチムㅂを追加します。
例) 이르다 語幹 : 이르 訳 : 言う
☆第一語基
이르고
☆第二語基
이르면
☆第三語基
일러요
☆第四語基
이릅니다

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5. 하変則活用

ここは語幹末にパッチムがなく、かつ하で終わっている単語の活用形態です。基本形が○○하다である単語ですね。

韓国語の하다は日本語の「する」に当たる単語です。日本語では「担当する」、「出勤する」というように「○○する」という動詞が多くあります。韓国語も同様で、「담당하다(担当する)」、「출근하다(出勤する)」のように○○하다となる動詞が多くなり、それらはこの하変則活用になります。

하変則活用は⑰の1パターンのみです。下記に하変則のみの活用表を載せておりますので、説明と見比べながら理解をしていきましょう!

(下記表の左右が切れている場合はスクロールできます。)

韓国語(ハングル)の하変則活用の一覧表
韓国語(ハングル)の하変則活用の一覧表

5-1. ⑰하다系

⑰하다系の活用ですが、
第一語基と第二語基は語幹そのままでO.K.です。
第三語基は여を追加します。
第四語基は語幹末にパッチムㅂを追加します。
例) 접촉하다 語幹 : 접촉하 訳 : 接触する
☆第一語基
접촉하고
☆第二語基
접촉하면
☆第三語基
접촉하여요(하+여=해なので접촉해요とするのが普通です)
☆第四語基
접촉합니다

6. 韓国語の用言の活用が解説されている勉強本は?

ここまで韓国語の用言の活用について書いてきました。ネットのみで勉強をするのももちろんオッケーですが、本での勉強の方がはかどる!やる気が上がる!という方もおられると思います。

下記の記事で活用の解説があるオススメの本をご紹介しています。ご参考に!

活用が解説されている韓国語の勉強のためのオススメの本です!

7. 韓国語の用言の活用/活用語尾の練習問題

当ブログでは韓国語の用言の活用、活用語尾に関して練習問題を作っておりますのでここまでを覚えているかどうか、復習ついでに見てみてください。初級/初中級/中級に分けて作っています。下記のリンクよりどうぞ!

8. まとめ

今回パッチム無しの変則活用として、으変則、르変則、하変則の3種類をご紹介しました。

パッチムが無ければ不規則活用と言えども、共通した活用をします。パッチムが無い場合は第一語基と第二語基は語幹そのままで、第四語基も語幹最後の文字にㅂパッチムをつけて니다、という形になります。

この法則が共通ですので、実質覚えるのは第三語基のみです。「パッチム無しの活用がややこしいのは第三語基だけ!」とわかると活用は難しくない、と思えてきませんか?

今回韓国語(ハングル)の活用の第3回目をお伝えしました。次回は存在詞、指定詞の活用をお届けします。その他、韓国語の文法や勉強方法については下記にまとめておりますのでお時間のある時にご覧ください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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