広告

Future Perfect(Pass the MIC)の歌詞の日本語訳と読み方を解説【エンハイプン】

2022-10-14K-POPの歌詞から韓国語を学ぶ!K-pop,歌詞,韓国語

Future Perfect(Pass the MIC)、フューチャーパーフェクト(パス ザ マイク)の歌詞を、日本語に訳し、読み方をご紹介する記事です。

エンハイプン(ENHYPEN)の曲は、深い意味を持つ歌詞が特徴なので、これまでの楽曲の背景も知っておくとより楽しむことができます。

また、記事の後半では韓国語の解説もつけていますので、歌詞を知りたい方だけではなく、韓国語を勉強中の方にも参考になると思います!!

広告

Future Perfect(Pass the MIC)の歌詞の日本語訳と読み方

数字付きの赤い※印は当記事の下の方で詳細に解説しています。クリック(スマホやタブレットはタップ)いただくと解説に飛ぶことができます。

タイトル:Future Perfect(Pass the MIC)
タイトル訳:未来像(マイクはバトン)※1

Walk the line※2 I hate that line(ウォーク ザ ライン アイ ヘイトゥ ザットゥ ライン)
境界線を歩くんだ 境界線は大嫌いだ
난 깨달았어 함께 달렸어(ナン ッケダラッソ ハムッケ タルリョッソ)
僕は悟ったんだ 一緒に走ったんだ

I’ll pass the mic pass the mic(アイル パス ザ マイク パス ザ マイク)
マイクを渡すんだ 渡すんだ
You stay(ユー ステイ)
君は動かないのか
still?(スティル)
まだか
You stay? You stay?(ユー ステイ ユー ステイ)
君は動かないのか 君は動かないのか

I got pushed, pushed(アイ ガットゥ プッシュトゥ プッシュトゥ)
僕は押されたんだ
떠밀려 왔어(ットミルリョ ワッソ)
強く押されてきたんだ

꼬리표는 given and tamed※3(ッコリピョヌン ギヴン アンドゥ テイムドゥ)
悪評はつけられたもので 慣れてしまった

yeah(イェ♪)

온통 수동태 kill the past 그냥 꺼져(オントン スドンテ キル ザ パストゥ クニャン ッコジョ)
すべては受け身だった 過去を捨てろ そのまま消えてくれ

그냥 꺼져(クニャン ッコジョ)
そのまま消えてくれ
자격을 논해?(チャギョグル ノネ)
資格※4をどうこう言うか?

나는 없어(ナヌン オプソ)
僕はいないんだ
네 가두리속엔(ニ カドゥリソゲン)
閉ざされた空間には

nah(ナ)
違うんだ

바보짓은 관두겠어 이제서야 알게됐어(パボチスン クヮンドゥゲッソ イジェソヤ アルゲデッソ)
馬鹿なことはやめよう 今はわかるようになった
Give me that mic 이건 day one(ギヴ ミー ザットゥ マイク イゴン デイ ワン)
そのマイクを渡してくれ これは始まりだ

나의 발로 서길 원해(ナエ パルロ ソギル ウォネ)
僕の足で立ちたい
아닌 건 의미 없어(アニン ゴン ウィミ オプソ)
そうじゃないものは意味がない

진짜 내 목소리를 꺼내(チンッチャ ネ モクソリルル ッコネ)
本当の僕の声を出し
우리의 미래를 그려내※5(ウリエ ミレルル クリョネ)
僕たちの未来を描き出し

함께 외쳐(ハムッケ ウェチョ)
一緒に叫び
먼 훗날 먼 훗날이 완료될 그 순간(モン フンナル モン フンナリ ワルリョデル ク スンガン)
遠い将来 遠い将来が終わるその瞬間

함께 외쳐(ハムッケ ウェチョ)
一緒に叫び
너와 나 너와 나는 우리가 된 거야(ノワ ナ ノワ ナヌン ウリガ デン コヤ)
君と僕 君と僕は僕らになったんだ

다들 손을 들어[oh oh oh](タドゥル ソヌル トゥロ[オ♪オ♪オ])
全員手を上げろ
할 말 있음※6 들어[oh oh oh](ハル マル イッスム トゥロ[オ♪オ♪オ♪])
言うべきことがある 上げろ
Come on come on(カモン カモン)
おいおい
드루와 드루와(トゥルワ トゥルワ)
どうしたどうした
I’ll pass the mic pass the mic pass the mic(アイル パス ザ マイク パス ザ マイク パス ザ マイク)
マイクを渡すぞ

너를 내게 실어[oh oh oh](ノルル ネゲ シロ[オ♪オ♪オ♪])
君を乗せて
'Cause we are rule breaker[oh oh oh](コーズ ウィ アー ルール ブレイカー[オ♪オ♪オ♪])
僕たちはルールを壊していく者だから

Come on come on(カモン カモン)
ほらほら
덤벼 덤벼(トムピョ トムピョ)
かかってこい かかってこい
I’ll pass the mic, pass the mic, pass the mic(アイル パス ザ マイク パス ザ マイク パス ザ マイク)
マイクを渡すぞ
다들 손을 들어(タドゥル ソヌル トゥロ)
全員手を上げろ

Walk the line I hate that line(ウォーク ザ ライン アイ ヘイトゥ ザットゥ ライン)
境界線を歩くんだ 境界線は大嫌いだ
난 깨달았어 함께 달렸어(ナン ッケダラッソ ハムッケ タルリョッソ)
僕は悟ったんだ 一緒に走ったんだ

I’ll pass the mic pass the mic(アイル パス ザ マイク パス ザ マイク)
マイクを渡すんだ 渡すんだ
You stay(ユー ステイ)
君は動かないのか
still?(スティル)
まだか
You stay? You stay?(ユー ステイ ユー ステイ)
君は動かないのか 君は動かないのか

Will to win(ウィル トゥ ウィン)
勝利への願望
결국엔 오고 말 days(キョルグゲン オゴ マル デイズ)
結局は来てしまう日々

Look at me(ルック アットゥ ミー)
僕を見ろ
포기할 리가 없지(ポギハル リガ オプチ)
あきらめるはずがない

오히려 thanks 지적질(オヒリョ サンクス チジョクチル)
むしろありがとう いろいろ言ってくれたこと
넌 도와줬지 나의 myth(ノン トワジュオッチ ナエ ミス)
君は助けてくれた 僕の物語
“What did you say?"(ホワットゥ ディドゥ ユー セイ)
「なんて言ったの?」
질문에 대답은 언제나 “real"(チルムネ テダブン オンジェナ リアル)
質問の答えはいつだって「現実」

나의 발로 서길 원해(ナエ パルロ ソギル ウォネ)
僕の足で立ちたい
아닌 건 의미 없어(アニン ゴン ウィミ オプソ)
そうじゃないものは意味がない

진짜 내 목소리를 꺼내(チンッチャ ネ モクソリルル ッコネ)
本当の僕の声を出し
우리의 미래를 그려내(ウリエ ミレルル クリョネ)
僕たちの未来を描き出し

함께 외쳐(ハムッケ ウェチョ)
一緒に叫び
먼 훗날 먼 훗날이 완료될 그 순간(モン フンナル モン フンナリ ワルリョデル ク スンガン)
遠い将来 遠い将来が終わるその瞬間

함께 외쳐(ハムッケ ウェチョ)
一緒に叫び
너와 나 너와 나는 우리가 된 거야(ノワ ナ ノワ ナヌン ウリガ デン コヤ)
君と僕 君と僕は僕らになったんだ

다들 손을 들어[oh oh oh](タドゥル ソヌル トゥロ[オ♪オ♪オ])
全員手を上げろ
할 말 있음 들어[oh oh oh](ハル マル イッスム トゥロ[オ♪オ♪オ♪])
言うべきことがある 上げろ

Come on come on(カモン カモン)
おいおい
드루와 드루와(トゥルワ トゥルワ)
どうしたどうした

I’ll pass the mic pass the mic pass the mic(アイル パス ザ マイク パス ザ マイク パス ザ マイク)
マイクを渡すぞ

너를 내게 실어[oh oh oh](ノルル ネゲ シロ[オ♪オ♪オ♪])
君を乗せて
'Cause we are rule breaker[oh oh oh](コーズ ウィ アー ルール ブレイカー[オ♪オ♪オ♪])
僕たちはルールを壊していく者だから

Come on come on(カモン カモン)
ほらほら
덤벼 덤벼(トムピョ トムピョ)
かかってこい かかってこい

I’ll pass the mic, pass the mic, pass the mic(アイル パス ザ マイク パス ザ マイク パス ザ マイク)
マイクを渡すぞ
다들 손을 들어(タドゥル ソヌル トゥロ)
全員手を上げろ

Walk the line I hate that line(ウォーク ザ ライン アイ ヘイトゥ ザットゥ ライン)
境界線を歩くんだ 境界線は大嫌いだ
난 깨달았어 함께 달렸어(ナン ッケダラッソ ハムッケ タルリョッソ)
僕は悟ったんだ 一緒に走ったんだ

I’ll pass the mic pass the mic(アイル パス ザ マイク パス ザ マイク)
マイクを渡すんだ 渡すんだ
You stay(ユー ステイ)
君は動かないのか
still?(スティル)
まだか
You stay? You stay?(ユー ステイ ユー ステイ)
君は動かないのか 君は動かないのか

広告

Future Perfect(Pass the MIC)収録アルバムや入手方法

ここではFuture Perfect(Pass the MIC)を収録しているアルバムや入手方法をご紹介します。

Future Perfect(Pass the MIC)はエンハイプンの3枚目のミニアルバム「MANIFESTO : DAY 1」にタイトル曲として収録されています。

◯Future Perfect(Pass the MIC)収録アルバム 「MANIFESTO : DAY 1」
発売年月日:2022年7月4日
収録トラック:DISCは1枚で2曲目です

ENHYPEN 3rd ミニアルバム – MANIFESTO : DAY 1 (ランダムバージョン)

amazonで見る 楽天市場で検索 レコチョクで見る Yahoo!ショッピングで検索

アマゾンやレコチョクではFuture Perfectのみを購入することも可能です。

広告

Future Perfect(Pass the MIC)の歌詞についての詳細解説

続いてFuture Perfect(Pass the MIC)の歌詞について詳細に解説していきます。

ENHYPENの楽曲の歌詞を考える上では、彼らのデビュー過程や、これまでリリースされた曲からの背景を知っておくと良いです。なのでそのあたりをまずは解説します。

ENHYPENはデビュー前のオーディションの段階で世界中から注目された背景があります。オーディションでは、競っている人たち同士で誰がデビューに相応しいか、を指名し合った過去もあります。そのため、デビューに至らなかったメンバーから今のメンバーへ託された想いは強く、ゆえに様々なものを背負ってENHYPENは舞台に立っているわけです。

そんな背景がありますので、これまでリリースした楽曲の歌詞にはENHYPENのメンバーの苦悩や迷いが所々に散りばめられていました。

こういった経緯を踏まえてのFuture Perfectですので、日本語訳を作るのに苦労しました。

特に、歌詞に出てくる「君」が誰のことかを考えるのかが難しいです。全て君、としていますが、これは誰を指しているのかなぁと考えながら歌詞を見てみると、深みが出て面白いと思います。「君 = 自分」にも感じられますし、「君 = デビューに至らなかったメンバー」、「君 = 聞き手」という解釈もできます。

Future Perfectのその他の特徴として、歌詞に自らを鼓舞するようなニュアンスが多いことがあげられます。これまでの楽曲の「迷いや苦悩」よりも、「決意や覚悟」のようなポジティブな想いが込められているように感じます。

また、楽曲のタイトルの形がこれまでのものとは異なっていることもENHYPENファンなら気づくところでしょう(※1で説明します)。

と、いうわけで歌詞中の赤い※印について下記で詳細説明をします。歌詞の理解にご活用いただけますとうれしいです。

※1 タイトルFuture Perfect(Pass the MIC)です。ENHYPENを知っている方は少し驚いたのではないでしょうか。

と、言いますのも、これまでENHYPENがリリースしたタイトル曲は曲名に特徴がありました。下記のような曲名でした。

  • Given-Taken
  • Drunk-Dazed
  • Tamed-Dashed
  • Blessed-Cursed

すべて過去分詞形が2つ並んだタイトルだったんですよね。

反対の意味の単語が並んでいるかと思いきやそうでもなかったりして、意味深で特徴あるタイトルでした。

今作は曲名がFuture Perfectということで、その特徴を踏襲しませんでした。デビューから1年と少し経ち、メンバーの進化を意味していると推察します。

前置きが長くなりましたが、Future Perfectは未来完了形、の意味です。英語の時制の概念で、日本語には無いものなので少しわかりづらいです。

未来完了形は「想像している動作が未来には成し遂げられているはず」であるときに使います。つまり、ENHYPENのメンバーが描いている未来像が、将来的に成し遂げられている、ということです。なのでポジティブなイメージを持ったタイトルです。「未来像」と和訳にしました。

Pass the micは、直訳としては「マイクを手渡す」です。K-POPアーティストにとってはマイクは大切な商売道具の1つでしょう。

それを手渡すということは、いろいろな意味を込めて「次は君の番だよ」とバトンを渡すニュアンスかと思います。

※2 Walk the lineの部分です。「線上を歩く」の意味です。注目いただきたいのはthe lineです。lineにtheがついています。theがつくと、以前に話に出たことのあるもの、を暗示します。

以前に出てきた「線」で思い浮かべるのは、これまでリリースした楽曲Given-Taken、Drunk-Dazed、Blessed-Cursedで出てきた「境界線」です。韓国語では경계선(キョンゲソン)です。

デビューできるかできないかの境界線にいたENHYPENのメンバーにとって、明暗を分けたこの線は楽曲にたびたび登場しますので、特別な意味のあるものなのでしょう。

そういった意味がここのtheに込められていると感じます。

※3 given and tamedの部分です。giveは「与える」、tameは「飼い慣らす」であり、双方とも受動態になっているので「与えられ 飼い慣らされた」というのが直訳です。tamedは聞き取りづらいのが残念ですが。

ここの表現も以前の楽曲と深く関係しており、Givenはデビューアルバムのタイトル曲「Given-Taken」から、Tamedは1枚目のスタジオアルバムのタイトル曲「Tamed-Dashed」から来ていると思われます。

この2曲の歌詞の日本語訳や読み方をご紹介した記事へのリンクを下記に貼っておきます。

※4 자격(チャギョク)の部分です。資格を意味します。

ホントに資格でいいのか??と迷いながら書きました。

この次に来る単語「논해(ノネ)」は直訳すると「論ずる」ですので、シリアスなニュアンスが出ています。ここは「君」に向かって言っているわけですが、歌詞全体として「君 = 自分」であり、「デビューに至らなかったメンバー」でもあり、「聞き手」でもあるわけで、資格が何を指すのか理解するのが難しいです。

ここまで書いてきた背景を考慮すると、「歌う」資格や、「恵まれた環境にいる」資格、「挑戦する」資格、といったような解釈が考えられるかな、と思います。

※5 그려내(クリョネ)の部分です。ここには2つの単語が隠れています。

1つ目は動詞「그리다(クリダ)」です。意味は「描く」です。

2つ目は補助動詞「내다(ネダ)」です。「〜しきる、やりきる」のニュアンスを表します。

なので그려내は「描き出す」などの日本語訳になります。

※6 할 말 있음(ハルマル イッスム)の部分です。すこし難しい文法を解説します。

前半2文字「할 말」は「言うべき」の意味で、「있」は「ある」の表す存在詞という品詞です。

ここで取り上げたかったのは、最後の1文字「음(ウム)」です。これは存在詞や動詞につく表現で、名詞化や、プレゼン資料での文末表現化の働きがあります。ここでは文末表現化の役割です。

文末表現化とはあまり言わない言葉ですね。イメージを挙げると、日本語ではプレゼン資料などで「AよりBが高くなる」や「顧客Cに営業をかける」という表現が使われ、動詞で終わっています。

韓国語でのプレゼン資料では、存在詞のまま終わる、ということはあまりなく、動詞で終えたい場合は음(ウム)やㅁ(厶)で文末を締めくくります。

パッチムがある場合は음を、無い場合はパッチムとしてㅁをつける、という使い方をします。

広告

ハングルを読むには

当記事ではFuture Perfect(Pass the MIC)の歌詞の読み方、意味の解説をしました。

ENHYPENに限らずですが、K-POPの楽曲は、ご自身で韓国語(ハングル)歌詞が読めるようになるともっと楽しいです。

ハングルは一定のルールに沿って書かれていますので、ルールを知ってしまえば読むことは難しくありません。

下記でハングルの読み方について詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

広告

ENHYPENの別の曲も素敵ですよ〜

Futuer Perfect(Pass the MIC)以外のENHYPENの楽曲、さらにはその他のK-POPアーティストにも素敵な楽曲はたくさんあります。

下記でK-POPアーティストの楽曲をまとめて記事にしておりますので、気になるものはぜひご覧ください。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。

広告

2022-10-14K-POPの歌詞から韓国語を学ぶ!K-pop,歌詞,韓国語

Posted by 語学ぱぱ